今回は革靴でおすすめのブランドを紹介していきます。
革靴といっても色々な種類がありどれがいいのか迷ったりしますよね。
そこでこの記事では、選び方から人気のデザインなどを詳しく解説していきます。
革靴選びの参考になれば幸いです。
選び方
革靴のデザインはその使用シーンに大きく影響します。
だからこそ、具体的なシチュエーションに合わせた選択が求められます。
革靴を選ぶ際の最初のポイントは「つま先のデザイン」です。
主なデザインとしては、「ストレートチップ」「プレーントゥ」「ウイングチップ」「Uチップ」「モンクストラップ」の5種類が挙げられます。
ビジネスやフォーマルな場面で適しているのは、シンプルな一本線がつま先に入った「ストレートチップ」や無地の「プレーントゥ」です。
一方、カジュアルなオフィスや休日のコーディネートには、穴飾りが特徴的な「ウイングチップ」や足の甲のデザインがユニークな「Uチップ」がおすすめです。
また、編み上げではなく、ストラップで留めるタイプの「モンクストラップ」も多用途に活躍します。
選ぶ際のもう一つのポイントとして「サイズ感」が重要です。
実際の足のサイズに合わせて革靴を選んでも、設計上、つま先に少しスペースが残ることが多いのです。
そして、履き心地も重要です。ソールの取り付け方、製法によっても異なります。
あなたの優先するポイントに基づき、革靴のタイプを選択してみましょう。
デザイン
一見すると似ている革靴ですが、微細な違いがあり、各デザインには名前があります。
デザインや特徴に応じて、フォーマルな場やビジネスシーンなど、使用するシーンごとに適した革靴が存在します。
- プレーントゥ
- ストレートチップ
- ウイングチップ
- Uチップ
- スリッポン
- モンクストラップ
シングルチップ
シングルチップとは、別名「ストレートチップ」とも呼ばれる革靴の1種で、爪先の部分に横一本線が入っている、革靴の中で最も基本的なスタイルです。
ビジネスからパーティー、冠婚葬祭など、あらゆるシチュエーションに対応できる革靴なので、初めて革靴を購入を考えている方には最適となります。
爪先の縫い目もそれぞれ違っていて、結婚式でしたら穴飾りのようなパンチドキャップトゥがおすすめです。
それ以外の縫い目でしたら結婚式以外のシーンに最適ですが、基本的には万能に使用できます。もしどの革靴を買っていいかわからない場合は、迷わずシングルチップを選びましょう。
プレーントゥ
先程紹介したシングルチップは、爪先の部分に縫い目がある靴ですが、こちらのプレーントゥは縫い目が無いまっさらとしたタイプの革靴です。
シングルチップと同様に、初めて革靴を購入する初心者に最適で、プレーントゥも冠婚葬祭やフォーマルな場面など、あらゆるシチュエーションに対応できます。
プレーントゥで多く使用されているのは外羽根式のタイプで、どちらかと言えば冠婚葬祭に履いて行くのにおすすめです。
内羽根式の場合は、高さが小さく足の甲が高いと履きづらいというデメリットがあるので、足の甲が低い方におすすめの革靴となります。
U・Yチップ
ビジネスシーンからカジュアルな場面まで、幅広い状況で利用できるのがU・Yチップです。
爪先の部分に「U」の字の装飾があるのが「Uチップ」で、「V」の字の装飾をしている靴を「Yチップ」と言います。見た目はシンプルですが、だからと言って派手すぎないのが魅力となってます。
その見た目から、幅広い服に合わせることができる万能性を誇る靴です。ビジネススーツはもちろんのこと、デニムなどにも合うため街歩きの時に履くにもベストな靴となります。
ウィングチップ(フルブローグ)
翼のような切り替えを施した革靴のことを、ウイングチップと言います。
なお、この名称はアメリカでの名称で、イギリスでは「フルブローグ」という呼び名が一般的です。頑丈かつ耐久性に優れていて、爪先部分がWにブローキングされギザギザなどの装飾がされているのが最大の特徴となっています。
先端に穴が多くあり、通気性が高いのでビジネスシーンからカジュアルな場面まで、幅広い状況で利用できる革靴です。
