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② テック系にチャンピオンTシャツで味を出す

アウター、ショーツ=共にダイワ ライフスタイル Tシャツ=チャンピオンの古着 サンダル=ルナサンダル キャップ=グローラビルト

アウター、ショーツ=ともにダイワ ライフスタイル Tシャツ=チャンピオンの古着 サンダル=ルナサンダル キャップ=グローラビルト


こちらは、雨の日などに重宝しているテック系のセットアップ。そのインナーに目を凝らせば、なんとも懐かしいチャンピオンのカレッジTシャツが。

褪せた青がいい味を出す、ノートルダム大のTシャツだ。



「トレーニングや雨の日には、わりとテック系のセットアップを着ますね。もちろん、インナーも同じテック系で統一することもありますが、ハズしで古着のTシャツを合わせるのも好きなんです」。

古着は色の足並みを揃えながら取り入れるのがポイント。モダンな服とのギャップがいい抜け感になってくれると、種市さんは語る。



「このTシャツは、数年前に石川県にある古着店で購入しました。僕、地方で地元の古着店を巡るのが好きなんですよね。ラインナップにその土地ならではの色が出るんです。

石川県は小京都と言われているぐらいなので、古着店もわりと品がいい。僕が行ったお店もコンディションが良くて、きれいにセグメントされていました。このTシャツはすごく気に入って、思わず3〜4枚買っちゃいました(笑)」。



一般的に古着選びで苦慮するポイントも、“大人買い”の決め手になったという。

「僕は大きめのアイテムをあまり着ないので、古着でちょうどいいサイズを探すのに苦労するんです。これは、身幅も着丈も袖丈も絶妙。タイムレスに着られる一枚ですね」。



今と昔のアイテムを組み合わせると、どこかに歪みが生まれそうなものだが、そこは粋いも甘いもわきまえた種市さんだ。違和感なく、自然にスタイルに溶け込ませている。

時に大人の枯れ感をいい塩梅で和らげる引き立て役として、時にモダンなアイテムに抜け感を出すスパイスとして、古着を上手に使いこなす種市さん。

気張らない古着との付き合い方はぜひとも真似したいものだ。

佐藤ゆたか=写真 菊地 亮=取材・文

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