今回はゴルフのおすすめグリップを紹介していきます。
グリップを定期的に交換されている方は多くはないでしょう。
新しいギアには興味を持ちやすいですが、なかなかグリップを交換するまではやらないかったりするもの。
ですが、グリップはクラブの安定性の向上や自分好みのグリップに調整できたりと交換するだけでスコアが向上することもあります。そこでこの記事ではどのようなグリップがいいのかはもちろんのこと、交換時期や選び方についても徹底解説していきます。
ゴルフグリップとは
ゴルフグリップは、ゴルフクラブのシャフトの端部に取り付けられる特殊な部品で、プレーヤーがクラブをしっかりと握るための助けとなる要素です。
これらのグリップは、概してラバーや類似の素材で作られております。一般的に、新品のゴルフクラブにはすでにグリップが取り付けられています。
しかし、それらのグリップは必ずしもすべてのプレーヤーの要求に応えるわけではありません。
そのため、ゴルフショップや専門店では、単品のグリップも取り扱っており、プレーヤーは自分の好みやプレースタイルに合わせて、後から取り替えることができます。
さらに、ゴルフグリップの選択は単なる好みだけではなく、プレーヤーのパフォーマンス向上にも影響します。
形状、重さ、色合いなど、さまざまな種類のグリップが市場には存在します。
その中から、自分のスイングスタイルや技術に適したものを選ぶことで、ショットの安定性の向上や飛距離のアップなど、様々なプレー上でメリットがあります。
しかし、選択には注意が必要で、グリップの種類によっては、太さや握り心地が大きく異なるため、自分の手に合わないものを選んでしまうと、余計な力を入れることになり、結果としてスイングのバランスを崩してしまう可能性もあります。クラブの持ち方や握力に影響を与え、ショットの精度を低下させることがあるため、グリップ選びには十分な配慮が必要です。
ゴルフグリップを交換するメリット
ゴルフグリップは使用の過程で自然と摩耗し、雨や直射日光により劣化が進行します。
そのため、持続的なパフォーマンスを求めるプレーヤーは、一定の間隔でグリップの交換を考慮すべきです。
一般的に「30~50ラウンド」を1セットのサイクルとし、その間隔での交換が推奨されています。頻繁にゴルフを楽しむ人であれば、年間で1〜2回、あるいはグリップの摩耗の度合いによっては年に3回の交換が望ましいでしょう。
しかし、クラブの各部分には劣化の速度や特性が異なります。
例えば、鉄やカーボンといった素材で作られるクラブのヘッドやシャフトは、その構造と素材の特性から比較的劣化しにくい部分といえます。それに対し、グリップは、ゴム製であるため、車のタイヤと同様に経時劣化が生じやすくなります。
特にグリップは、ゴルフクラブの中で唯一、手で直接触れられる部分であるため、摩擦や手の汗、油分などの影響を直接受けます。
これらの要因が組み合わさることで、グリップの劣化が他の部分よりも早まることが一般的です。
したがって、ゴルフのプレーを最適な状態で楽しむためには、グリップの定期的なメンテナンスと交換が不可欠です。
ゴルフグリップの選び方
ゴルフグリップの選び方には、重さだけでなく、太さ(外径)も重要な要素となります。
太いグリップを好むプレーヤーは、クラブフェースの向きをより感じ取りやすく、振る動作がスムーズに行えるとの意見が多く見受けられます。
一方で、細めのグリップは、より繊細なタッチを必要とするアプローチショットなどにおいて、手元の感覚を鮮明に伝えると言われています。
手のサイズや指の長さによって適したグリップの太さは異なるため、多様なグリップを体験して自分に合ったものを見つけるのがベストです。
ショットの方向性を安定させたいと考えるプレーヤーは、太めのグリップを選択すると良いでしょう。
一方、飛距離を最大限に引き出したいと望む方には、細めのグリップが適していると言えます。
素材
ゴルフグリップの主要な素材として、ラバーがよく使用されます。しかし、単純なラバーだけではなく、糸を混ぜ込んだコード・グリップも存在します。さらに、樹脂やその他の最新技術を採用した新しい素材のグリップも市場に登場しています。
ラバータイプ
