- ワークシャツのおしゃれな着こなし方が分からない。
- そもそも、ワークシャツってなに?普通のシャツと何が違うの?
- おしゃれに自信がないから、コーディネートの簡単なポイントが知りたい。
このように思った経験のある男性は多いのではないだろうか?
ワークシャツは、たくさんデザインがあり、サイズ感もバラバラなため、どんなことを基準に選べばいいのかわからなくなる人も多いだろう。
この記事では、ワークシャツをおしゃれに着こなすポイントと、おすすめのブランドを具体的な例をあげて紹介していく。
ワークシャツとは?
ワークシャツとは、元々、アメリカで働く鉱夫や農夫が主に作業着として着ていたものだ。力仕事や、動き回る仕事の作業着ということで、丈夫で強度のある素材(綿やダンガリー、シャンブレー、デニムなど)が特徴的だ。一般的なシャツより、縫製もしっかりしていて、とても頑丈なつくりになっている。
デザインは、両胸にポケットを施していたり、留め外しの簡単なスナップボタンなどがある。
近年では、機能的で実用性に優れたシャツや、独創的なデザインのあるものなど、様々なワークシャツが展開されている。
ワークシャツを選ぶ上でのポイント
先ほども述べたように、いろいろな種類や素材があるワークシャツだが、商品を選ぶ際に、どんなものを選べばいいのか迷っている男性はいないだろうか?
そんな男性に向けて、ワークシャツを選ぶ上でのポイントを2つお伝えする。
それは、
【季節に合わせた素材選び】
【羽織として使用する場合は厚手のものを】
この2つがとても大事だ。
今まで、思い通りのコーディネートが出来なかった人は、是非これを意識して商品を選んでみてほしい。
次に説明するこの2点のポイントをおさえておけば、自分に似合うワークシャツが、必ず見つかるはずだ。他の人とは違うワンランク上の、おしゃれなワークシャツコーデを取り入れよう!
季節に合わせた素材選び

まず、1つめのポイントから説明する。
ワークシャツを着こなす上での最重要項目と言っても過言ではないのが、
【季節に合わせた素材選び】だ。
例えば、夏にネル素材のワークシャツを羽織っていると暑苦しく見える。
逆に、冬に薄手のシャンブレーシャツを着ていると涼しげで寒そうに見えてしまう。
このように「季節×素材」がチグハグになってしまうと、一気にダサく、ファッションに疎い人に見えてしまう。
こういった理由から、ワークシャツは必ず季節別にコーディネートを組もう。
下記に、季節別におすすめの素材を紹介するので、是非参考にしてほしい。
【春〜夏】
シャンブレー、デニム、コットン、ダンガリー、リネン、速乾性に優れたT/Cツイルなど
【秋〜冬】
フランネル生地、裏起毛、シャギー、コーデュロイ、メルトン、ツイードなど
これらの素材に注目しつつ、季節の変わり目には、気温に応じて半袖シャツと長袖シャツを使い分けるとさらによいだろう◎。
羽織として使用する場合は厚手のものを

次に、2つ目のポイントを説明する。それは、
【羽織として使用する場合は厚手のものを】
ワークシャツを羽織として着用する人はとても多いと思うが、その際は厚手のものにするとよい。
全体のバランスを整えてくれ、こなれ感が出るコーディネートを組めるからだ。
また、上半身に厚みを出すことで、男らしさが際立ち安定感が生まれる。
ボックスシルエットといって、ウエストを絞らない寸胴なシルエットは動きやすく、オーバーサイズやビックシルエットが流行している近年では、ワークシャツコーデの基本とも言えるだろう。
今までワークシャツを羽織る際、厚みまで気にしたことのなかった人は、この機会に、是非厚手のものをチョイスしてもらいたい。
ワークシャツおすすめメンズコーデ集
それでは、ワークシャツコーデの大きなポイント2つを説明したところで、さらに詳しく具体的なコーディネート例をお伝えする。自分に似合うスタイルを探してみてもいいかもしれない。
デニムワークシャツはマストアイテム!

デニムのワークシャツは誰でも取り入れやすく、どんなスタイリングにも合うので1枚持っておくだけでも損はない便利アイテム。
生地も薄手や厚手それぞれあるので、季節に応じた生地をチョイス出来る。汎用性が高く、年代問わず着こなししやすいのも魅力の一つだ。
Tシャツ×スウェット×スニーカーといったベーシックなカジュアルスタイルによくマッチするのでとても人気のアイテムだ。
カーゴパンツやタックパンツは相性抜群!