重量感も感じない見た目をしているので、外観を良く演出したいならおすすめとなります。
セミブローグ
先程紹介したフルブローグよりカジュアルではありませんが、ビジネスの場面で良い印象を与えるのに最適な革靴の1つが、こちらのセミブローグです。
最大の特徴は、爪先の部分に小さい穴がたくさん空いている穴飾りの装飾があるところで、これらを「ブローグ」と言います。
ビジネスの場面には最適の革靴ですが、冠婚葬祭には少し派手すぎるデザインなので、あまり好ましくありません。
紳士的なムードが漂う靴なので、履きこなすには少し難しい部分もありますが、丈夫でかっこいい見た目にこだわるなら最適の靴です。
モンクストラップ
合理的でモダンな外観が魅力的で、ビジネスからフォーマルまで様々な場面で利用できる革靴が、こちらのモンクストラップです。特徴は、バックルやベルトがついているところで、色々なコーディネートができることや、足首をしっかりと固定できて歩きやすいのが魅力となります。
紐がついておらず装飾となっていますので、冠婚葬祭などの場面では相応しく無いのがデメリットです。逆に、足元のお洒落にこだわって演出してみたい方にとっては最適の革靴となります。
紐
革靴の見た目や履き心地に影響を与える「革靴専用の靴紐」。単に革靴用の靴紐と言っても、形、材質、太さといった多岐にわたる選択肢があります。
靴紐の長さは、鳩目(靴紐の穴)の数や間隔に合わせて選ぶことが肝心です。紐を全ての穴に通した際、20〜25cmの余裕があるのがベスト。適切な長さが、おしゃれな印象を保ちつつ、紐が解けるリスクを減少させます。
また、靴紐の形には丸紐、平紐、編み紐の3つの主要な靴紐形状があります。
それぞれが異なる印象とフィット感を持っているので、スタイルと快適さの両方を考慮して選ぶことが重要です。
太さに関しては、一般的な革靴は、鳩目の内径が約3mmに設計されていることを参考に選びましょう。
革靴用の紐は、綿やレーヨン、シリコン、ポリエステルなど、さまざまな素材から選べます。
それぞれの素材には独自の特徴や印象があるので、使い心地と見た目の両方を考慮して選びましょう。
伝統的なビジネスシーンでは、革靴と同色の紐が主流ですが、微妙に色を変えてアクセントを加えるのも面白いです。様々な色展開がされている商品から、自分のスタイルに合ったものを選ぶのがおすすめです。
カラー
どんなスーツスタイルにもマッチし、相手に不快感を与えることが少ない理由から、ビジネスの場ではブラックの靴が基本とされています。
事実、この色は非常に万能で、多くのビジネスパーソンは少なくとも一足のブラック靴を所有しているでしょう。
しかしながら、ブラックの靴だけを持っていると少々単調に感じることも。
ブラックは非常に調和しやすい色である一方、保守的に見えることもあるため、魅力的なコーディネートや独自性を求める際には、ブラウン系の革靴もおすすめです。
明るすぎるトーンはカジュアルに見えることもありますが、スーツのカラーとマッチさせることで洗練されたスタイルを演出することが可能です。
特にダークブラウンは、フォーマルな場面でも適切に取り入れることができ、非常に使い勝手の良い色と言えます。
サイズ
革靴とスニーカーのサイズ表記はまったく異なります。スニーカーのサイズで革靴を選ぶと、サイズミスのリスクが高まります。
スニーカーのサイズは、ブランドやメーカーにより多少の違いはありますが、概ね靴の内部のサイズ(インソールの長さ)を示しています。
サイズの合っていない革靴を履くと、靴擦れや外反母趾を引き起こす可能性があり、靴の形も維持できなくなります。また、快適さを失った革靴は履くのが億劫になるでしょう。
しかし、理想の革靴のサイズを探すのは簡単ではありません。
人それぞれ足の長さや甲の高さなど、足の形状には違いがあります。また、革靴のブランドやメーカーごとに用いられる足型も異なるため、同じサイズ表記でもフィット感が大きく変わることがあります。
ソール
靴の快適さは「製造の品質」によって大きく影響されます。不十分な作りは、機能面に悪影響を与えるだけでなく、外観にもマイナスとなります。
