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2023.01.09

時計

ラグスポ時計の完成形「ノーチラス」。パテック フィリップの名作復活に歓喜!

K18WGケース、41mm幅(10-4時方向)、自動巻き。938万3000円/パテック フィリップ(パテック フィリップ ジャパン 03-3255-8109)

K18WGケース、41mm幅(10-4時方向)、自動巻き。938万3000円/パテック フィリップ(パテック フィリップ ジャパン 03-3255-8109)

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憧憬、野心、大志。その象徴であり続ける腕時計。それが、ラグジュアリースポーツウォッチの嚆矢であり完成形と称されるパテック フィリップの名作「ノーチラス 5711/1」だ。

SS製ケース&ブレスレットにブルー・ソレイユダイヤルを採用した、世界で最も人気のある腕時計のひとつ。男なら一度は所有を夢見たことがあるだろう。だからこそ、昨年の製造中止の知らせに頭を抱えたことは想像に難くない。

しかし、である。去る10月18日、そんな我々を救う朗報が届いたのだ。それは、ほかでもない新作「ノーチラス 5811/1」の発表である。

我々のもとに再び帰ってきた名作がひと際眩しく見えるのは錯覚ではなかった。外装には新たにK18WGが採用され、ケース幅は1mmサイズアップ。

初代モデルをトリビュートして、前作まで標準的だったスリーピース構造のケースから裏蓋のないツーピース構造へ回帰。ブレスレットには2mmないし4mmの調整可能な折り畳み式バックルを採用。

ダイヤルはあの美しいブルー・ソレイユだ。舷窓から着想を得た八角形のケースフォルムと両サイドに“耳”を備えたアイコニックなデザインが確かに存在感を増しているのだ。

1976年に誕生した初代モデルをトリビュートしたという新作時計にはさまざまな美点がある。だがここではそれを語るよりも、まずはこの“名作の復活”というセンセーションに、心からの喜びと安堵の意を示したい。

※本文中における素材の略称は以下のとおり。K18=18金、WG=ホワイトゴールド

村本祥一(BYTHEWAY)=写真 小山内 隆、髙村将司、安部 毅、増山直樹、戸叶庸之=文

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