洗練されたデザインはもちろん、その中身にもぜひ注目を。完全自社開発した新しい自動巻きムーブメント、「キャリバー7140」を搭載する。モデル名の「パーペチュアル 1908」に冠した数字は、ロレックスの商標登録の年に由来する。つまり同社がこれまで培ってきた時計製造の美学を具現するモデル、と言っても過言ではないだろう。K18YGケース、39mm径、自動巻き。261万9100円(予価・今秋発売予定)/ロレックス(日本ロレックス 0120-929-570)
▶︎すべての写真を見る スポーティ&ラグジュアリーなダイバーズやクロノグラフ。そんな“スポラグ時計”が最近のウォッチトレンドではある。
が、その流れに待ったをかけるドレスウォッチが登場した。ロレックスの新たなコレクション「パーペチュアル」から発表された「パーペチュアル 1908」である。
3、9、12のアラビア数字とバーインデックス、6時位置にスモールセコンドを備えた、クラシックな文字盤が特徴。これは1931年発表の「オイスター パーペチュアル」の初期のモデルに着想を得たデザインだという。
本作が我々にとって何よりうれしいのは“ドレッシーすぎないドレスウォッチ”である点だ。
ケースは確かに薄くなり、細身に見える。しかしながらその造形はロレックスが誇るデザイン基準を満たしたものだ。
また針も古典的な形状ながら現代的な洗練も醸し出している。この上品な風貌にして50m防水を実現しているのも驚きだ。
もちろんこの「パーペチュアル 1908」はスーツにも合う。だがシンプルな白Tに合わせてもしっくりと馴染むのは、「絶妙な塩梅でスポーティな要素を備えたドレスウォッチ」だからなのだ。