購入時の確認ポイントとして、縫製の精度、左右の靴の対称性、土踏まずの立体的なデザイン、そしてかかとのコンパクトさに注目しましょう。
かかとのフィット感や土踏まずのサポートは、歩く時の快適さに直結しますので、上記のポイントを基に検討してください。
さらに、ソールの種類、レザーソールかラバーソールか、は維持面での選択の要点となります。
伝統的で外観がエレガントなレザーソールは、使うほどに足に馴染む特性があります。
しかし、雨には弱く、定期的なケアが欠かせません。各ソールの長所と短所を考慮し、最適なものを選びましょう。
グッドイヤーウェルト製法
グッドイヤー・ウェルト製法は、革靴の「アッパー」と「ソール」を繋げる一手法として知られています。
この方法では、まず「インソール」に固定されたテープ状の「リブ」に、「アッパー」、「ライニング」、そして「ウェルト」を順番に縫い付けます。
次に、「アウトソール」と「ウェルト」が縫い合わせられます。この製法のポイントは、アッパーとアウトソールが直接結合されていないこと。その代わりにウェルトを使って接続されています。
言い換えれば、グッドイヤーウェルト製法は靴の各部分を分けて縫製する技法の一つです。この方法は緻密な裁縫技術と多くの手間を要求しますが、それにより耐久性が高く、実用的な靴が作成されるのが魅力です。
ハンドソーンウェルト製法
「ハンドソーン」とは、文字通り「手縫い」を意味します。
この製法では、中底にアッパー(甲の部分の革)を取り付け、ウェルトと呼ばれる細長い革の条を縫い付ける過程を経て、最終的にウェルトとアウトソールを縫い合わせます。この縫製の全工程を手作業で行うのが特徴です。
ハンドソーン製法では、リブの代わりに中底に小さな溝を作り、それを基に靴を縫い合わせます。
この溝はリブよりも低く、それによって中に入れるコルクの厚さを減少させることができます。
これにより、靴を初めて履いたときのクッション性が減少し、フィット感が向上します。この製法は、各縫い目を手作業で固定するため、足の動きに合わせて適切な柔軟性が生まれ、靴が足にフィットしやすくなります。
さらに、マッケイ製法とは異なり、地面と靴の内部を結ぶ縫い目が存在しないので、水の侵入を防ぐ点でも優れています。
マッケイ製法
マッケイ製法は、現代では甲革と本底を一緒に貼り合わせ、その後甲革、中底、そして本底を結合するための通し縫いを行う方法として知られています。この方法のメリットは、そのシンプルな構造により、軽量で足の動きに柔軟に対応する靴を制作できることです。
さらに、スマートで洗練されたシルエットの靴も作りやすくなっています。
この製法は、イタリアの古典的な手法としても知られ、アッパー、インソール、アウトソールの三つを一度の工程で縫い合わせます。
これにより、コバ(靴のサイド部分)がほとんど出ず、足の動きに快適に追従するのが特徴です。
高級靴の製造において、グッドイヤー・ウェルテッド製法と並ぶ存在感を持ち続けています。マッケイ製法から派生したモカシーノやボロネーゼ製法は、アッパーのデザインや縫製方法のバリエーションとして認識されています。
セメント製法
セメント製法とは、シンプルに言うと、靴のアッパー(上部)とソール(底部)を特殊な接着剤を使用して結合させる手法です。
この製法は、手軽で効率的な工程を持つため、大量生産に適しており、多くの靴ブランドやメーカーで採用されています。
この方式の最大の特徴は、簡易な工程であるためデザインの自由度が非常に高く、さまざまなデザインの展開が行えることです。
技術の進歩により、最近では接着剤の品質向上や、新しい材料の使用によって、伝統的な縫製法の靴と比較しても、耐久性や軽さにおいても引けを取らない製品が製造されています。
縫い合わせるタイプの革靴と比べても、セメント製法の靴は軽く、柔らかいので、初めて履いたときから快適な履き心地が得られるのが魅力です。
おすすめ外国ブランド10選
外国ブランドの革靴を購入する際、「ブランド名がよく分からないから何を購入して良いか迷っている」と思う方は多いのではないでしょうか?
