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2023.05.23

ファッション

リーバイス「70505」、チャンピオンのスウェット。人気スタイリストがキレイめコーデに効かせる“古着出汁”


「大人だし、古着出汁」とは……

古着の楽しみ方は人それぞれ。とはいえ、古着の良さを最大限活かすなら、取り入れる分量やバランスが重要になる。どうせなら、出汁のように、いい塩梅に効かせたい。

それを実践するコツを、第一線で活躍するスタイリスト・菊池陽之介さんに聞いた。

【写真10点】「菊池陽之介がキレイめコーデに効かせる“古着出汁”」の詳細写真をチェック
話を聞いたのは……
菊池陽之介さん
菊池陽之介(きくち・ようのすけ) 1979年、神奈川県生まれ。2004年独立後、雑誌、広告、映像作品ほか、多フィールドで活躍するオールラウンダー。キッズブランド「SMOOTHY(スムージー)」のディレクションも手掛ける。海釣りを愛する三児の父。

菊池陽之介(きくち・ようのすけ) 1979年、神奈川県生まれ。2004年独立後、雑誌、広告、映像作品ほか、多フィールドで活躍するオールラウンダー。キッズブランド「SMOOTHY(スムージー)」のディレクションも手掛ける。海釣りを愛する三児の父。

若かりし頃は、稀少性が高いヴィンテージの古着に魅了されたという菊池さん。しかし年齢を重ねるにつれ、選びの視点は変わっていった。

「古着特有のロゴやデザインに惹かれるようになりましたね。よりフラットな目線で選ぶようになったと思います。重視する点は、今着たら楽しめるか否か。先入観に振り回されない方が、古着選びって楽しいんですよ」。

そして古着は、できるだけキレイめなスタイルに取り入れるのも菊池さん流のこだわり。そうすることで、着こなしに“出汁”が効いてくる。

① ロゴが魅力のチャンピオンスウェット

足元には、ぽってりとしたサイドゴアブーツを合わせるのも菊池さん流だ。

足元には、ぽってりとしたサイドゴアブーツを合わせるのも菊池さん流だ。


古着の王道、チャンピオンのスウェットは、先日オーシャンズの動画撮影時に原宿のベルベルジンで購入。

ロゴから察するに、セイリングやダイビングといったマリンスポーツにまつわる会社のオフィシャルデザインのものだそう。

胸には、“Sail Caribbean”のロゴ。

胸には、“Sail Caribbean”のロゴ。


「年代的には’80〜’90年代のもので、リブの傷みもほぼなし。大きなバックプリントに一目惚れしました」。

アームホールの太さや身幅、肉厚ボディの味わいも、今の気分にマッチする。

背中には大きくS・Cの文字をプリント。

背中には大きくS・Cの文字をプリント。

スウェットのグレーと好相性のホワイトデニムに合わせて、クリーンなスタイルにまとめることが多いという。
 パンツのレングスをスッキリさせると、スウェットのオーバーサイズが活きる。

パンツのレングスをスッキリさせると、スウェットのオーバーサイズが活きる。


「最近買ったリーバイス 501の現行モデルをよく合わせます。ブーツに合うようレングスをカットしたストレートシルエットのデニムに、スウェットのボリュームがバランスよくハマるんですよ」。

キレイめなホワイトデニムと合わせることで、古着のいい味が際立つ。


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