ゴルフグリップの中で、ラバー製のものが多く見られます。
ラバーグリップは手触りが柔らかく、シャフトの動きを感じやすいという点が強みです。
このタイプのグリップは、その柔らかさからしっとりとした握り心地が得られるのが特徴で、手にしっかりとフィットする感覚が魅力として挙げられます。
さらに、ラバー製のグリップはシャフトの動きをダイレクトに感じることができるため、シャフトが硬いと感じる人は、このグリップに交換することで振りやすさを感じることもあるでしょう。
湿気や手汗で滑りやすくなることがあるので、濡れた場合は定期的に水分を拭き取りながらのプレーが必要です。
コードタイプ
コードタイプのグリップは、ラバーに糸のような素材が混入しています。
この糸が内部に埋め込まれることで、握るときの手触りがやや硬めになり、シャフトの動きを直接感じにくくなる特性があります。
したがって、手の皮膚が比較的厚めの人や、汗をよくかく人にはコードタイプが適しています。
しっかりとした握り心地を好むゴルファーにもおすすめの選択肢となるでしょう。
樹脂タイプ
樹脂製のグリップは、プラスチック由来のため、ラバーよりも固い特性がありますが、それは耐久性の高さという長所につながっています。ですが、新しい加工技術の導入により、やわらかな触感を持つ樹脂製のグリップも市場に登場しています。
ラバーと樹脂製グリップの最も顕著な違いは、「撥水性」にあります。ラバー製のグリップは水分を吸収しやすく、湿ってしまうと滑りやすくなることがあります。
一方、樹脂製のグリップは水をはじきやすく、簡単に乾いたタオルで水分を拭き取ることができます。ただし、水をしっかり拭き取らない場合、樹脂製のものはラバーよりも滑りやすくなるリスクが高まります。
重さ
重いグリップを選ぶとヘッドの感じが軽くなり、操作性が高まるため、細かな操作を重視するプレイヤーに適しています。
逆に、軽いグリップを使用すると、ヘッドが重たく感じられ、打撃に自動性が増すため、直感的に打ちたい方にピッタリです。
グリップの重量を選ぶ際、軽ければいいというわけではありません。
同じクラブの長さでも、取り付けるグリップの重さによっては、飛距離や操作性が大きく変わる可能性があります。あまりにもグリップが軽すぎると、ヘッドの重さを強く感じることがあります。ヘッドの動きを安定させて正確にボールを打つために、50~60gのやや重めのグリップを選択することをおすすめします。
太さ
グリップの太さは、クラブの感触や操作性に大きく関わる要素です。
太いグリップを選ぶと、手首の動きを制御しやすくなり、ショットの方向が安定します。そのため、手首の動きをオーバーになりがちな方には太めのグリップが向いています。
一方、細いグリップを選ぶと、手首の動きを活かしやすくなり、飛距離を伸ばすことができます。振り遅れていると感じる方にも、細いグリップを試す価値があります。
手のサイズによってもグリップの選び方が変わってきます。
特に大きな手の持ち主は太めのグリップ、小さな手の持ち主は細めのグリップが適しています。平均的な手のサイズの場合、飛距離を追求するか、安定した方向性を求めるかによって、選ぶ太さが異なります。
バックライン
グリップの背面に存在する突起部分を「バックライン」と称します。
バックライン付き
バックラインの存在により、クラブを手の中心で一貫してしっかりと握るのが容易になり、これを基軸にしてクラブフェースの方向性を保ちます。
バックラインなし
クラブフェースを開いたり、閉じたりしやすく、球の打ち方のバリエーションを増やしたいプレイヤーに適しています。
多くの市販クラブにはバックライン付きのグリップが標準装備されています。
しかし、ヘッドの方向を調整するための弾道調整機能を持つクラブには、バックラインのないグリップが選ばれることが多いです。これは、シャフトの向きを調整すると握りの感じが変わるためです。
バックラインの突起部分は、クラブを握る際に指との間でフィットするため、毎回同じ握り方がしやすいという利点があります。
しかしながら、ウェッジのようにフェースを開く際には、バックラインが気になることもあり、そのためウェッジ専用でバックラインなしのグリップを選ぶゴルファーもいます。
