トヨタ・RAV4のルーフをぶった切ってピックアップに!
トヨタ東京自動車大学校が製作した「RAV-Road」。たまたまベース車として入手できたのが左ハンドル車だったらしい。
SUVの屋根をぶった切って、ピックアップにしよう。そんなぶっ飛んだ発想ができるのは、やはり何ものにも囚われない若者の特権か!?
専門学校のトヨタ東京自動車大学校の学生が作ったのは、RAV4ベースのピックアップトラック。ルーフのないボディ後方にはアウトドアギアが無造作に突っ込まれていて、ワイルドな発想とタフそうな見た目にバッチリ合っている。
しかも彼らは、後席部分までルーフを取っ払ってしまった。考えてみれば、ジープ「ラングラー」の祖である軍用車は、人も荷物もササッと積めるように幌がないし、だからラングラーにも幌を取っ払えるソフトトップ仕様がよく設定されていたっけ。
前席はルーフが付くが、後席は屋根なし! その背後にアウトドアギアを満載した荷台が備わる。
そう考えると、ルーフを取っ払うというのは、ワイルド化カスタムとしてはむしろクラシック仕様!?
まあ、そんな小難しく考えなくても、これだけ格好いいのだ、若者の慧眼に拍手するほかない。
人気のピックアップは、よりワイルド化して差別化を
大きなタイヤを収めるためリフトアップされた「グラディエーター ルビコン」。サイドミラーがボディ同色にしているなど、繊細なカスタマイズにも注目だ。/タイガーオート
デビュー直後の初回分400台は、わずか3カ月で完売。
ピックアップトラック文化のない日本でも、格好良ければカタチも大きさも関係ないってことを示したようなジープ「グラディエーター」だが、今後同車がますます増えていくと、どうやって他人と差別化するかが課題になりそう。
そこで東京オートサロン2023でもいち早く、ひとつの方向性が示されていた。それがタイガーオートのカスタマイズした「グラディエーター ルビコン」だ。
3インチアップされた足元には大径の24インチホイールを収めている。
インチアップされた足元のほかに、サイドミラーをボディ同色にしたり、マフラー4本をサイド出しに、ホイールとサスペンションを同色で統一するなど、細かいこだわりで、タフでワイルド、そしてクールなグラディエーターに仕上げられている。
王道ピックアップを素のまま乗るのも格好いいけど、他人と差別化したくなったら、こんなワイルド化がいいんじゃない?