スーツを着て外を歩くとき、寒い時期はアウター選びが難しい。
ビジネススタイルであるので、人に見られる事をいつも以上に気にしなくてはいけないだろう。
だが長時間外を歩く可能性がある場合は、防寒に優れたものを選びたい。
そこで候補に挙がってくるのが『ダウンジャケット』だ。
カジュアルシーンのイメージを持たれがちなダウンジャケットだが、スーツに合うものも存在する。
何よりも防寒面で優れているので、特に冷え込む日はダウンジャケットをアウターとして取り入れたい。
今回はそんなあなたにおすすめの『メンズスーツに合うダウンジャケット11選』をお送りする。
ダウンジャケットにおすすめのブランドや、実際に選ぶにあたって意識するポイントもお伝えしよう。
スーツにダウンジャケットを合わせる時の意識したいこと
スタイリッシュなスーツにカジュアルなダウンジャケットを合わせるとなると、
どういったダウンジャケットを合わせるべきなのか迷う方が多いだろう。
スーツに合わせるからには取引先に不快に思われないよう、ある程度スマートさを求めたい。
そこでダウンジャケットを選ぶ際に意識しておきたいことがいくつかある。
これを守っておけば、ちぐはぐなファッションにならずに済むだろう。
生地感
まずはダウンジャケットの生地感だ。
ダウンジャケットには光沢があるものが多いが、光沢が強いとカジュアル感が出てしまい、
スーツとの相性が悪くなってしまう。よって光沢のある素材は避けた方がいいだろう。
では何を合わせたらいいのかというと、非光沢のウール素材やウールライク素材を選ぶのが良い。
マットな素材を選ぶ事によって上品さがプラスされ、スーツとマッチするだろう。
シンプルさ
次に意識したいポイントとしては、デザインのシンプルさだ。
ビジネススタイルに合わせることを考えると、装飾は控え目のものがいいだろう。
また、ダウンジャケット特有のデザインである起伏の形状にも注目しよう。
起伏が大きいものだとよりカジュアルに見えやすい。
なるべく起伏が小さいものを選ぶようにすると、シンプルに見えるのでおすすめだ。
あまり派手な色ではなく定番色
ダウンジャケットの色使いもスーツに合わせるにあたって重要なポイントだ。
ダウンジャケットはカジュアルシーンで使われる事が多いので、
色も定番なものから派手なものまで様々だ。
スーツに合わせる場合はあまり派手な色ではなく、
定番のブラック、グレー、ネイビー、カーキ等を合わせるといいだろう。
イメージとしては、暖色ではなく寒色を選ぶようにすると良い。
丈感
ダウンジャケットを選ぶにあたって気にしておきたいのが丈感だ。
色やデザインをうまく選べても、ダウンジャケットの丈が短すぎてしまうと、カジュアルさが全面に出てしまい、スーツとアンバランスになってしまう。
よって、スーツのジャケットが隠れるくらいの丈を選ぶようにしよう。
スタイリッシュなもの
最後に意識したいことは、スタイリッシュさだ。
ダウンジャケットはカジュアルに着こなすことが多いため、どうしても着膨れしがちなシルエットが多い。そこで少し細身のシルエットを選ぶようにすると、着膨れ感を軽減でき、スタイリッシュに着こなすことができる。
【メンズ】スーツに合うおすすめダウンブランド
スーツに合うダウンジャケットを選ぶとなると、気になってくるのはどんなブランドがあるかということだ。
ブランドによって着心地はもちろん、デザインや機能性も変わってくる。そこで、スーツに合うダウンジャケットを
取り扱っているブランドをいくつか紹介しよう。
あなたのダウンジャケット選びの参考になれれば嬉しい。
水沢ダウン
水沢ダウンはもともと、2010年バンクーバーオリンピックの日本代表選手に提供するために開発されたダウンジャケットだ。
高い撥水性と保温性で、一度着た人を虜にしてしまう魅力を持つ。
ダウンジャケットならではのミシンによるステッチではなく、水沢ダウンは熱接着を施すことによって、縫い目から水が入り込んだり、羽毛が出てくることを無くしている。他の商品よりも少ないダウンで保温が可能になっているため、暖かく、洗練されたデザイン・シルエットになっているのだ。
TATRAS(タトラス)
タトラスはミラノ(イタリア)の拠点から発信されているブランドだ。
コンセプトは『機能的』『洗練された』『唯一無二』の3つを掲げている。
特徴といえば、何よりもその美しいシルエットにあるだろう。
あたたかい空気をより多く蓄えられるホワイトグースダウン(ポーランド産)を使用しているため、
高い保温性を確保しながらも、細身のシルエットが実現できている。
カナダグース (CANADA GOOSE)
