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アメリカで話題になったCX-50のベージュをトレース

マツダ「CX−5」(現行型)

マツダ「CX−5」(現行型)


マツダといえばやはり赤のイメージが強い。

同社もその自負があるのだろう、広島カープのヘルメットにもマツダの赤(ソウルレッドプレミアムメタリック)をイメージした特別色を提供しているほどだ。

しかし同社の中核モデルであるCX-5が2021年11月の大幅改良で新たに採用したのは、新色の「ジルコンサンドメタリック」だ。

折しもその直前に、アメリカで新車種「CX-50」が発表され、その姿が発表されると大きな反響を呼んだが、そのCX-50にも採用されていたのがこのジルコンサンドメタリックだった。

日米と場所は違えども「アウトドアでのアクティビティをサポート」するのは同じ。定番レッドや上品な白もいいけれど、タフさや大自然をイメージさせるこの新色は、新たなCX-5の魅力を十二分に引き出している。


トヨタ「ライズ」の最適カラー、実はベージュではないか説

トヨタ「ライズ」(現行型)

トヨタ「ライズ」(現行型)


トヨタの小さなSUV、ライズにもベージュがある。「ナチュラルベージュマイカメタリック」と呼ばれる純正色だ。

SUVということでイカついフロントマスクや隆々としたフェンダーが与えられているライズだが、全長4mを切るコンパクトボディゆえか、マッチョな黒よりも、ポップな赤や黄色よりも、ベージュがいちばんしっくりといいバランスに感じるのは気のせいか。

イカつさが少しマイルドになりつつ、土の臭いがして、これならキャンプ場にもピッタリ。さらにホイールも黒で締めたら、小さくても存在感は増しそうだ!


入手困難、それでも欲しくなるベージュのランクル

トヨタ「ランドクルーザー70」(2014年復刻版)

トヨタ「ランドクルーザー70」(2014年復刻版)


2014年に誕生30周年を記念して期間限定で販売された「ランドクルーザー70」。

言わずと知れた人気車で、新車で買えないため中古車価格が高騰していて、その中からさらにベージュを買うなんて至難の業だけど、それでも欲しいと思えるボディカラーだ。

「ベージュ」または「ベージュマイカ」があり、どちらも乾燥した赤土の埃が舞ってきそうなほど、ナナマルにピッタリだ。

フツーに街乗りをしても冒険家気分になれそうだし、そのくせ、この車から紺ブレ&チノパンでホテルへ出掛けてもサマになる。

そんなナナマルの魅力を、ベージュカラーがさらに増していると思うのだ。

籠島康弘=文

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