左から仁井田本家「しぜんしゅ - やまもり」2200円(720ml・アルコール分 13%)、寺田本家「繁土」2090円(720ml・アルコール分 15%)/パタゴニア プロビジョンズ https://www.patagoniaprovisions.jp/
「いい土から採れた食材は、カラダにもいい。人と地球はウィンウィンな関係になれるんです。逆に言うと、今のままでは地球は劣化していき、我々の健康も保てなくなります」。
環境問題は他人事ではない。そう改めて考えさせてくれたのは、パタゴニアの食品事業「パタゴニア プロビジョンズ」ディレクター・近藤勝宏さんだ。
「パタゴニア プロビジョンズ」ディレクター・近藤勝宏さん
パタゴニアが2012年から取り組んでいる「私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む」をミッションにした食品プロジェクト「パタゴニア プロビジョンズ」にこの度、日本の蔵元・寺田本家と仁井田本家の純米酒が加わった。
パタゴニアが日本酒をプロデュースするのはなぜか、その深い理由と味わいに迫った。
今回は、パタゴニア鎌倉店に訪問!
「サスティナブルなものづくり」の第一人者として、ファッションシーンを牽引するパタゴニアだが、今ではそのさらに先まで見据えているようだ。それが前述した食品プロジェクト「パタゴニア プロビジョンズ」である。
栄養価の高い食物を育てる農家などとタッグを組み、土や水を再生させながら、地球と人を健康に導く食品を世に送り出しているのだ。
現在ラインナップされているのは、お湯で戻すだけで食べられるオーガニックのフリーズドライ・ビーン・スープ、生育中に海水を浄化してくれるムール貝の缶詰めなど。また、再生型農法で栽培されたブドウを使用し、ほぼ手作業で作った自然派ワインも季節限定で販売している。
左から寺田本家「繁土」2090円(720ml・アルコール分 15%)、仁井田本家「しぜんしゅ - やまもり」2200円(720ml・アルコール分 13%)、「リッスン・トゥ・ユア・フルクト」3520円(750ml・アルコール分 6%)、「エスタライヒ−タイム ブラン」「エスタライヒ−ロゼ」各3520円(750ml・アルコール分 12%)/パタゴニア プロビジョンズ https://www.patagoniaprovisions.jp/
そんな中、昨年は千葉県・寺田本家の純米酒「五人娘」が発売され、完売。今年は新たに福島県・仁井田本家も仲間入りし、いずれも通年販売されることとなった。
「パタゴニア本社から、新たな自然酒を作るにあたって、日本酒も加えたいというオファーがあったんです。日本の自然発酵の技術は世界的に優れており、お酒には発酵が欠かせませんからね。リサーチして両国ともにフィットしたのが、パタゴニアと共通の理念と価値観を持った寺田本家さんと仁井田本家さんでした」。
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