ここ最近のおしゃれメンズの足元アイテムと言ったら、サイドゴアブーツだろう。
歴史こそ長いものの、ここ最近の加熱ぶりには目を見張るものがある。
様々なブランドが、様々な形のブーツを出す中で、どのブーツを選んでいいのか悩んでいる方も多いだろう。
この記事では、おすすめのブランド20選と、ブーツの選び方を徹底的に解説していく。
この記事を読み終わる頃にはお気に入りのサイドゴアブーツが必ず見つかるだろう。
サイドゴアブーツとは何?
サイドゴアブーツの特徴としては
- ゴア(ゴム素材を織り込んだマチ)がサイドにあり、脱ぎ履きしやすいブーツ
- くるぶしから足首全体を覆う形のものが大半
- 防水素材のものが多くワークブーツのイメージが強いが、実は起源はフォーマルシーンのためのブーツ
近年、レディース、メンズ問わずブームのサイドゴアブーツだが歴史は19世紀まで遡り、ルーツも格式の高い英国王室に由来することから、フォーマルな場面での着用も選択肢に入るだろう。
サイドゴアブーツの選び方
そんなサイドゴアブーツの選び方だが、大まかに書いて下記の点にフォーカスして選びたい。
- 汎用性の高いデザインか
- パンツの丈に合わせる
- つま先の形状で選ぶ
- カラーで選ぶ
選択肢が多いが故に、なかなか自分のお気に入りの形に辿り着くのは難しいが、
上記の選び方をより詳細に説明していきたいと思う。
まずは汎用性の高いシンプルなデザインがおすすめ
まずは汎用性があるか、そうではないかが一つ大きなポイントになるだろう。
カジュアルな場面だけでなく、フォーマルな場面でも着用可能なブーツでもあるので、
汎用性を重視して、サイドゴアブーツを選んでみてはいかがだろうか。
パンツ丈に合わせて選ぶ
次に考えたいのは、手持ちのパンツとの相性だ。
くるぶし丈のパンツに合わせるのであれば、ある程度ハイカットのものから、ローカットまで選択肢に入るだろう。
また、スキニーパンツや、タイトジーンズを履くのであれば、ロールアップしたり、裾をブーツの丈に合わせるのが良いだろう。
基本はくるぶしより少し上まで覆うもの
サイドゴアブーツの中には、くるぶしくらい高さのものもあるが、
上記の通り汎用性や合わせられるパンツの幅を考えるとくるぶし上まで覆われた形のサイドゴアブーツを選択するのが良いだろう。
ロールアップする場合は短め丈を選ぶ
パンツをブーツに被せずにロールアップをする時に気をつけたい点は、パンツの丈を短めのものにするという点だ。
理由としては
- あまりに長いパンツでは、ロールアップした際にボリュームが出過ぎる
- 足元がだぶついてしまい、ブーツのシルエットの邪魔になる
ロールアップしてブーツを強調する時は、パンツの丈に注意しよう。
つま先が尖ってない「ラウンドトゥ」を選ぼう
次はつま先の形から、ブーツを選んでいきたいと思うが、これに関しては断然「ラウンドトゥ」を推していきたい。
理由としては
- フォーマル、カジュアルどちらの場面でも履くことができる
- パンツの選択肢の幅が広がる
- 全体のコーディネートとして、足元がおしゃれな雰囲気になる
以上からもぜひ最初のサイドゴアブーツは「ラウンドトゥ」を選んでいただきたい。
ブラックかブラン系が無難
カラーはブラック、ブラウン系の選択が無難だろう。
ブラック
- どの色ともコーディネートしやすい
- ワントーンで綺麗にまとめることも可能
- ブラックのレザーなどが使いやすい
ブラウン
- パンツのカラーを問わず合わせやすい
- 季節感など出しやすい
- ブラウンのスエードが足元をおしゃれにまとめてくれる
どちらの色もコーディネートしやすく、汎用性も高いので、
最初はブラックもしくはブラウンのサイドゴアブーツがおすすめだろう。
サイドゴアブーツおすすめブランド
サイドゴアブーツを選ぶ際の注意点に関して記載したが、
ここからは、実際のブランドを上げてサイドゴアブーツを紹介していきたいと思う。
サイドゴアブーツのブランドとしては
- ブーツメーカー
- ハイブランド
- 革靴メーカー
などが上げられる。
ここからはおすすめブランド20選から選りすぐりのサイドゴアブーツを紹介していきたい。
クラークス(Clarks)
ワラビーやデザートブーツで人気のクラークスのサイドゴアブーツ。
重たくなりがちなブーツを独自の視点で履きやすく、歩きやすくした逸品。
ジャランスリワヤ(Jalan Sriwijaya)
インドネシアの高級靴ブランド。
その品質はイギリス、イタリア産の高級革靴とも引けを取らない。
リーズナブルにもかかわらず最高品質の革が堪能できる
サンローラン(Saint Laurent)
言わずと知れたフランスの高級ブランド、サンローラン。
ブランドとしての魅力もさることながら、上品なスエード生地と派手すぎない風合いがとても魅力的なサイドゴアブーツだ。
ブラッチャーノ(Bracciano)