普段から、カジュアルな装いが好きな男性は、カーゴパンツやタックパンツと合わせると相性がよい。
ラフで動きやすい軽快なスタイルはアウトドアシーンなどにもおすすめ。
ただ、カジュアル過ぎることに抵抗がある人は、革靴を履いてみたり、キレイめな小物を取り入れるとよい。今どきの旬な着こなし方になるだろう。
羽織ってシャウターとしても大活躍!

ワークシャツはシャウターとしても活躍できる。
シャウターとは、「シャツとアウターをいいところ取り」したアイテムのことを指す。
シャツより保温性や耐久性があり、アウターよりは手軽で安価。カーディガンの代わりとして用いられることも多い。
肌寒い日には、ロンTやニットの上から厚手のワークシャツを羽織ることでシャウターとしての機能も果たす。その為、重ね着することを踏まえて、少しオーバーサイズのものを選ぶこともおしゃれテクニックになる。
無地のワークシャツ×カレッジロゴで若々しさをON

無地のワークシャツは定番のため、チェック柄や、ストライプ柄よりも万能で重宝するが、全身無地だと一見、地味で渋く見られがちだ。
ワンポイントなどで他人と差をつけたい人や、若さをプラスしたい人は、カレッジロゴのトップスをおすすめする。
カレッジロゴは、大学のロゴをデザインしたものが主流でシンプルなロゴなのに若々しいイメージを持つからだ。また、スポーティーなイメージもある為、身体を動かすことが好きなメンズも一度は試してほしい。
ワークシャツ×パーカーの重ね着スタイル

ワークシャツでは、是非重ね着も楽しんでもらいたい。
オーバーサイズや、ビックシルエットのワークシャツはジャケット感覚で着られるため、パーカーやスウェットの羽織りとしても最高。
ゆとりをもたせたワークシャツは男性らしい包容力をも印象づけてくれる。
着ぶくれして見えることが心配な人は、ボトムスにはテーパードパンツや、スキニーパンツなど細身のパンツを持って来ると良い。
ベージュはキレイめ感を演出できる!

ベージュの一番の特徴は、やはり上品さ。
大人向けで、落ち着いた色合いがこなれ感をプラスしてくれるため、ワークシャツでも取り入れたいカラーである。
ワークシャツは、カジュアルに見えがちだが、ベージュの色味により、キレイめで都会的な印象を持たせてくれるので、サッと1枚着るだけでよくきまる。
おしゃれ初心者の人は、
<ベージュワークシャツ×白インナー×黒パンツ>
このスタイルをおすすめする。
これだけで、簡単でシンプルな大人コーディネートのできあがりだ。
ワークシャツ×ワークパンツのセットアップは小物使いが決め手!

ワークシャツはチノパンツなどと一緒にセットアップでコーディネートできる。
しかし、セットアップだけだと、名前の通り作業着感が出てしまう。
その野暮ったさを払拭するためには、小物を上手に使うことが大事だ。
例えば、インナーは白にして、あえて他の色味を目立たせ、ベルトや靴を差し色にする。
この際は、小物同士の色味は同じく揃えた方がよい。
他には、キレイめな腕時計や指輪などのアクセサリーをすることも作業着感をやわらげてくれるのでよいだろう。
ワークシャツのセットアップは、あえてどこかのテイストを「ハズす」という技をするととてもおしゃれに着こなせるだろう。
ワークシャツ×ショートパンツは肌の露出面積を意識して!

ワークシャツ×ショートパンツは肌を露出する面積を意識したほうが良い。あまり肌を出しすぎると、ラフ過ぎて子どもっぽく幼い印象を与えてしまうからだ。
ワークシャツは半袖・長袖共にきちんと感を醸し出してくれて、ショートパンツと相性がよいので、大人な着こなし方の例としては、
などだ。
これらのように肌の露出のバランスを整えてあげるのがポイントだ。
ただ、夏の暑い日に長袖のシャツは着られないという人は、
でもよい。
靴下を入れることで、少しでも肌の露出面積は減り、あか抜けた雰囲気を生み出してくれる。
柄ものワークシャツには無地かベーシックカラーを取り入れて!

