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2023.04.29

ファッション

高いのはどっち?古着の聖地「ベルベルジン」でTシャツ&スウェットの価格クイズに挑戦


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「OCEANS Fashion X Talk」とは……

古着の聖地「ベルベルジン」で、デニムの価格当てクイズに挑んだ、編集長の原とスタイリスト・菊池さん。

今回も引き続き、番外編第二弾をお届けしよう。
今回の舞台も……
「ベルベルジン」
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今年25周年を迎える原宿の超有名ヴィンテージショップ。

今年25周年を迎える原宿の超有名ヴィンテージショップ。

住所:東京都渋谷区神宮前3-26-11 原宿SHビル
電話:03-3401-4666
営業:13:00〜19:00

▶︎まずは動画をチェック!


【Fashion X Talk #52】

ベルベルジンでスウェット&Tシャツの価格クイズに挑戦!

[左]原 亮太●OCEANS統括編集長。’79年生まれ。落語好きな愛知県出身者。「辛い食べ物が苦手」という弱点を定期的に後輩たちからイジられるのが悩み。[右]菊池陽之介●’79年生まれ。スタイリスト熊谷隆志氏に師事し、2004年に独立。2022年は白ベースのコーデにハマっていたので、今年は原色を積極的に取り入れようかと思案中。

[左]原 亮太●OCEANS統括編集長。’79年生まれ。落語好きな愛知県出身者。「辛い食べ物が苦手」という弱点を定期的に後輩たちからイジられるのが悩み。[右]菊池陽之介●’79年生まれ。スタイリスト熊谷隆志氏に師事し、2004年に独立。2022年は白ベースのコーデにハマっていたので、今年は原色を積極的に取り入れようかと思案中。


ハラ
 今回もベルベルジンの古着の価格を当てたいと思います。

キクチ 頑張りましょう!

ハラ&キクチ ノハラさん、よろしくお願いします!

ベルベルジン副店長の野原由太郎さん。

ベルベルジン副店長の野原由太郎さん。


ノハラ
 まずはスウェットの問題です。

ハラ いまの季節ちょうどいいですね~!

第1問 3万9800円の高級スウェットはどっち?



ノハラ ひとつは3万9800万円、もうひとつは6000円ぐらいのスウェットです。
 
キクチ これは難しいぞ!



ハラ Bはポロ ラルフ ローレンのスウェットだね。ポロもだいぶ価格があがってきてる印象があるなー。

キクチ これはタグが付いてるしね。状態がいい。



ハラ Aみたいなスウェットは、学生の頃よく見た気がする。

キクチ そうだね。古着って匂いも重要なんだよなぁ。

ハラ え、そうなの? ノハラさん、匂いって重要なんですか?



ノハラ ……いや、どうでしょう。いい匂いの洗剤で洗ってます(笑)。

キクチ 俺の学生の頃の思い出とちょっと匂いが違う。すげーいい匂い(笑)。

ハラ プリントもいいですね。俺、答えが出ました!

キクチ 俺も。



ハラ&キクチ 高いのはA!
 
ノハラ おふたりとも正解です!

ハラ&キクチ おーよかった!



ノハラ Aは1960年代頃のヴィンテージスウェットです。ミリタリープリントのスウェットって相場がめちゃめちゃ高いんですよ。これは僕も着られるサイズ感なので、それも含めて3万9800円で販売しています。

キクチ なるほどー。



ノハラ Bは1990年代のポロ ラルフ ローレンのスウェットです。ラルフ ローレンはヴィンテージっぽいデザインやディテールを落とし込むのが得意なんです。このスウェットもプリントをヴィンテージっぽい雰囲気に仕上げてありますね。

キクチ これはこれですごくいい。



ハラ 今にはない雰囲気がある。(Bの方は)ポリ混素材ですか?

ノハラ コットン100%ではないですね。アクリルが少し入ってます。

ハラ ちょっとシャリっとしてる。Aとはやっぱり全然違うね。
 
キクチ 意外とBが高いかもって思ったよ。
 
ハラ では、次の問題お願いします。
2/2

第2問 チャンピオンの高級Tシャツはどっち?