リーズナブルな靴で、日本人足の規格にもよく合うと定評のブラッチャーノ。
長靴のような、防水加工のサイドゴアブーツ。
雨の日や悪天候でも遠慮なく履ける点が魅力的だ。
ジョージコックス(GEORGE COX)
ラバーソールでお馴染みのジョージコックス。
1900年代にイギリスで創業、ロックスターやパンクバンドに愛されてきたブランド。
こちらはステッチが特徴的なサイドゴアブーツだ。
ブランドとしても歴史が長く、品質にはまず不安はないだろう。
ドクターマーチン(Dr.Martens)
ドイツ発祥の革靴のブランド。
ジョージコックス同様に多くのバンドマンに愛されたブランドで、
昨今ではレディースなども非常に人気のブランドだ。
イエローのラバーソールが存在感のある、カジュアルなサイドゴアブーツ
ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)
日本最大手のセレクトショップ、ユナイテッドアローズ
そちらのプロダクトラインのサイドゴアブーツがこちらだ。
フォーマルなシルエットだが、防水性も兼ね備えており、雨の日のスーツや、フォーマルな場面に活躍の機会がありそうだ。
レッドウィング(RED WING)
アイリッシュセッターでお馴染みのレッドウィング。有名タレントや、デザイナーもコレクターとしてお馴染みである。
そんなレッドウィングのサイドゴアブーツはローカットのものを紹介したい。
クッション性の高いソールが、安心して履けるブーツだ。
チャーチ(CHURCH’S)
イギリスの老舗靴メーカーのチャーチ。
足元をワンランク上のレベルに押し上げてくれる逸品だ。
上質なヌバック素材は耐久性にも優れており、長く履くには最高のブーツだろう。
ムーンスター(MoonStar)
1800年代に創業された、日本の靴メーカー。
6ヶ月製品保証など国産ならではのサポート体制がありがたい。
紹介するブーツはサイドゴアブーツとしては珍しい、キャンバス地のブーツ。
素材の履きやすさもさることながら、日本人の足の形を考慮した靴作りが嬉しいブーツだ。
ダナー(Danner)
アウトドアブーツの盟主ダナー
創業以来、アウトドアシーンの足元を支えてきた老舗だ。
サイドのゴアは他のブーツよりも伸縮性に富んでおり、砂利や、土、水が入りにくいよう履き口を狭くしているのが特徴だ。
ブランドストーン(Blundstone)
サイドゴアブーツを多種扱っており、カラー、素材、
ハイ、ローなど選択肢が最も多いのがこのブランドストーンであろう。
ブランドストーンはオーストラリアのブランドで、ゴアのカラーや皮の材質、カラーなど選択肢が非常に多い。
紹介しているシックなサイドゴアブーツの他にも、多くのサイドゴアブーツを販売しているのでぜひそちらもチェックしていただきたい。
バーウィック(Berwick)
スペイン生まれの革靴メーカーバーウィック。
高品質ながら、リーズナブルに手に入るのが大きな特徴だ。
上品なブラウンのスエードが秋口の足元を彩る最高級のブーツだ。
リーガル(REGAL)
国産靴の王様リーガルからもサイドゴアブーツは販売されている。
品質も去ることながら、日本製ということもあり履きやすさや、信頼性も申し分なしのブーツだ。
サンダース(SANDERS)
英国生まれのブランドサンダース。
歴史と伝統を感じさせるデザインと、革の重厚感がたまらない。
価格は今回紹介したブーツの中では少し高めだが、それに見合ったスペックと品質だろう。
パラブーツ(Paraboot)
創業100年を誇るフランスの靴メーカー
独自に開発した、ラバーソウルが定評な老舗ブランド。
ステッチが特徴的で、レザーも独特の風合いのあるブーツだ。
ジ・オニツカ(THE ONITSUKA)
スニーカーメーカーのオニツカタイガーから発表されたアパレルライン。
履きやすさはもちろん、スタイリッシュなデザインにも注目したい。
ブッテロ(BUTTERO)
イタリア語でカウボーイを意味する「ブッテリ」から着想をえたブランド。
独創的なデザインが、話題のブランドだ。
ソールが大きめで存在感のあるフォルムが美しいブーツ。
エンデヴァイス(endevice)
日本のシューズメーカーから発信されたブランド。
リーズナブルだが、特徴的でインパクトのあるデザインが魅力的だ。
ソールの凹凸が男らしさを強調する、強めのブーツ。
シャカ(SHAKA)
スポーツサンダルやアウトドアブーツのメーカー、シャカ。
悪天候の中でもしっかりグリップしてくれそうなソールが印象的だ。
おしゃれなサイドゴアブーツを選ぼう
ここまでサイドゴアブーツの選び方と、おすすめブランド20選を紹介してきたが
お気に入りのブランド、デザインは見つかっただろうか。
サイドゴアブーツは使用できる場面が多いので、ぜひ一足は持っておきたいマストアイテムだ。
気になるブランドはすぐにでも購入を検討していただきたい。