今回はタイトリストのおすすめアイアンをご紹介していきます。
全世界で圧倒的な支持を受けており、ツアー選手を始めとするトッププレーヤーたちが愛用するブランドであることから、上級者向けのイメージをお持ちの方も多いかと思います。
しかし、実は初心者向けの扱いやすいシリーズがあるのをご存知でしょうか?
- タイトリストにはどんな特徴があるの?
- アイアンの正しい選び方って?
- 自分のレベルに合ったアイアンが欲しい…
本記事ではそれらの疑問を解決できるよう、実際のモデルの紹介やそれぞれのレベルに合わせた選び方を解説していきます!タイトリストのアイアンを詳しく知れる記事になっていますので、是非とも参考にして最適なアイアンを見つけてください。
タイトリストの特徴
タイトリストといえば、全世界のゴルフツアーで圧倒的な使用率を誇るプロV1シリーズやボーケイウェッジが有名です。
ツアーで活躍するプロはもちろん、アマチュアゴルファーからも絶大な信頼を得ているゴルフメーカです。
タイトリストのアイアンシリーズは、他のメーカーと比べてラインナップが多いのも特徴です。これは、あらゆるプレーヤーに適したアイアンが選択できるようにする目的があります。
自分にあったアイアンをご検討されている方には、選択肢に入れていただきたいブランドです。
タイトリストアイアンの選び方
タイトリストのアイアンフィッティングの考え方は、飛距離の精度、ばらつきの抑制、落下角度に基づいて構築されます。
プレーヤーごとにこの3つの要素を最適なバランスに整えることで最適なアイアンを選択していきます。一度、ショップでご相談してみるのも良いかもしれません。
ご自身で自分に合っているアイアンを判断する場合のポイントは3つです。
- 自分が求める飛距離が出せるか(ロフト角・ライ角)
- ミスに強いか、操作性が良いか(ヘッドサイズの意識)
- スウィングのしやすさと、弾道の変化(重さの意識)
タイトリストのアイアンは、7機種がライナップされ、他のメーカーと比べても多いのが特徴です。今回は過去のモデルも含め11種類ご紹介しています。
ロフト角・ライ角に特徴あり
アイアンのロフト角・ライ角はショットの飛距離や弾道に大きな影響を与えます。
基本的にアイアンは、高い弾道で飛距離と方向性をコントロールするのでロフトが寝ているものが多くなっています。しかし、打点がずれると思うように飛距離が出なかったり、方向性が定まらなくなってしまいスコアに影響を与えてしまいます。
ショットが安定せず飛距離がうまく出せない場合は、ロフトが立っているアイアン。弾道の高低をコントロールしたりスピンを必要としている場合は、ロフトが寝ているアイアンが適しています。
タイトリストのアイアンでは、620MB、620CB、T100などが弾道を高くしスピンを求めている場合におすすめで、T350、T400などが飛距離とランを得る場合におすすめです。
ヘッドサイズの意識
アイアンのヘッドサイズはショットコントロールに大きな影響を与えます。
小さめのヘッドは、正確なショットと抜けの良さが特徴ですが、少しの打点のズレでミスショットになりやすいリスクがあります。
大きめのヘッドは、スウィートスポットが広くボールを捕まえやすくなりますので飛距離を確保しやすいのが特徴ですが、細かいコントロールをしたショットには向いていません。
タイトリストのアイアンでは、すっきりとした小さめヘッドのT100、T150から安心感のある大きめヘッドのT350、T400といったモデルがラインナップされています。初心者でボールを捕まえにくい場合は大きめヘッドが適していて、上級者で正確なショットを求めている場合は小さめヘッドが適していると言えます。
重さの意識
アイアンの重さはスイング軌道や弾道に影響を与えます。
重めのセッティングの特徴は、スウィング軌道を安定させボールの捕まりがよくなり気持ちの良い打感を得られます。軽めのセッティングの特徴は、スウィングが振り切りやすくなりパワーがなくても飛距離が得られるようになります。
タイトリストのアイアンでは、重めの620MB、620CB、T100から軽めのT400までさまざまなモデルがラインナップされていますので、自分の体力やパワーにあった重さのアイアンを選びましょう。
シリーズごとの特徴
2023年にラインナップされているタイトリストのシリーズをご紹介していきます。
タイトリストのアイアンは、2023年に新しくなったT100/T150/T200/T350の4モデルと現行のT400/620MB/620CBの3モデルの全7モデルがラインナップされています。
この7モデルは「Tシリーズ」と「620シリーズ」に分かれており、あらゆるゴルファーに適したモデルを選択できるようになっています。
「Tシリーズ」は初心者から上級者まで自分に適したモデルを選べるシリーズです。「620シリーズ」はショットコントロールに特化したシリーズです。
それぞれの詳しい特徴をご紹介していきましょう。
Tシリーズ