いざ外国ブランドの革靴を購入しようと思っても、実際に商品がわからなければ買うのに戸惑ってしまいますね。
そこでここからは、おすすめしたい外国の革靴ブランドを10選紹介します。
ブランドの歴史や特徴、おすすめの革靴について紹介していきますので、購入の際の参考にしてください。
ジョン・ロブ
ジョンロブは、1849年にイギリスで創業された老舗の靴メーカーです。常に最高級の価格と質にこだわった靴を提供し、イギリス王室から賞を受賞したこともあるほど、イギリスでは高級靴として高い評価を得ています。
そのシルエットの美しさと、上質な革は多くのセレブを魅了し続け、「キング・オブ・シューズ」という評価を受けるほどの地位を確立しました。革靴の愛好家であれば、一度は履いてみたいと思うほどの憧れのメーカーで、現在でも常に進化を続けています。
シティII シングルレザーソール
ジョンロブの伝統的な革靴といえば、こちらのシングルレザーソールの革靴になります。一度履き始めれば何年でも履き続けることができるグッドイヤーウェルと製法を採用していて、滑らかでエレガントな外観はこれまで多くの愛好家を魅了してきました。
製造にあたっては、約190もの細かい工程を経た後に、熟練の職人によって1週間に渡ってハンドクラフトされるといった妥協を許さない造りに拘ったその美しい革靴は、他のブランドでは感じることの無い素晴らしい感触と機能性が素晴らしいので、長く革靴と付き合っていきたい方におすすめです。
デザイン | ストレートチップ |
羽根開き | 内羽根 |
ソール製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
チャーチ
1617年に、イギリスのノーサンプトンで靴職人、アンソニー・チャーチに創業されたチャーチは、「伝統と革新」を大切にすることをモットーとして、守るべきものは守りながら、革新に常に挑み続けているブランドです。
20世紀になって海外へも進出し、世界各国で高い評価を受け続け、1965年には英国女王賞を受賞しました。
男性向けの革靴以外にも、女性向けの靴やアクセサリー、財布やネクタイ、ベルトなどの小物にも進出し、高い評価を得ています。チャーチの伝統は、創業から400年以上が経過した今でもぶれることはありません。
Shannon ポリッシュドバインダー ダービー
ポリッシュドバインダーダービーとは、チャーチが1970年に開発した伝統を重視したクラッシックなダービーシューズです。
美しい光沢をした外観に、厚みのあるダブルソールや職人によって1つ1つ手縫いで施されたステッチが特徴となってます。
シミが出来にくい最高級の革を使用していますので、革靴にこだわりを持って使用していきたい方には特におすすめしたい一品です。
実用性にもとんでいますので、ビジネスなどあらゆる状況で履いて行くのにおすすめとなります。
デザイン | ウイングチップ |
羽根開き | 外羽根 |
ソール製法 | グッドイヤー製法 |
クロケット&ジョーンズ
1879年にイギリスのノーサンプトンで誕生したクロケット&ジョーンズは、熟練したクラフトマンによる確かな技術によって成り立った歴史ある靴メーカーです。足を守るのと見た目の美しさのバランスを上手く保つという、靴本来の役目を忠実に追求した理想の靴にこだわっています。
その強いこだわりによって、120年が経過した現在でも不動の地位を保っているメーカーです。長年の伝統に基づいた重厚なデザインは、世界中の革靴愛好家に親しまれています。
キャベンディッシュ3
クロケット&ジョーンズを代表する定番モデルの1つで、多くの革靴愛好家に愛されているのが、こちらのキャベンディッシュという靴です。長すぎず短すぎず、太すぎず細すぎずという絶妙な感じのサイズなので、カジュアルな場面からフォーマルな場面に至るまで、様々な場面で使用することができます。
特にこちらのキャベンディッシュ3は、日本のメーカーのビームスが日本人向けに作ったモデルで、アッパー素材のバリエーションも豊富に揃っています。