パターグリップの選び方
パターグリップの選び方には以下のポイントを考慮してください。
- あなたの打ち方やヘッドの形状に適したグリップの太さを選択。
- 自分の打ち方に適した、振りやすいグリップの重量を選びましょう。
- ミスパットを減少させるため、適切なグリップ形状を選ぶことが大切。
- グリップの素材の特性や扱いやすさを考慮し、選択してください。
テーパー型、ノンテーパー型、ピストル型などの異なる形状の特性、さらにマレット型やピン型パターとの相性を踏まえ、最適なパターグリップを探し出しましょう。
ゴルフグリップの交換方法
①目安の設定
新しいグリップがシャフトにどれくらい合致するか確認し、適切な位置に目印をつけます。ゴム製のグリップは伸縮性があるため、取り付け時にズレが生じることがあります。事前に位置を確認しておくと、作業がスムーズに進むでしょう。
②古いグリップの除去
グリップ専用のカッターを使い、古いグリップを慎重にカットし取り外します。作業時は指を切ったり、シャフトを傷つけないように注意が必要です。
③テープの取り外し
古い両面テープを取り除きます。
④新しいテープの貼付
シャフトに新しい両面テープを適切に貼ります。
⑤グリップの取り付け
両面テープの保護紙を取り除き、テープと新しいグリップの内部に溶剤をスプレーします。
次に、グリップをシャフトに取り付け、方向を微調整して位置を確定します。最後に、グリップが固定されているかを確認しましょう。
ゴルフグリップを交換する目安
グリップの交換についての基本的な目安は、その寿命が大体1年ほどであると考えられています。
グリップ専門のメーカー、ゴルフプライドによれば、1年か40ラウンドごとの交換を推奨しているようです。
週に1回ラウンドを楽しむ方の場合、それは約10カ月ごとということになります。
グリップの交換は約1年ごとと心に留めておくと良いでしょう。
また、グリップの表面が固くなったり、滑りやすくなってきたり、部分的に摩耗が見られる場合は、それが交換のサインと捉えても良いです。
ゴルフグリップウッド・アイアン用おすすめ
ウッドクラブは飛距離を重視するため、グリップは一般的に軽量で柔らかい素材が使用されます。
グリップ表面に施された微細な模様やテクスチャによりプレイヤーの手が滑らないようになり、一貫したスイングが可能となります。
アイアンクラブは正確なコントロールが求められるため、グリップはウッド用よりもやや重く、耐久性のある素材が使用されることがあります。これにより、アイアンのショットでの方向性や飛距離のコントロールが向上します。
プレイヤーの好みやスイングスタイルによって様々なタイプのグリップがあるので、いくつか試してみて、あなたに合った最適なグリップを見つけてください。
イオミック(IOMIC) Sticky OVERSIZE 3.5
ソフトな握り心地と高い密着性が特徴のロングセラー商品「 Sticky」に安定した弾道をもたらすLTC機能を搭載し、 さらに2.3と4.4の中間となる、程よい太さのオーバーサイズを採用したモデル。標準~やや太めの太さのグリップでは物足りず、もう少し太くしたい方におすすめです。
Geoleap ACE-R
グリップ上部は天然ゴム素材で作られており、グリップの滑り止め強度を向上させ、スイング効果を向上させます。
グリップの裏側にある溝のデザインは、クラブのコントロールを改善し、ゲームでのパフォーマンスを向上させます。
ゴルフプライド(GOLFPRIDE) ツアーベルベットラバー 360
ツアーベルベットラバーの性能を残しながら可変式クラブに対応。
可変式ドライバーやフェアウェイウッド、ハイブリッドクラブ向けにデザインされています。
ツアーベルベットのポピュラーな外観とスリップ防止表面パターンが360度全体に盛り込まれています。
また、両端にはダブルダッシュのリングがあり、シャフトの向きや角度を問わず、統一感のある外観が保たれています。グリップの向きを気にせずに交換出来るので、グリップ交換が初めての人にもおすすめです。
カデロ(CADERO)2×2 PENTAGON Air
