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2024.01.02

たべる

イタリア人マッシが伝授する「カルディ」食材のアレンジ術。食べる&飲むの無限ループ確定!



連載「イタリア人マッシのブオーノ・ニッポン!」とは……

なにかと家族や友人と集まる機会が増える正月。おせちをつまみに飲むのもいいが、そろそろ飽きが来ている人も多いだろう。

そんなときに頼れるのが、コーヒーと輸入食品を扱う「カルディコーヒーファーム」。今回はマッシさんに、カルディで揃うお酒のつまみアレンジを教えてもらった。自宅ですぐに真似できるものばかりなので、ぜひ試してみてほしい。

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案内人はこの方!
マッシミリアーノ・スガイ●1983年生まれ、日本食が大好きなイタリア人フードライター。 KADOKAWAよりフードエッセイ『イタリア人マッシがぶっとんだ、日本の神グルメ』を出版。 日伊文化の違いの面白さ、日本食の魅力、食の美味しいアレンジなどをイタリア人の目線で発信中。

マッシミリアーノ・スガイ●1983年生まれ、日本食が大好きなイタリア人フードライター。 KADOKAWAよりフードエッセイ『イタリア人マッシがぶっとんだ、日本の神グルメ』を出版。 日伊文化の違いの面白さ、日本食の魅力、食の美味しいアレンジなどをイタリア人の目線で発信中。

イタリアで欠かせない食文化「アペリティーボ」

イタリア人は夕方になると、晩ご飯の前には欠かせない「アペリティーボ(食前酒)」を楽しむ食文化がある。お酒に合うおつまみと楽しい会話のセットは、食欲も出るし最高の時間にもなる。

バールに行くとおつまみがズラリと並んでいて、好きなタイミングで取って食べるスタイルもあれば、自分の席のテーブルに物を置けないくらいぎっしりおつまみを並べて楽しむスタイルもある。チーズ、ハム、オリーブなどの辛口のものがたくさんだ。

このようなスタイルはもちろん、自宅でも楽しめる。毎日食べている食材をお酒に合うようにアレンジして、楽しめる味にする。

日本では「とりあえずビール」という表現をよく耳にするけれど、これからは「アペリティーボをしよう」と声を掛けるだけでイタリア文化に早変わりだ。



今回は自宅で楽しめる最高のアペリティーボについて書きたい。僕と一緒に、手間がかからず簡単なイタリア式のおつまみをいくつか作ってみよう。

今回使うのは、全部カルディで買えるから作ろうと思ったらすぐ調達できる。店舗によって商品が変わるかもしれないけれど、楽しく好きな味と組み合わせにすればよし。ここがイタリア料理の自由さのポイントなのだ。
買い物リスト
・生ハム(ハモンセラーノスライス)
・マスカルポーネチーズ(ナチュラルチーズ)
・グリッシーニ(スティック状のパン)
・プレーンクラッカー
・アンチョビペースト(チューブタイプ)
・グリーン&ブラックオリーブ スパイシーミックス(種なし)
・サラミ(サルシッチョンスライス)
・トマト&ドライトマト(パスタソース)
・ランブルスコ ロッソ ドルチェ(赤のやや甘口微発泡性ワイン)

おつまみ① 超簡単グリッシーニのアレンジ



まずはイタリアでは定番のスティック状の細長いパン、グリッシーニを使ったおつまみを紹介しよう。生ハムにマスカルポーネチーズを塗る。そしてその生ハムをスティック状のパン、グリッシーニに巻いたら、完成だ。



② アンチョビ&オリーブ香る、絶品チーズクリーム



マスカルポーネチーズにオリーブとアンチョビを加えて、オリーブのオイルも少しかけてよく混ぜる。



チーズと具材がしっかり混ざったら、生ハムに多めに塗ってくるくる巻こう。



残ったクリームはクラッカーに塗ってもよし。スティック状のグリッシーニにつけても美味しい。




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