これらは本場のイギリスで作られたものと同様に、キメ細かく上質な素材を使用しているので、革靴を愛好している方はぜひ手に入れておくべき一品です。
デザイン | ストレートチップ |
羽根開き | 外羽根、内羽根 |
ソール製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
カルミナ
カルミナはスペインで生まれた老舗革靴ブランドで、細部にまでこだわる徹底した品質主義が高い評価を得ているブランドです。デザイン製が高く、気が遠くなるくらいの細かい作業工程を経て作られた革靴は紳士的でエレガントで、革靴の本場であるイギリスのブランドに肩を並べる程のクオリティーとなってます。
150年以上の歴史を持つメーカーで、伝統的なグッドイヤーウェルド製法を駆使して作られた革靴は、定番のブランドとなり日本の百貨店などでも購入できる人気ブランドの地位を確立しました。
セミブローグ(ベガノ インカ)
カルミーナを代表する靴として世界的に有名なのが、こちらのセミブローグと呼ばれる革靴です。
フィット感があって履きやすい一品として高い評価を受けていて、ビジネスシーンなどのフォーマルな場面で使用するにはおすすめの靴となります。
フォーマルな重厚感も感じつつ、軽いのでお出かけ用にも利用可能なカジュアルな雰囲気も持つ万能的な素材で、シルエットも美しいので初めて革靴を購入する方でも違和感無く履けるのが魅力です。
デザイン | ストレートチップ |
羽根開き | 内羽根 |
ソール製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
バーウィック
グッドイヤーウェルト製法を中心とし、革靴の本場スペインで生まれた老舗ブランドがバーウィックです。
スペイン継承戦争のアルマンザの戦いで名を上げた「バーウィック公爵」の名前から頂いたバーウィックの靴は、全て熟練の職人の手作業で作られています。
全て手作りなので、靴には職人の愛情がこもったエレガントな様式を感じる靴ばかりです。
皮革に関しては、欧州を代表するフランスのデュプイやアノネイなどのタンナーを使用しています。丈夫で長く履けるので、ビジネスからカジュアルな場面まで幅広く使用することが可能です。
5277VEVIBR
日本人の足に合わせた靴で、幅にゆとりがあり甲に適度な高さのある革靴が、こちらの5277VEVIBRです。
特徴は靴底で、強いクッション製を活かした素材でできていますので、歩いている時にも痛みを感じにくいのが強みとなっています。
ジャケットからカジュアルな服まで、どんなファッションにも合わせることができる革靴なので、気軽に革靴を楽しんでみたい方におすすめの革靴です。
履き続けていく内に靴底のコルクが沈んでフィットしていきますので、長く履き続けたいなら必ず抑えておくべき靴です。
デザイン | ストレートチップ |
羽根開き | 外羽根 |
ソール製法 | グッドイヤーウェルテッド製法 |
ジャラン スリウァヤ
次に紹介するジャランスリワヤは、インドネシアで生まれた老舗革靴ブランドです。
このブランドの最大の特徴は、「ハンドゾーンウェルテッド製法」という手作業のみで生産する非常に手間のかかる方法で作っていて、かつ最高峰の素材を使用していながら3万円台という安い価格で靴を購入できるのが強みとなってます。
1919年のオランダ植民地時代に誕生し、軍人向けの靴製造から始めたジャランスリワヤは、インドネシア独立後にサンダルなどの生産を初めて知名度を高め、2000年代に革靴の生産を開始し、瞬く間にその地名度を向上させました。
手頃な価格で品質の高い革靴は、日本でも高い人気を誇っています。
Tokio プレーントゥ
ジャランスリワヤで1番おすすめの一品が、こちらのTokioです。
ジャランスリワヤの革靴の中でも最も定番で、オーソドックスなスタイルの革靴で、余計な装飾の無いシンプルな作りが魅力で、幅広い世代に愛されています。