TシリーズはT100/T150/T200/T300/T400の5種類のモデルがラインナップされており、数字が小さくなるほど上級者向けのモデルになります。
シリーズ共通の特徴としては、ボーケイ開発チームとの連携によってバリアブルバウンスソールデザインを採用し、抜けの良いソールを実現しています。
また、D18高密度タングステンウェイトをトゥ・ヒールの最適な位置に配分することでより精密な重心設計を実現しています。
620シリーズ
620シリーズはMBとCBの2種類のモデルがラインナップされており、ヘッド形状と重さに少し違いがあります。
シリーズ共通の特徴としては、美しいフェース・プロファイルとトップラインを実現している点と、全番手を通じて最適化されたブレードレングスとサイズという点があります。これらがプレーヤーに自信を与え、正確なショットを可能にします。ショットコントロールと操作性に特化したシリーズです。
初心者向け!タイトリストおすすめアイアン
ここからは、レベル別におすすめのアイアンをご紹介していきます。はじめに初心者向けタイトリストおすすめアイアンをご紹介します。
構えた時に、不安がよぎりミスショットになってしまう…
フェアウェイなのに、うまくボールを捉えられず思うように飛距離が出ない…
こういったレベルにおすすめのタイトリストアイアン3モデルを解説していきしょう。
T-Series T350
T350は、T200よりも大きめのヘッドサイズで許容性がさらにアップしたモデルです。
「マルチマテリアル中空ボディ」というヘッドの構造を採用し、フェースの広範囲で抜群の打感と高い弾道を得られるため、打点が揃わないといった場合の大きな見方になることができます。
T200と同じ「マックスインパクトテクノロジー」と「鍛造デュアルテーパーフェース」の組み合わせも採用になっており、イメージ通りの番手別キャリーを実現します。T350は、ミスに対する許容性がさらに向上し飛距離を出しやすいモデルになっています。
製品名 | T350 |
ロフト角/ライ角 | #4(20°/61.5°)#5(23°/62°)#6(26°/62.5°)#7(29°/63°)#8(33°/63.5°)#9(38°/64°)PW(43°/64°)W1(48°/64°)W2(53°/64°) |
長さ | #4(38.5インチ)#5(38インチ)#6(37.5インチ)#7(37インチ)#8(36.5インチ)#9(36インチ)PW(35.75インチ)W1(35.5インチ)W2(35.5インチ) |
重さ | #7(約414g) |
価格 | 107,580円〜149,580円 |
T-Series T400
T400は、Tシリーズの中で最も大きなヘッドサイズを備えたモデルです。
T400専用に設計された「マックスインパクトテクノロジー」と「鍛造L型フェースインサート」のヘッド構造を採用しており、狙ったところへしっかりと飛ぶ飛距離性能と、ボールを止めるための弾道の高さを実現できるようにしています。また、重心を低くさせたヘッド構造でショットに安心感と自信を与えます。
T400は、やさしく遠くへ飛ばせるタイトリストのディスタンスアイアンモデルになっています。
製品名 | T400 |
ロフト角/ライ角 | #5(20°/62°)#6(23°/62.5°)#7(26°/63°)#8(29°/63.5°)#9(33°/64°)PW(38°/64°)W1(43°/64°)W2(49°/64°)W3(55°/64°) |
長さ | #5(38インチ)#6(37.5インチ)#7(37インチ)#8(36.5インチ)#9(36インチ)PW(35.75インチ)W1(35.5インチ)W2(35.5インチ)W3(35.25インチ) |
重さ | #7(約411g) |
価格 | 44,748円〜145,780円 |
718 AP1
718AP1はアイアンの飛距離アップを目指すプレーヤーのためのモデルです。
ヘッドの構造が番手間で変化しており、4番、5番のロングアイアンでは中空構造を採用し高い許容性と高い打ち出し角度を実現しています。また、6番から9番では360°アンダーカットキャビティを採用しフェースの広範囲でビッグキャリーを生み出します。
718AP1は、718ディスタンスアイアンの中で最も飛距離性能を備え、かつ最大の許容性を実現したモデルになっています。
製品名 | 718 AP1 |
ロフト角/ライ角 | #4(20°/61°)#5(23°/62°)#6(26°/62.5°)#7(29°/63°)#8(33°/63.5°)#9(38°/64°)PW(43°/64°) |
長さ | #4(38.5インチ)#5(38インチ)#6(37.5インチ)#7(37インチ)#8(36.5インチ)#9(36インチ)PW(35.75インチ) |
重さ | #7(約411g) |
価格 | 37,148円〜63,797円 |
中級者向け!タイトリストおすすめアイアン
次に中級者向けタイトリストおすすめアイアンをご紹介します。
