▶︎すべての画像を見る 「帰ってきた完売アウター」とは…… 見逃し厳禁の完売アウターを紹介する本企画。今回は、秋冬の人気素材フリースに絞ってピックアップする。
リサイクル素材を使ったもの、完売御礼アイテムのパワーアップバージョン。そんなふたつの意味の“帰ってきた”と、感動の再会を果たすべし!
余計な装飾を削ぎ落としたミニマルなルックス
[アークエアー for RHC]
今回は4ブランドのフリースを取り上げるが、まずはアークエアーのRHC別注アイテムから。
10月29日(土)発売。3万9600円/アークエアー フォー RHC(RHC ロンハーマン 0120-008-752)
別注とはいえ、余計な手を加えないところがRHCのセンスフルたる所以。
パターンは一切変更せず、レイヤード仕様だったオリジナルのディテールをそぎ落とし、よりミニマルなフリースと相成った。
軽量かつ防風性に優れたファブリックも特徴で、裾のドローコードを絞ることでさらに防寒性が高まるうえシルエットだってアレンジ可能。
アウターとして着るも良し、ECWCSのレイヤリングシステムよろしくインナーとして使っても良し。質実剛健なシンプルデザインが、着こなしの幅を広げてくれる。
ブラック以外のカラーは各国の軍で使用してきた残反のデッドストック素材を採用しているため、限られた店舗での展開となる。各3万9600円/アークエアー フォー RHC(RHC ロンハーマン 0120-008-752)
リサイクル・フリースの先駆け
[パタゴニア]
続いては、王道のパタゴニアから。
小気味いい2トーンでまとめられた安定のクラシックビジュアル、温かく柔らかい着用感は、街や山においても抜群に頼れるだろう。
発売中。1万9800円/パタゴニア(パタゴニア日本支社 カスタマーサービス 0800-8887-447)
パタゴニアのフリースといえば、アメリカの生地メーカーであるモルデン・ミルズ(現・ポーラテック)との共同開発により1985年に誕生した速乾性のあるシンチラ生地。
今作もその肉厚なアイコンマテリアルを採用しながらも、原料をリサイクルポリエステルにすることでモダンな進化を遂げている。
なおこちらは、工場の労働者への賞与を保証するフェアトレード・サーティファイド縫製製品。
フリースの先駆けとしての地位、世界的ビッグブランドという名門意識の上にあぐらをかかず、地球環境と労働環境への配慮を怠らない姿勢にも、あらためて拍手を送りたい。
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