特徴は重厚な底周りと端正なフォルムで、見た目にも品があって遠くから見ても存在感のある雰囲気なのでカジュアルからフォーマルまで幅広く使用できる他、底が重厚かつ履きやすいので、できる限り長く愛用していきたいと思う方にはおすすめの一品です。
デザイン | プレーントゥ |
羽根開き | 外羽根式 |
ソール製法 | ハンドソーンウェルテッド製法 |
コールハーン
コールハーンは、1928年にアメリカのシカゴで誕生したシューズブランドで、革靴だけで無くスニーカーやサンダル、バックやアクセサリーなど幅広い製品を生産しています。
職人的な伝統的技術と、最先端の技術を上手く混ぜ合わせて作られていて、1988年にはあの「ナイキ」の子会社になるなど、アメリカを代表するシューズブランドとして有名です。
「ドレスシューズ」と呼ばれる革靴は、とにかく履き心地が良いのが特徴で、長時間履いても足への負担が少ないことでも知られています。なので、革靴は苦手だなと思っている人にもおすすめの一品です。
ワシントン グランド レーザー ウィング オックスフォード
コールハーンの定番商品としてお馴染みなのが、こちらのワシントングランドレーザーウィングオックスフォードです。値段は約6万円と多少値段は貼りますが、伝統技術と現代の技術が融合し、可能な限りの軽量化に成功しました。クッションが効いていて歩きやすく、驚くくらいの心地良さを感じます。
革靴というと重たいイメージを持つ人も多いですが、こちらの靴はスニーカーのように軽く、湿気にも強いので真夏に履いても蒸れにくいので、カジュアルな場面で履きたいと思った方におすすめの革靴です。
デザイン | プレーントゥ |
羽根開き | 内羽根式 |
ソール製法 | マッケイ製法 |
オールデン
オールデンは、1884年にアメリカのマサチューセッツ州で誕生した、アメリカを代表するシューズメーカーです。アメリカントラッドの靴を代表する存在で、唯一無二と言って良いその履き心地とかっこいい見た目は、世界中の靴愛好家を魅了しています。
1970年代に医療用矯正靴の分野でも高い評価を受けたことでも知られるオールデンは、約200にも及ぶ細かい作業工程を経て完成していますので、履くだけで無く見た目でも長く付き合っていきたいと思わず思ってしまうくらいの魅力を持っています。
9901 プレーントゥ
オールデンで製造されている革靴の中でおすすめなのが、こちらのプレーントゥの革靴です。外見はシンプルで、カジュアルな見た目をしながらフォーマルな場面でも使用できる万能さを持っています。
アッパー部分には子羊の革を使用していて、できる限り長い期間使用したい方にはおすすめの靴です。
靴底も素晴らしく、まるで高級車に乗っているかのようで革靴を履いているとは思えないくらい軽い履き心地をしていますので、革靴を愛好している方には絶対に押さえておくべき一品と言えるでしょう。
デザイン | プレーントゥ |
羽根開き | 外羽根式 |
ソール製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
トリッカーズ
トリッカーズは、1829年にイギリス設立された老舗の靴メーカーで、「チャーチ」や「クロケット&ジョーンズ」と同様にノーサンプトンで誕生しました。最大のこだわりは、「100%メイドインノーサンプトン」をコンセプトとしていて、全てノーサンプトンで製造されたものを販売しているところです。
1989年には英国王室御用達の称号をもらうなど、確かな技術で多くの靴愛好家に愛されているブランドで、革靴だけでなくサンダルやカジュアルシューズに関しても高い評価を受けています。
M5633 BOURTON
BOURTONは、トリッカーズにおける定番モデルです。カントリーシューズの定番でもあるBOURTONは、元々狩りをしに行く時に履いていった靴が原点であるので、水はけも良くて、雨の日でも水が入りにくい仕組みとなっています。
靴底も高いグリップ力を持ち、滑りにくいのでどんな状況でも安定して歩くことが可能です。
イギリス製らしく、見た目にも重厚感があるので靴の外観にこだわりを持っている人にはおすすめの靴となります。