ノハラ 次はTシャツですね。
 
ハラ Tシャツね。
 
ノハラ どちらもチャンピオンのボディのTシャツです。

キクチ 両方、古そうだけどいくらくらいなんだろ。ハラさん、今回は値段も当てようよ。近かった方が勝ちね。


 
ハラ よーし! Bはラバープリントだ。
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キクチ なるほど。Bは安定感があるな。
 
ハラ Aは……なるほどね。俺はわかった。



ハラ&キクチ 答えはA!

ノハラ はい、正解はAです!

キクチ これは同じチャンピオンっていうのもあって、見比べやすい。タグの感じとかAは相当古いんだろうなって。

ハラ ちなみにこのタグに名称はあるんですか?



ノハラ Aのタグがプロダクツタグ、Bがトリコタグと呼ばれてます。



ハラ トリコタグの中でも色々年代がありますよね。
 
ノハラ そうですね、Bが1980年代のものです。

ハラ 1980年代かぁー。
 
ノハラ Aが1960年代のTシャツですね。

ハラ やっぱりオーラが違うし、同じブランドだとタグで比較しやすいね。

キクチ じゃあさ、高いAの方のお値段を当てましょう!



ハラ 俺はAは4万9800円だと思う。

キクチ 俺の予想は1万9800円! Tシャツだから高くてもそのくらいじゃない?
 
ハラ あー……確かに。やばいな。

キクチ アイテムとしての厚さも考えるとね。
 
ハラ ノハラさん、お値段教えてください。



ノハラ AのTシャツは、2万9800円です!

キクチ よっしゃ! 俺の方が近い。

ハラ めちゃくちゃ中間で微妙だな(笑)。

キクチ なぜかふたりとも“9800円”は合ってた(笑)。

ハラ そこを当てるクイズじゃないから! 相場としてはこのくらいなんですか?


 
ノハラ そうですね。1960年代頃でこのボディで、斜めにラインが入っているタスキと呼ばれるデザインなんですが、これ自体が珍しいんですよ。サイズ感も大きめで状態も結構いいほうではあるので、このくらいの価格をつけています。

ハラ 当時はスポーツのときに着ていたものなんですか?

ノハラ おそらくそうだと思います。

ハラ ちなみにチャンピオンのTシャツで、今一番レアで値段が高いものだと、いくらくらいになるんですか?

ノハラ ベルベルジン25周年記念で販売した1940年代頃のチャンピオンの黒いボディのTシャツですね。黒ボディは古着の中でも高額になるんですよ。それが12万8000円で売れましたね。

ハラ じゅうにまんっ!

キクチ すごいな。それでも売れちゃうんですね。



ハラ 1940年代だと何タグになるんですか?

ノハラ デカランタグですね。

ハラ 走ってる人が描かれたタグですか?

ノハラ そうです。1950年代頃になると首元にAと同じサイズのランタグと呼ばれるものが付くのですが、40年代頃は裾のあたりに巻きのタグが付いていました。

キクチ へぇー。

ノハラ ランタグのサイズが大きいものなので、単純にデカランタグと呼ばれています。

ハラ 面白い。最後にBの値段も知りたいな。

キクチ これも当てよう。俺は6980円!

ハラ 俺は8800円!


 
ノハラ BのTシャツは5800円です。
 
キクチ 俺が勝ちました~!



ハラ 最近チャンピオンのスウェットってすごい値段上がってる感じだけど、Tシャツはまだ狙い目ですか?

ノハラ ものによっては1万円以下で買えるものもたくさんありますよ。

ハラ このあとまた一気に状況が変わるかもしれないですよね。プリントTとか爆上がりしてますもんね。

キクチ 確かに、若い頃はそれくらいの価格でリバースウィーブが買えていたもんね。

ハラ そう! 色もいっぱいあってね。我々の“若い頃”も気付けば30年前ですから。

キクチ 気付けばね。



ハラ 今回はすごく楽しませていただきました。古着の世界は面白いですね~。

キクチ ホント奥が深い。

ハラ&キクチ ノハラさん、ありがとうございました!

▶︎動画を観るにはココをクリック!

沼尾翔平=写真 Yu Watanabe=文

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