OCEANS

SHARE

「年齢を重ねると、いい意味でどんどん普通になってくるんですよ。オーバースペックな機能や過剰なデザインに頼ることなく、クオリティのいいベーシックな服を求めるようになる。スーツも例外ではないんです」。

冒頭に書いた我々が憧れる大人たちのスーツも、言われてみれば確かに普通。そのスーツをどう着るかが、ポイントだったのである。

ちなみにスーツは肩パッドや胸芯が薄めの、いわゆるアンコンタイプが着こなしやすい。

こちらは夭折のアーティスト、ジャン=ミシェル・バスキアの見事な着こなし。クラシックなチェックスーツにアディダスのロゴTシャツという荒技だ。

こちらは夭折のアーティスト、ジャン=ミシェル・バスキアの見事な着こなし。クラシックなチェックスーツにアディダスのロゴTシャツという荒技だ。


「合わせるTシャツは個人的にはバンドTやフォトTが好みですが、無地でもOK。スニーカーはヴァンズやコンバースのローテクタイプが、相性がいいようです」。
着流し上手な鷲頭直樹さんの“今っぽく着流す”3カ条
条件①スーツはアンコンでリラックス
条件②インナーはいつものTシャツ
条件③スニーカーはローテク一択
リラックスしつつ、きちんとした印象も醸し出してくれる“着流しスーツ”。ぜひとも実践していただきたい。


清水健吾=写真 松平浩市、来田拓也=スタイリング 小林雄美=ヘアメイク 安部 毅、いくら直幸、磯村真介(100miler)、大関祐詞、加瀬友重、菊地 亮、黒澤卓也、髙村将司、戸叶庸之、長谷川茂雄、早渕智之、増山直樹=文 平沼久幸=イラスト

SHARE

次の記事を読み込んでいます。