
“質実剛健”を代名詞に、アメカジ好きから高い支持を得ている「フィルソン」。クラフトマンシップやヘリテージ感を残すアイテムの数々は今なお色褪せぬ魅力を放つが、ときに日常着とするにはややオーバースペックなことがあるのも事実。
そんなジレンマを見事に解消した「ジャパン エクスクルーシブ コレクション」が2026年春夏にローンチしたことをご存知だろうか? レショップの立ち上げでも知られる金子恵治氏をディレクターに招き、「引き算」と「機能美」をキーワードに、日本の気候に合わせて生地やデザインを再構築。
“街に溶け込む”スタイルへと進化した新コレクションは必見だ。
ポケット数を削り、尾州ウールで仕立てた「新定番」
「マッキノー モデルA:ザ ミニマリスト」6万4900円/フィルソン(デイトナ・インターナショナル @filson.japan)
フィルソンといえば「マッキノークルーザー」を思い浮かべる人も多いはず。そんな定番のアイコニックなデザインを“削ぎ落とす”ことで生まれたのがこのジャケットだ。
マッキノークルーザーを象徴する多数のポケットが廃され、左胸のフラップポケットのみに変更。このひと工夫でより洗練された印象に。都会で違和感なく活躍してくれるはずだ。

上品さを宿したデザインとは裏腹に、生地はフィルソンならではのタフさも備えている。愛知県・尾州で織り上げられたミリタリー由来の高密度のウールギャバジンを採用。強度があるからこそ生み出されるハリとドレープ感が、完成されたシルエットの美しさをより際立たせている。
まさにフィルソンが培ってきた骨太感を都市生活者向けに進化させており、早くも「新定番」になる予感がぷんぷんと香る。まさに本コレクションを体現する一着と言えるだろう。
移動を贅沢にする“育てる一着”
「マッキノー モデルB:ザ ユーティリティー」6万4900円/フィルソン(デイトナ・インターナショナル @filson.japan)
よりアクティブに動きたい人には、こちらのジャケットをおすすめしたい。“移動”をテーマにしたモデルで、左右の胸ポケットはクルマやバイクに乗っている際もアクセスしやすいように配置が計算されている。
素材は高密度のオーガニックコットンを採用し、長く愛用するほどに“アタリ”が生まれる。また、日本の伝統技術である「近江晒(おうみざらし)」加工を施し、長年着込んだようなヴィンテージ感があるのも特徴だ。ドライなタッチで高温多湿な日本の気候でも快適に着られるのがうれしいところ。
日常の移動を“服を育てる”特別な時間に変えてくれる一着だ。
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