方向性や飛距離が合わずグリーンオンを逃してしまう…
自己ベストに向けてアイアンショットを安定させたい…
こういったレベルにおすすめのタイトリストアイアン3モデルを解説していきます。
T-Series T200
T200は新しく採用したヘッド構造がフェースの広範囲で抜群の打感を得られるモデルです。
「マックスインパクトテクノロジー」と「鍛造デュアルテーパーフェース」のヘッドの構造を採用しておりフェースの許容範囲を広げボールスピードの最大化を可能にしています。ヘッド形状では、大幅な構造の変更を行いながらも、T100、T150と同一のブレード長とオフセットによってスッキリとした見た目と構えやすさを実現しています。
T200は、見た目の割にミスに対する許容性が向上しているモデルになっています。
製品名 | T200 |
ロフト角/ライ角 | #4(21°/61.5°)#5(24°/62°)#6(27°/62.5°)#7(30.5°/63°)#8(34.5°/63.5°)#9(38.5°/64°)PW(43°/64°)AW(48°/64°) |
長さ | #4(38.5インチ)#5(38インチ)#6(37.5インチ)#7(37インチ)#8(36.5インチ)#9(36インチ)PW(35.75インチ)AW(35.5インチ) |
重さ | #7(約421g) |
価格 | 44,748円〜191,580円 |
718 AP3
718AP3はスマートなヘッド形状とは裏腹にやさしいモデルになっています。
ヘッドの構造において3番〜9番に中空構造を採用し、高い許容性と高い打ち出し角度を実現しています。また、3番から8番ではL型の高強度455スチールをフェースに採用し高初速のビッグキャリーを生み出します。718AP3は、高い飛距離性とミスに対する許容性を兼ね備えたモデルです。
製品名 | 718 AP3 |
ロフト角/ライ角 | #3(19°/60°)#4(21°/61°)#5(24°/62°)#6(27°/62.5°)#7(30°/63°)#8(34°/63.5°)#9(38°/64°)PW(43°/64°) |
長さ | #3(39インチ)#4(38.5インチ)#5(38インチ)#6(37.5インチ)#7(37インチ)#8(36.5インチ)#9(36インチ)PW(35.75インチ) |
重さ | #7(約412g) |
価格 | 45,780円〜98,978円 |
718 T-MB
718T-MBは優れた飛距離性能と、ミスを許容するやさしさを実現したモデルです。
ヘッドの構造において「高性能中空構造」と「マルチマテリアル構造」を採用しフェースの広範囲で抜群の打感を得ることができます。マッスルバックのようなヘッドデザインでありながら、高い飛距離性能と許容性が向上したハイパフォーマンスアイアンです。718T-MBは、「本当はマッスルバック使いたいけど、ちょっと難しすぎて無理」と思っている方におすすめのモデルになっています。
製品名 | 718 T-MB |
ロフト角/ライ角 | #5(26°/62°)#6(29°/62.5°)#7(33°/63°)#8(37°/63.5°)#9(41°/64°)PW(45°/64°) |
長さ | #5(38インチ)#6(37.5インチ)#7(37インチ)#8(36.5インチ)#9(36インチ)PW(35.75インチ) |
重さ | #7(約432g) |
価格 | 44,748円〜76,530円 |
上級者向け!タイトリストおすすめアイアン
最後に上級者向けタイトリストおすすめアイアンをご紹介します。
自分の思い描く弾道を自在に操りたい…
あらゆる状況に合わせてショットをコントロールできるアイアンが欲しい…
こういったレベルにおすすめのタイトリストアイアン5モデルを解説していきましょう。
T-Series T100
T100は独自のヘッド構造で、抜群の打感と打音を実現したモデルです。多くのツアープロが使用している上級者向けのモデルになります。
T100のヘッド構造は「鍛造デュアルキャビティ構造」を新採用しており、ヘッド裏面のバックバーが最大の特徴になっています。この構造がヘッド重心を安定させ、抜群の打感を実現させています。
また、「CNCフェースミーリングプロセス」という技術も採用されておりフェース面が精密に仕上げられています。これにより、フェアウェイやラフからの弾道コントロール性能が大きく向上しています。
製品名 | T100 |
ロフト角/ライ角 | #3(21°/61°)#4(24°/61.5°)#5(27°/62°)#6(30°/62.5°)#7(34°/63°)#8(38°/63.5°)#9(42°/64°)PW(46°/64°)AW(50°/64°) |
長さ | #3(39インチ)#4(38.5インチ)#5(38インチ)#6(37.5インチ)#7(37インチ)#8(36.5インチ)#9(36インチ)PW(35.75インチ)AW(35.5インチ) |
重さ | #7(約431g) |