カナダグースは創業当時からメイドインカナダへのこだわりを持っているブランドだ。
主に極寒地で作業をする人向けにウェアを開発している。
その機能性の高さや優れた防寒性を兼ね備えたダウンジャケットは、日本での使用だと暑さを感じるくらいだ。
そんな高品質なカナダグースのダウンジャケットのもう一つの魅力はその価格にある。
決して安いとはいえない価格となってはいるが、ハイブランドと比較すると、コストパフォーマンスが良いといえる。
SHIPS(シップス)
シップスは日本の老舗セレクトショップとして有名だ。
シップスのダウンジャケットは上質でトラディショナルなものが多い。
どれも高級感がありシンプルなデザインなため、カジュアルシーン、ビジネスシーン問わず使用できるだろう。
中にはフードが取り外せるものもあり、多様性にも富んでいる。
色々なスタイルを生み出せるのも魅力の一つだ。
MONCLER(モンクレール)
モンクレールはフランス発祥で、現在はミラノ(イタリア)から発信されているブランドだ。
モンクレールのダウンジャケットは高級の部類に入る価格となっている。
ダウンとフェザーの2種類の素材が使用されており、その割合にもこだわりがある。
その品質の高さは、フランスの規格協会からも認められているほどだ。
保温性が高いので、薄手のインナーでも真冬の外を歩くことができる。
だが決して着ぶくれ感はなく綺麗なシルエットなので、スーツに合わせてもスマートな印象を与えることができるだろう。
L.L.Bean(エルエルビーン)
エルエルビーンは100年以上の歴史を持つアメリカのアウトドアブランドだ。
100%満足保証という、想定通りの機能でなかった・満足できなかった場合は1年以内であれば返品することができる。それだけ商品に自信をもっているということだ。
ブランドとしての安心感に頼りたい人向けといえる。
また、防水面だけでなく速乾性に自信をもつダウンジャケットなので、出先で急に雨や雪が降ってきても安心だ。
NANGA(ナンガ)
ナンガは日本のアウトドアブランドだ。
主にアウトドア用寝具・衣料を取り扱っている。
ナンガのダウンジャケットは保温性の他、防水生地や撥水素材にもこだわりがある。
その上質さがゆえに価格も高いのではないかと思うが、実際はリーズナブルな価格で購入することが可能だ。
非常にコストパフォーマンスに優れており、毎年秋に販売するダウンジャケットは完売必須となっている。
MACKINTOSH(マッキントッシュ)
マッキントッシュはイギリス生まれのトラディショナルな老舗ブランドだ。
主にコートが有名であるが、ダウンジャケットも人気商品の一つである。
ダウンジャケットならではの野暮ったいシルエットではなく、マッキントッシュのダウンジャケットはスタイリッシュなデザインとなっている。カジュアルシーンだけでなく、フォーマルシーンにも合わせやすい。
そのトラッドな雰囲気は大人のメンズにピッタリだ。
WOOLRICH(ウールリッチ)
ウールリッチはアメリカから発信している、最も歴史が長いアウトドアブランドだ。
元々極寒地の作業員向けにワークウェアを開発していた。
ウールリッチのダウンジャケットは耐摩耗性に優れており、流行に左右されない洗練されたデザインになっているため、
長く使えるという意味でコストパフォーマンスが良いといえる。
DUVETICA(デュベティカ)
デュベティカはイタリアから発信しているダウンウェアブランドだ。
また、モンクレールの社長を務めたジャンピエロ・バリアーノが立ち上げたブランドである。
素材へのこだわりがあり、上質なダウンを選んで使用している。
また、ヨーロッパの中でも高い技術力を持った工場でダウンウェアを製造している。高い品質が徹底されているのだ。
さらに高品質でシャープなデザインでありながら、比較的リーズナブルな価格で購入することができるのも一つの魅力だ。
西川ダウン
西川ダウンはセレクトショップのナノ・ユニバースと寝具メーカーの東京西川がコラボレーションをして開発されたダウンだ。
ナノ・ユニバースの高いセンスと東京西川の寝具で培った技術力が合わさり、洗練された都会的なデザインを保ちつつ、高い保温性で衛生面にも優れているダウンジャケットが実現できている。
また、こちらもハイクオリティでありながら、ほとんどの商品がリーズナブルな価格で購入できるという嬉しい一面もある。コストパフォーマンス第一な人におすすめしたいブランドだ。
おしゃれダウンで寒い冬を乗り越えよう
寒い冬の外でもダウンジャケットがあれば暖かく過ごせる。
おしゃれで上品なダウンジャケットをスーツに合わせて、冬を快適に乗り越えよう。