特集
OCEANS Fashion X Talk
整えるためのメニュー1
「腰・体側部をほぐす」
両腕を固定する輪っかとしてバンドを3~4重に。肩幅で立ち、両腕を頭上へ伸ばしたら準備OK 。イラストのようにゆっくり腰をひねりながら上体を右へ倒し、そのまま上体を左方向へ水平移動して再び両腕を頭上へ。両腕と背すじをしっかり伸ばしたまま、回旋するイメージだ 。腕の固定で動作がしやすくなり腰と体側部を驚くほどほぐせる。
整えるためのメニュー2
「肩甲骨をほぐす」
肩甲骨のこわばりをほぐすために、カラダの前でバンドの端を握ってスタンバイ。両手の間隔は狭いと難しいメニューなので、なるべく広めに取る。次にイラストのように右手を上げて、今度はバンドがカラダの後方にくるように右手を下ろす。同じ要領で左手を上げ、元の姿勢に戻る。胸を張り、バンドは常にピンと伸ばして取り組むのがコツだ。
整えるためのメニュー3
「下半身全体をほぐす」
仰向けの姿勢から、片手で握ったバンドを片足に掛けて脚を上へ。バンドの強度は伸びた脚が心地良い程度が理想。両肩を床につけたまま、上げた脚を股関節を開きながらゆっくり外側へ、足が地面につくまで倒していく。再び脚を上へ戻して今度は腰をひねりながらゆっくり内側へ、足が地面につくまで倒す。これを左右で行う。ハムストリングスにふくらはぎ、中臀筋、内転筋がしっかりほぐせる。
整えるためのメニュー4
「股関節・膝関節・足首をほぐす」
直立姿勢から、片手で持ったバンドを片足に掛けてそれをブラブラブラと左右に大きく振るというシンプルなもの。日頃積極的に動かさない股関節から膝関節、足首を緩めてほぐすことができるストレッチで、運動前にやると格段に高い“腿上げ”が可能になり、日常では快適な歩行が実感できる。とにかく脚を脱力することが重要で、効果も大きく変わる。
整えるためのメニュー5
「太腿表側をほぐす」
長時間のデスクワークの悪影響でこわばりがちな大腿四頭筋をじっくりほぐすメニュー。イラストのようにうつ伏せになって行うのでバンドの通し方だけがややこしいのだが、床に膝をついて行えば案外簡単。両足首に掛けたバンドを背中を通して、頭のあたりで握るイメージ。足首からバンドが抜けないよう調整して握り、あとはしっかり伸ばすだけだ。
まさに自在のゴムバンド。とかく単調になりがちな自宅エクササイズには、こんな相棒が最適かも知れない。場所を取らないというのも、うれしいポイントでは?
藤本晃司=イラスト
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