「Camp Gear Note」とは…… コロナ禍で余暇の楽しみ方が変化し、キャンプやアウトドアがブームになった。それによってキャンプギアも飛ぶように売れたわけだが、中にはメーカーすら想定していなかった需要もいくつかあったわけで。
アウトドアブランドの手掛ける「晴雨兼用の傘」のヒットも、そんな想定外のひとつ。アウトドア向きの軽量な傘が、この数年で急速に市民権を得ている。
【写真15点】日常でも大活躍するキャンプ傘を写真でチェック 一般的に標高が1000m上がる毎に紫外線量は約10%上がると言われており、今までアウトドアで日傘があまり使われてこなかったのが不思議なくらい。
そこで今回は、雨傘と日傘を兼用できる「アウトドアアンブレラ」の中でも、特徴的なオススメ3モデルを紹介しよう。
① UVカット+遮熱機能を備えた「エバニュー」の最軽量クラス
「U.L. All weather umbrella」(140g)4950円/エバニュー 03-3649-3135
まずひとつの基準として、晴雨兼用できるアウトドアアンブレラの中でも最軽量クラスのモデルから紹介してみよう。
エバニューが手掛ける「U.L. All weather umbrella」の重量は、なんとわずか140gしかない。一般的に「軽量モデル」として市販されている日傘が200〜300gあることを考えると、この軽さは驚異的だ。
収納時のコンパクトさもありがたい。
UVカット機能を備えた生地はどうしても重たくなりがちだが、こちらは99.999%UVカット、さらに遮熱効果もある生地を使いながらも、この軽さにまとめているのだからお見事。
必然的に収納サイズも全長225mmと非常にコンパクトに収まる。急な雨が気になる今からの時期、常にカバンに入れて携行してもノーストレスな重さと大きさだ。
5本の骨で構成されている。
軽さの秘密は、裏返してみるとひと目でわかる。軽量なカーボン素材でできた骨の本数を大胆に削り、ミニマムな本数(5本)で構成することで、重量減を実現しているのだ。
その分、耐久性はさほど高くないので、風のあるときは扱いに注意が必要だが、そのデメリットを補ってあまりあるほどの軽さは魅力的。
小さめのバックパックやサコッシュとの組み合わせがおすすめなサイズ感。
展開時の全長は850mmと、日傘として使うには必要十二分なサイズだ。雨傘と考えると気持ち小さめなので、レインウェアと組み合わせて使うのが快適だろう。
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