価格 | 38,159円〜150,370円 |
T-Series T150
T150はボールスピードと、許容性の向上を目的に新たに開発されたモデルです。
ヘッドの構造においてT100でも採用されていたバックバーにプラスして「マッスルチャネル」なるものをフェースに近づけることで厳密な距離コントロールを可能にしています。
また、T100より各番手でロフトが立っている部分も飛距離アップにつながっています。さらにヘッド形状では、厚めのトップブレードとプロファイルを採用し許容性と安心感をアップさせています。T150は、T100に「打ちやすさ」と「飛距離」をプラスしたモデルになっています。
製品名 | T150 |
ロフト角/ライ角 | #3(19°/61°)#4(22°/61.5°)#5(25°/62°)#6(28°/62.5°)#7(32°/63°)#8(36°/63.5°)#9(40°/64°)PW(44°/64°)AW(48°/64°) |
長さ | #3(39インチ)#4(38.5インチ)#5(38インチ)#6(37.5インチ)#7(37インチ)#8(36.5インチ)#9(36インチ)PW(35.75インチ)AW(35.5インチ) |
重さ | #7(約417g) |
価格 | 99,660円〜164,760円 |
718 AP2
718AP2は多くのツアープレーヤーが愛用してきた名器です。
洗練された顔立ち、飛距離性能、操作性、許容性、打感、打音全てにおいて高い評価を得ています。ヘッド構造において「タングステンウェイト」と「タングステンキャップ」を組み合わせたタイトリスト独自の精密鍛造によりショットコントロールの正確性を実現しています。
620シリーズと同じ軟鉄鍛造の心地よい打感と打音でプレーヤーを魅了しています。718AP2は、620シリーズに飛距離を加え、操作性が向上したモデルになっています。
製品名 | 718 AP2 |
ロフト角/ライ角 | #3(20°/60°)#4(23°/61°)#5(26°/62°)#6(29°/62.5°)#7(33°/63°)#8(37°/63.5°)#9(41°/64°)PW(45°/64°) |
長さ | #3(39インチ)#4(38.5インチ)#5(38インチ)#6(37.5インチ)#7(37インチ)#8(36.5インチ)#9(36インチ)PW(35.75インチ) |
重さ | #7(約432g) |
価格 | 39,760円〜81,760円 |
620MB
620MBは、高い信頼を獲得している精密な軟鉄鍛造技術を採用したショットコントロール性能に特化したモデルです。
新ソールデザインを採用し、あらゆるコース環境の中で抜群の抜けを実現させています。620MBは、伝統的でありながらツアートレンドを満たすモダン・マッスルバックアイアンとしてショットメイクを思いのままにできるモデルです。
製品名 | 620 MB |
ロフト角/ライ角 | #3(21°/61°)#4(24°/61.5°)#5(27°/62°)#6(31°/62.5°)#7(35°/63°)#8(39°/63.5°)#9(43°/64°)PW(47°/64°) |
長さ | #3(39インチ)#4(38.5インチ)#5(38インチ)#6(37.5インチ)#7(37インチ)#8(36.5インチ)#9(36インチ)PW(35.75インチ) |
重さ | #7(約432g) |
価格 | 66,748円〜119,681円 |
620CB
620CBは、伝統の軟鉄鍛造ツアー・キャビティバックデザインモデルです。
この精密な技術により、ショットコントロール性能が向上されています。また、あらゆるコース環境の中で抜群の抜けを実現するソール形状も搭載しています。さらに3番、4番のロングアイアンには、Co-Forgedによりタングステンをトゥ・ヒールに搭載しています。この重心設計により安定した飛距離を実現します。620CBは、620MBよりも飛距離を出しやすいモデルになっています。
製品名 | 620 CB |
ロフト角/ライ角 | #3(21°/61°)#4(24°/61.5°)#5(27°/62°)#6(31°/62.5°)#7(35°/63°)#8(39°/63.5°)#9(43°/64°)PW(47°/64°) |
長さ | #3(39インチ)#4(38.5インチ)#5(38インチ)#6(37.5インチ)#7(37インチ)#8(36.5インチ)#9(36インチ)PW(35.75インチ) |
重さ | #7(約433g) |
価格 | 55,550円〜141,760円 |
自分に適したアイアンを選ぼう
アイアンショットは、クラブ性能が自分のレベルに適していれば解決できることが多くあります。
今回の記事で上級者向けと思われていたタイトリストのアイアンでも、自分に適したモデルを見つけられたのではないでしょうか。ブランドのイメージやカッコ良さも含め、自分に適したアイアンを選んでスコアアップに繋げていきましょう。