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太った自分も悪くない。隠れた魅力に気づく「自己肯定感」の高め方

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特集「37.5歳はカラダのまがりかど」
飲み会の翌日がきつい、暴飲暴食がすぐカラダに出る……。37.5歳を過ぎると、着実に老いを感じはじめるもの。さて、老いの入り口に立ったオッサンたちはカラダとどう向き合えばいい? 今回は太ってしまって、自己嫌悪に陥ってしまいがちなときの対処法について。自分とどう向き合うべきか?

お風呂に入る前、ふと洗面所の鏡に映った裸の自分を見て、「ま、まさかっ!?」と思ったことのある人も少なくないはず。20代の頃とは明らかに違う、ぜい肉がついたカラダ。そのだらしなさに自信をなくし、自己嫌悪に陥る人もいるかもしれない。しかし、深く落ち込む必要はない! 少し意識を変えるだけで、太った自分も快く受け入れられるのだ!!


オトコが人を判断する手段の8割は〇〇。だから、自分の容姿にも敏感

「一般的に男性は、人の印象を決める時、視覚に8割頼っているといわれます。だから、外見が美しい女性ほど評価しますし、自分自身の体型の衰えにも落ち込みやすいのだと考えられます。逆に、女性は外見ではなく内面を重視するもの。美人がぽっちゃり男性と結婚するケースって、よく見かけませんか?」。

こう教えてくれたのは、やまなメンタルケアオフィス代表の臨床心理士・山名裕子さん。太って凹む原因は、人を外見で判断していることにある。山名さんは「あまりに自己嫌悪になる方には、“ぽっちゃり=評価されない”という思い込みを手放してほしい」と語る。

肉付きのいい人は“穏やか”“愛されやすい”など、プラスのイメージを持たれやすく、細身の人は“神経質そう”という印象につながりやすいものだ。ぽっちゃりほど内面的な長所につながりやすいことを認識すれば、今の自分を認めて、受け入れられるに違いない。


自分自身の長所を見つけて肯定するには“五感”を磨け!

とはいえ、自分の内面的な長所なんて、すぐには見つけられないもの。なにかコツはないものか。

「視覚以外の4つの感覚を鍛えると、外見だけでなく、多角的に長所を捉えやすくなりますよ。五感を研ぎ澄ませることで、相手が発する雰囲気を察する能力を高められて、容姿以外の魅力に気づきやすくなるのです」。

まずは、人の長所を探すところから始めるといいそう。初対面の人の長所を5~10個見つけることを意識すると、視覚以外の感覚でも相手を捉えようとするため、感覚が磨かれるのだ。また、長所を探すことで、褒め言葉のボキャブラリーも増えていくのだとか。

「褒め言葉のバリエーションが増えれば、自分に当てはまるものも見つけやすくなり、自分自身を肯定的に見ることができるようになります。また、コミュニケーションは“好き”という感情から始まると言われているので、長所を見つけて好きになることで、人間関係も円滑に進むと思いますよ」。


SNSのアカウントを頻繁に変える人は、ダイエットに失敗しやすい……?

心理学の観点から見ると、「『白黒思考』の傾向が強い人は、体型が崩れるなどの変化で落ち込みやすい」ということも教えてくれた。「白黒思考」とは、一部でもダメな部分があると「全部ダメ」と捉えてしまう完璧主義のこと。

「物事を0か100かで判断していると、理想の姿から少しずれただけで自分を責めてしまうのです。認知の歪みを解消することで、現在の自分を受け入れ、自己肯定感を高められます」。

「白黒思考」の傾向が強い人の特徴は次の通り。

【自己肯定感が低くなりがちな人の特徴リスト】

・メールやLINEの素早い返信を求める
・SNSのアカウントを頻繁に変える
・計画通りに物事が進まないとパニックになる
・仕事の書類は完璧に仕上げるまで人に見せない
・翌日に回せるのについ残業してしまうことが多い
・待ち合わせ相手の遅刻が許せない
・ドタキャンすることが多い
・恋愛が長続きしない
・睡眠時間を削って物事に没頭しやすい
・休日に予定が入っていないと落ち着かない

「白黒思考」の傾向が強い場合、どのようにその歪みを解消していけばいいのだろうか。

「日常的に取り入れやすい方法は、問題を処理するのではなく、解決する意識を持つこと。問題をバッサリ切り捨てるのではなく、どうしたらよりよい方向に導けるか考えてみましょう。その経験を積むと、たとえ100に到達しなくても、70~80くらいで認められるようになっていきます。変化していく自分自身も肯定できるでしょう」。

「『白黒思考』が強いと、ダイエットも失敗しやすい」とのこと。たった1回カロリーの高い料理を食べただけで、「ダイエット続かなかった」と諦めてしまうからなのだそう。ダイエットを始めるのであれば、「5kg減」など最終目標を掲げつつ、「今週は階段を使う」など小さな目標を立てて達成し、過程を楽しむことが大切だという。

「自己肯定感が高まると、多少の失敗も受け入れながら目標を達成できるため、ダイエットが成功しやすくなるという側面があります。今の自分を受け入れるにしても、理想の体型を目指すにしても、自分自身を認めることが大切です」。

体型が変われば人からの見え方も変わるが、決してネガティブな変化ばかりではなさそうだ。太った今こそ、人と積極的にコミュニケーションをとるべきときとも考えられる。太ったことが人生の転機に、そんな都合のいいことあったりする、かも?

取材・文=有竹 亮介(verb)

【取材協力】

山名裕子
1986年5月7日、静岡県生まれ。臨床心理士。「やまな mental care office」を東京青山に開設。心の専門家としてストレスケアからビジネス、恋愛などあらゆる悩みへのカウンセリングを行っている。まだカウンセリングに対する偏見の多い日本で、その大切さを伝えるためにメディア出演や講演会活動を行う。日本テレビ「ナカイの窓」では心理分析集団「ココロジスト」を務める。新書に『読むと心がラクになる めんどくさい女子の説明書』(サンマーク出版)がある。


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