▶︎すべての写真を見る 「501」じゃなくて「701」。数あるリーバイスのなかでも女性用に属する、美脚効果をもたらすハイウエストデニムがにわかに注目を浴びているそう。
ただこのデニム、レディやユースの特権にあらず。おじさんがはいても調子いいのだ。
その源は1939年にまで遡る。言わずと知れた「501」の誕生から遅れること66年、リーバイスの「701」は世界に先駆けたレディスデニムとして生を受けた。
当時の牧場観光ブームがルーツとされる今作の特筆すべきポイントは、ずばり股上の高さ。ベルトループの位置が必然的にウエスト上部に収まり、脚を長く美しく見せるスタイルアップ効果が得られる設計なのだ。
この魅力にいち早く気付いたのが、大女優マリリン・モンローだったという。
PictureLux/AFLO
「701」 に白シャツをタックインした彼女のコーディネイトは、今見ても鮮烈でスタイリッシュ。
実際に後世のファッション関係者がその美しさに魅了され、本家リーバイスのみならず多くのブランドで“701系”なアイテムが生まれている。
デニム 股上37cm (W32インチ)2万6400円/リーバイス(リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501)、シャツ4万6970円/カミサス マノロ(シップス 0120-444-099)、靴13万7500円/ジェイエムウエストン(ジェイエムウエストン 青山店 03-6805-1691)
そして今、この伝説的レディスデニムは性差を超えて浸透。若い世代を中心に男性購入者が後を絶たないというのだ。
タックインがきれいにハマるハイウエストというメリットだけでなく、決してタイトすぎない幅広のストレートシルエットも確かに今の気分である。
ちなみに、日本での展開はウエスト28インチまでだがUS企画なら最大34まで存在し、写真のモデル着用はW32×L30。
実際にはいてみると、腹回りが強調されるので、ぽっこり系の人はご注意を。それさえ回避すれば、簡単にシックシンプルなデニムスタイルが完成する。
デニムをきれいにはく。シックシンプルの要とも言えるこの一点において、“701系”は代わりなき存在。いい大人たる男性諸君もぜひ、積極的に挑戦してみてほしい。