デザイン | ウイングチップ |
羽根開き | 外羽根式 |
ソール製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
パラブーツ
パラブーツは、1908年にフランスで創業された老舗のシューズブランドです。
150工程にも及ぶ工程を経て作られる独自の手法は、創業から200年以上経過した現在でも変わらず守られていて、オーソドックスながら抜群の履き心地で、世界的にも高い評価を持つ靴を製造し続けています。
「長く使えて、履き心地よく、仕上がりよし、時代を超えた魅力」をモットーとしていているパラブーツは、世界で唯一ソールを自ら製造する会社としても知られ、その独自のブーツは200年経過しても変わっていません。
ミカエル
パラブーツを代表する革靴として有名なミカエルは、あの有名ブランドであるエルメスの特注によって開発されたチロリアンシューズです。パラブーツの中でも最高傑作として知られています。元々は山地で使いやすい特徴を備えていて、特に防水性には優れています。
底が丈夫にできていて、雨水や雪、砂が入りにくい強みがあり、かつデザイン性も高いのでカジュアルだけで無く、フォーマルにも適している靴です。また履き口が大きく、楽に脱ぎ履きができるので靴ずれが起きにくく、革靴初心者にも馴染みやすい靴となってます。
デザイン | Uチップ |
羽根開き | 外羽根式 |
ソール製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
おすすめ日本ブランド5選
ここまで、知名度の高い外国ブランドを紹介してきましたが、実は日本にも外国に負けないくらい素晴らしいクオリティの革靴を作っているメーカーがあります。何より日本人の足に合わせた靴ばかりなので、初めて革靴を購入したい方にもおすすめです。
そこでここからは、おすすめの日本ブランドを5つ紹介していきますので、おすすめのアイテムや特徴など、靴選びの参考にしてください。
三陽山長
三陽山長は、日本生まれの高級紳士靴ブランドを目指して、2001年秋に新しく誕生したブランドです。世界最良の素材を使用し、熟練職人の手によって最高級の製品を開発できる様に日々精進しています。
上質な素材と確かな技術を使用し、「美」の要素を徹底追求した靴を作ることにこだわり、見た目にも美しく日本人の理想に合った究極の革靴を目指しているので、10年20年と長く愛用できる革靴をお探しの方にはおすすめのブランドです。
勘三郎 スキンステッチUチップ
三陽山長の看板商品として有名なのが、こちらのスキンステッチUチップです。
ストレートチップの靴である友次郎と共に、ブランド設立時からの定番の革靴で、履いた瞬間に耳に心地良い空気の抜けた音や、足に食いつくような美しいシルエットが特徴です。
スキンステッチなど、細部に渡って様々なこだわりのある革靴ですので、少しでも外観でアピールしたい、足の負担の少ない革靴を探している方は、ぜひ勘三郎の履き心地をお試しになってください。
デザイン | Uチップ |
羽根開き | 外羽根 |
ソール製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
大塚製靴
大塚製靴は、明治5年に操業された日本の靴メーカーの中でも1番の老舗にあたるメーカーです。
日本の西洋靴の歴史を作ってきたと言っても過言では無い大塚製靴は、日本人にとって本当に履きやすい究極の靴を常に探究してきました。
フォーマルな靴からカジュアルな場面まで、多彩かつ高級感漂う靴であるのが特徴で、ゆったりと履けて歩きやすい靴が多いのが特徴です。機能性に優れ、かつ丈夫で長持ちする靴が欲しい方には最高のブランドと言ってよいでしょう。
OTSUKA M-5
大塚製靴の看板商品とも言える靴が、こちらのOTSUKA M-5です。
ビジネス、フォーマル、カジュアルとあらゆる状況でも履きこなすことが可能で、外観もシンプルかつ美しい靴なので、できる限り長く履き続けていたいと思う方にはおすすめの靴となります。
