優れたルックスと機能性で天才芸術家も愛用
——ピカソが愛用したと伝えられていますが?鉛筆削りに使っていたと聞いています。また、一部の彫刻でも用いたとか。海外ではナイフが身近なんです。特に「オピネル」は手に入れやすいプライスと可愛らしいデザインで愛され、もはや日用品レベルのようです。
——日本のキャンプシーンに適しているモデルはなんでしょう?錆びにくく切れ味バツグン、メンテナンスの手間が少ないステンレスナイフが良いでしょう。サイズはブレード長約85mmの#8が万能。刃物の扱いに慣れていない人にもオススメできます。
——愛用するうえで、注意点はありますか?とても多くのお問い合せを頂く“油漬け”について。本来はヒンジ部分の可動を改善したり、木製の柄に防水性を持たせたりするためのカスタムなのですが、「オピネル」には不要です。むしろ、柄が膨張し、刃の出し入れを妨げる恐れ大。推奨できません。また、ふだんから無意味に持ち歩くのはNG。銃刀法や軽犯罪法に触れるので気をつけてくださいね。
——メンテナンスはどのように?基本的にあまり気を使わなくて問題ないですが、保管は水気を取り、なるべくドライな場所で。乾いた後、刃とリングにオイルをさすのもポイントです。本国の担当者は食品に使用される油を推奨しています。丈夫なステンレスナイフとはいえ、経年変化は避けられません。刃が欠けたり、極端に切れ味が下がったりしたら買い替えのご検討を。
ステンレスナイフのメンテナンスのコツ
●ポイント1「あまり切れないと感じたらシャープナーで回復」 ●ポイント2「刃が出にくくなったら、柄を軽く打ちつけて」
アウトドア文化が根付き、ナイフに抵抗の少ないアメリカとヨーロッパでは、生活必需品級に浸透している「オピネル」。日本でもキャンプ人口の増加により、グングン注目度を高めている。
ビギナーから玄人まで満足できること請け合いの折り畳みナイフ。さまざまなシーンで活躍するから、外遊び愛好家なら一本は持っていたいものだ。
【取材協力】 ハイマウント03-3667-4545
Hiroyuki Yamada=写真 金井幸男=取材・文