▶︎すべての写真を見る 「BODY CHANGER」とは…… 暖かい日も増えてきて、気になってくるのが冬に溜め込んだ脂肪や、ゆるんだボディラインだ。
今回はわずか10カ月でなんと48kgも痩せたという、クイズ作家の古川洋平さんに、理論に基づくボディメイク術とリバウンドしないためのコツを聞いた。
話を聞いたのはこの人! 古川洋平●クイズ作家。「パネルクイズ アタック25」「タイムショック」の高校大会で優勝。2014年にクイズ作家としてデビューし、テレビ番組やゲーム、イベントなどでクイズを作成。著書に『-48kgでもリバウンドなし。別人に生まれ変わる クイズ王式ダイエット』(幻冬社)など。175cm、75kg。
子供の頃から食がストレス発散だった
――10カ月で112kgから64kgに減量されたというのは驚異的でした。 もともと子供の頃からずっと太っていたんです。おやつはそんなに食べなかったのですが、母の作るご飯がおいしくて、めちゃくちゃ食べていた。さらにいじめられっ子だったので、嫌なことがあると、家に帰ってご飯を食べて発散していました。
だから、ご飯を食べている間だけは幸せみたいな気持ちがインプットされていて、社会人になってもストレスの解消といえば“食”。そうしたら社会人1年目には100kgを超えていました。
100kg台の頃の古川さん。
――何がきっかけで痩せようと思ったのですか?
理由はいくつかあります。
1つ目はTwitterにアップした4〜5年前の写真にファンの方が「痩せてて、若くて格好いい!」とコメントをくれたことです。
その時期も100kgを超えているんですですけど(笑)、アップしたときよりも5、6kgは痩せていたんですよね。そのときに昔は良かったと言われる人生を送るのは嫌だなと思ったんです。
――なるほど。 2つ目はちょうどコロナ禍でイベントや会食がなくなり、時間ができたことです。
ランニングや筋トレはもちろんチャレンジしたことがあったのですが、苦しくてまったく続かなかった。
そこで「ゲーム性のある運動じゃないとできない」と医師に伝えたところ、勧められたのがニンテンドースイッチの「リングフィット アドベンチャー」でした。
――ゲーム感覚でフィットネスができるやつですよね。 そうです。ただ、ずっと買ったまま放置していたのですが、コロナ禍で時間もあるし、ちょっとやってみようかなと思ったんです。
そうしたら1日目に見事に体重が減りまして。「すごい痩せるじゃん! デブってすごい!」と感動して2日目もやったら、さらに減った。
このまま痩せ続けよう!と思ったのですが、3日目に焼肉を食べに行ったら1日目よりも太ったんですよ。「もうめちゃくちゃだ。やめだ、やめ!」ってなりかけたんですけど、「あれ? ということは、運動よりも食事のほうが大事なんじゃないか?」って気付きまして。
――でも、いきなり食事を変えるのもきついですよね。 そうですね。もし最初に食を変えようと思っていたら続いていなかったかもしれません。ただ、苦手な運動を先にやったことによって、食を変えるほうが手っ取り早いというお得感を感じたんですね。
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