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「消費カロリー>摂取カロリー」は痩せる鉄則



――では、どんなことから始めたのでしょうか?

100kg以上太っている人は、これまで何回かダイエットをしようと思ったことがあるはずです。僕も痩せたいと思って、野菜をいっぱい食べる日とか、食事を少なくする日とか闇雲にやって、結局うまくいかずにキレ食いして失敗、なんてことを繰り返していました。

つまりダイエットに失敗する人って、一生懸命やろうとして、生活を極端に変えてしまう人なんです。

そこで「がむしゃらな努力をしたくない」をテーマに、期間は決めずに目標体重だけを設定して。まずは徹底的にダイエットについて調べました。

――クイズ王っぽいですね(笑)。

そうですね(笑)。世の中にはダイエットに関する論文やメタ分析が溢れていますし、YouTubeには論文紹介や筋トレユーチューバーの方がたくさんいる。そういうもので片っ端から学んでいくと、脂質をメインに食べる派の人や糖質をとらないとリバウンドすると言う人など、いろいろな派閥の人に出会うわけです。

主張は違っていても、全員に共通するポイントがありまして。僕はそれこそが真理じゃないかと思って、共通点だけをノートに書き出しました。

 ――どんな真理なのでしょう?

声を大にして言いたいのは「消費カロリーが摂取カロリーを上回ったら痩せる」ということです。

 ――割と当たり前のことですね。

と思うでしょ? だけど多くのダイエッターが分かっていると言いながら、なかなか実践できていないことなんです。だからなんとなく体に良さそうだからと、ハイカロリーのドレッシングをかけて、サラダを食べるなんてことをするんです。

ダイエットを成功させるには、理論上正しいことをするのが大切です。だから僕は今でも、サラダを積極的には食べません。

ジャンクな食事は代用できる

――野菜だからヘルシーではないということですね。では、古川さんは何から始めたのですか?

いきなり食事量を落とすのはきついので、まずは量をあまり変えず、食材をヘルシーなものに変えました。

主食に取り入れたのは大塚食品の「マンナンヒカリ」。こんにゃくの粒をご飯に見立てたもので、これを米と一緒に炊くと普通のご飯と比べて糖質とカロリーが30%カットできます。こんにゃくなので、食物繊維もたくさんとれるのもポイントです。

マンナンヒカリで作ったカオマンバイ。

マンナンヒカリで作ったカオマンガイ。見た目はほとんど白米と変わらない。


それと「綾鷹 特選茶」。食物繊維のような働きをする難消化性デキストリンが5g入っているので、食前に飲むと、白米を食べても血糖値が上がりづらくなる。ほかにも入っている商品がありますが、僕は綾鷹がおいしくて気に入っています。
 


おかずの代表格は鶏肉ですね。胸肉が良いとされていますが、実はカロリーはモモ肉とそんなに変わらなくて、皮付きの胸肉を食べるぐらいなら、皮なしのモモ肉を食べたほうが良い。
 
鶏肉のししとう炒めは得意料理。

鶏肉のししとう炒めは得意料理。


あと脂質が少ないと手がカサカサしたりするので、卵を摂取しています。食品にバランスよくアミノ酸が含まれているかどうかを表すアミノ酸スコアというのがあるのですが、卵は100と言われています。

だから、脂質が足りないと思ったら、茹で卵を1個食べるといい。魚介類では、魚だと脂質の少ない白身や赤身、その他だとたこ、いか、えび、貝などを食べます。これらの食事は、今も積極的に取り入れています。

――太っているときはジャンクな食事もお好きだったと聞きましたが、無性に食べたいときはどうしていましたか?

これも結構代用ができるんです。例えばカレーなら、大塚食品が「マイサイズ」という100kcalで食べられるレトルトカレーを出してくれている。ボンカレーを作っている会社ですから、味もおいしい。

あとは通販でフィットネスハンバーグというのが売られていて、タンパク質がめちゃくちゃ入っているのに、脂質がほとんど含まれていない。脂質の少ないイングリッシュマフィンに、このハンバーグとトマトとレタス、ケチャップハーフをかければハンバーガーでもダイエット食になります。


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