クリアエラストマーとカラーエラストマーを圧着させることで汚れからデザインを守り、Pentagon型の溝加工によりあらゆる方向へのスリップを防止することにより今までにない強いグリッピングを実現。
エアーコンプレッサーがあれば簡単に取り付け、取り外し調整が出来ます。
IOMIC(イオミック) ARMORII Sticky Evolution 2.3
従来のイオミックグリップの機能性はそのままに。左手はグリップ力が自慢の「Evolution」パターン、右手はソフトな握り心地の「Sticky」パターンで、2種類のパターンを融合させた太めのハイブリッドグリップ。
服装に合わせて選べる、レッド・ブルー・イエローの3カラー。
NO1 GRIP 50 SERIES
溝を交互に配列した標準タイプ。3次元立体成型と独自のグラデーション加工により、密着度を高め、あらゆるプレイヤーの感性に応えるホールド感があります。
微妙な握りも感触でわかるバックラインを配置。手に吸い付くような感触は、雨の日にもすべらないだけではなく、少ない握力で力むことなく、確実に思いのままのスウイングができます。
ゴルフプライド(GOLFPRIDE) CP2 WRAP ジャンボ
グリップと手が一体になったような今までにないグリップ力と未経験のソフトフィーリングが生む絶妙のフィット感が味わえます。
やわらかな握り心地にもかかわらず、グリップエンドに搭載したコントロールコアによってグリップのねじれを低減。ソフトフィーリングとコントロール性能を両立した革新的なモデルです。
ラムキン(Lamkin) クロスライン 360 カラー スタンダード
従来のクロスライングリップよりも少し柔らかめの素材を使用。独自の表面パターン(クロスライン)で優れた握り心地とハイパフォーマンスを可能に。最大級のねじれの制御とショットの明確なフィードバック。
どの角度から見てもロゴが見えるデザインはモチベーションを高めます。
ゴルフグリップパター用おすすめ
パターのショットは短い距離で正確なコントロールが求められるため、グリップは一般的に他のクラブのグリップよりも平坦であり、手のひら全体を使って握ることができるようになっています。
正しいパターグリップを選ぶことで、パッティングの安定性と正確性を向上させることができます。プレイヤーの好みやスイングスタイルによって様々なタイプのグリップがあるので、いくつか試してみて、あなたに合った最適なパターグリップを見つけてください。
ライト スーパーストローク トラクション ツアー 2.0
ゴルフのパター専用グリップとして世界中で人気のタイプです。 ツアープロも使うグローバルタイプ。一般的な円筒型のグリップ形状をベースに、グリップ正面が平らになっている「TOUR」シリーズ。
正面が平らなことで方向性が分かりやすく、握りやすい。初めてスーパーストロークを使用される方におすすめのシリーズです。
イオミック(IOMIC) Putter Grip 柔 -Ju-
今までにない驚きのスーパーソフトグリップ。 従来のパターグリップより-30も柔らかい全くの新感覚で、パターグリップの常識を覆したニュータイプ。心地よい握りを体感してください。
これまでのMIDのフォルムからより操作性を重視した若干細めのフォルムを採用。柔らかさと適度な太さがカップインを導きます。パター以外でIOMICを使用している人におすすめです。
ゴルフプライド プロ・オンリー
人気のPRO ONLY(プロ・オンリー)パターグリップシリーズはクラシックなスタイルを現代的にアレンジした3つのスタイルで展開。
プレーヤーからのフィードバックを元に3タイプそれぞれに改良を重ね、高いレスポンスとフィーリングを実現。調整された素材により適切なフィードバックが得られ、あらゆる速度のグリーンでの距離制御を向上させます。
カデロ(CADERO) パターグリップ Putter UT
カラフルに楽しむカデロのパターグリップ。オシャレで可愛いデザインなので女性にも大人気です。
お気に入りのグリップを見つけよう
おすすめのグリップから交換時期などについても解説してきました。
グリップ一つで握りやすさで合ったり打ちやすさも大きく変わってくるのでぜひこの機会にご自身のグリップを見直してみましょう。