柄もののワークシャツは難易度が高く、上手に着こなせるとさらにおしゃれだ。
そこで大切なのは、インナーやボトムスは無地orベーシックカラーを合わせるのが鉄則ということだ。
メインとなる柄シャツを引き立たせられるので、他の柄や、目立つような色は入れない方がよい。
もし、もう少し色味を加えたいと思うのなら、柄シャツに入っている色を使うことをおすすめする。そうすることで、派手さと騒がしさはなくなり、落ち着いた大人コーデが出来上がる。
ワークシャツおすすめブランド
続いて、ワークシャツを取り扱っているおすすめのブランドを紹介する。
おしゃれなメンズコーデを取り入れたい人は、どのブランドも要チェックしてもらいたい。
ナノ・ユニバース(NANO universe)

ナノユニバースは、価格がリーズナブルな中価格帯のブランド。ヨーロッパ系のキレイめカジュアルスタイルを揃えたセレクトショップだ。また、モード感もありトレンドライクで個性的な商品も充実している。
そして、細身のシルエット、モダンなカラーが多いことが特徴的だ。
高身長の人、スッキリとタイトにみせたい人や、落ち着いたキレイめファッションをしたい人におすすめのブランドである。
アーバン リサーチ ドアーズ(URBAN RESEARCH DOORS)

アーバンリサーチ ドアーズは、「今の暮らしをここちよく」をコンセプトにしているライフスタイルに寄り添ったブランドだ。ファッションを通して「新しい価値観へのドア」を開く案内役として、品質の高い商品を提供している。
特徴として、若者向けで、低価格。カジュアルテイストをベースに遊び心のあるアイテムも手に入る。ユニクロやGUなどのファストファッションを卒業して、セレクトショップにチャレンジしてみたい人におすすめだ。
リーバイス(LEVI’S)

リーバイスは、世界中で愛されているデニム&ジーンズの老舗ブランド。リーバイス=ジーンズの原点と考える人も多いだろう。リーバイスは、「伝統と革新」というコンセプトをもとに、過去も現在も未来も、人々に愛される永遠のマストアイテムを提供している。
カジュアルコーデに強いリーバイスは、ジーンズと合わせるとさらに、アメカジスタイルにもなる。リーバイスならではの細かいディティールも老舗ブランドならでは。カジュアルなコーディネートが好きな人にはたまらないブランドだろう。
ディッキーズ(Dickies)

ディッキーズは、アメリカの労働者のニーズに合わせ様々な工夫が施された作業服を形にし、世界中の人々を代表するワークウェアブランドへと成長した。それは約100年もの間続き、110ヵ国以上で愛用されるブランドになったことで有名だ。
作業着として台頭したディッキーズは、人を選ばないシンプルな服が持ち味。また、無骨で男らしさを印象づけるデザインも多いので、がっしりした体型の人にディッキーズはお似合いのブランドだろう。ワンポイントのロゴも一目でディッキーズだとわかるので、どの年代の人からも愛されている人気ブランドである。
ビームスプラス(BEAMS PLUS)

「長年着られる飽きのこない本物の男服」をコンセプトに、次世代へと続くカジュアルウェアのオーセンティックを追求しているのがビームスプラス。
トレンドを追っているというよりは、古着のような本質的な一点物を追求しているため、量産型の服は売っていない。デザインも豊富なので、ファッション初心者には、奇抜なデザイン・配色もあるため難しいと感じる人もいる。
しかし、自分に似合う服探しを楽しむ人や、有名なアメカジスタイルが好きな人にとてもおすすめのブランドであることは間違いない。
ワークシャツをおしゃれに着こなそう
以上が、ワークシャツを使ったおしゃれなメンズコーデ集と着こなし方だ。
おすすめのブランドも紹介したので、実際に店舗へ行って足を運んでくれると嬉しい。
ワークシャツは、シンプルな中に奥深さもある。一度ワークシャツでのおしゃれの楽しみ方を見つけると、どんどんとこだわりや違うテイストで着こなしたいという欲も出てくるアイテムだ。
今まで、着こなし方を迷走していた人や、同じスタイリングしかしてこなかった男性も、素材やカラー、デザイン、ブランドを変化させてみてほしい。
まずは、たくさん試してみて、「ファッションを選ぶ楽しさを知る」ことも大事なのだ。
そして今後は、さらに、ワークシャツで人より差のつくスタイリングをしてほしいと思う。