定番の靴以外にも、高級さが売りの「ロイヤルブルー」や、「ボタンブーツ」など様々なタイプのある靴です。質が素晴らしい分多少値段は張りますが、とことん質の高い革靴を履いて、他の人に差をつけたいという強い思いのある方は、ぜひ一度履いてみてください。
デザイン | Uチップ |
羽根開き | 内羽根 |
ソール製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
リーガル
リーガルは、日本を代表する革靴ブランドで、国産の革靴では定番とまで呼ばれるほど知名度の高いブランドとして知られています。全ての世代が愛用できる革靴の製造にこだわっていて、質も高く、値段もお手頃で長持ちするので、革靴を初めて購入するという方にも最適なブランドです。
特に、「レザーソール」と「ラバーソール」を使用した靴底は強みで、雨の日でも滑りにくく歩きやすいので、革靴は歩きにくいから苦手という方にも最適となってます。革靴初心者にも履きやすい靴ばかりなので、購入を考えている方はぜひお試しください。
ダブルモンクストラップ
数多くあるリーガルの革靴の中でも特に高い人気を誇るのが、こちらのダブルモンクストラップの革靴です。
紐を使用していないので履きやすく、初めて革靴を履く方や普段滅多に革靴を履かない方にもおすすめの靴となります。
独自素材「アクロフォーム」によって衝撃吸収性と反発弾性、耐久性に優れていますので丈夫な靴をお探しの方には最適です。リーズナブルな価格でありながら見た目も美しく、かつ良い素材を使っていますので、気軽に革靴を購入したいならおすすめと言えるでしょう。
デザイン | ダブルモンク |
羽根開き | 外羽根 |
ソール製法 | セメンテッド式 |
スコッチグレイン
スコッチグレインは、日本のメーカーである「ヒロカワ製靴」が1978年にスタートさせたオリジナルブランドです。「穀物模様の革」という意味を持つスコッチグレインは、ブランドのスタート以来、日本人の足元に合った履きやすい究極の靴の開発に全力を尽くしてます。
特に革の質には定評があり、独自の基準で選定されているので、遠目から見ても美しい光沢です。
履き込むほどに靴が足にフィットしてきますので、足の負担を少しでも和らげたい革靴をお探しの方にも最適となります。
インペリアルブラック 946
美しい高級感を演出した革靴をお探しの方におすすめなのが、スコッチグレインを代表するインペリアルブラック946です。
黒い質感と艶に徹底的にこだわったその一品は、紳士靴が持つ優雅さや威厳をはっきりと表現したデザインとなっています。
パーティーや晴れの舞台などで履くにはおすすめの靴で、高級感あふれるその見た目は、他の人の目を引きつけること間違い無しです。本底にはトップゴムレザーソールを使用していて、爪先部分の減りも少なくかつ歩きやすいのが特徴ですので、革靴にこだわりを持つのであればぜひ購入したい一品です。
デザイン | ストレートチップ |
羽根開き | 内羽根 |
ソール製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
ユニオンインペリアル
ユニオンインペリアルとは、ユニオンロイヤルというメーカーが手掛けたブランドの1つで、イタリアで生まれた靴作りの技術をいち早く日本に取り入れたことでも知られるブランドです。
日本人の足に合った履き心地の良い靴作りにこだわるブランドです。
デザインの面でも高い評価を得ていて、ハンドペイントという丹念な仕上げによって、美しい光沢感を出すので、味わいがあって深みのあるその外観はまさに究極の一品と言えます。
革靴にこだわりのある方なら、ぜひ押さえておきたい一品です。
U1944
ユニオンインペリアルを代表する革靴が、こちらのU1944です。素材はイタリア製の牛革のキップレザーを使用して上品な雰囲気を持ち、イギリスのダイナイトソールというサッカーのスパイクのような凸凹が底にあるので、雨の日の滑り止めを防ぐのに効果的となってます。
一見タイトな見た目をしていて、履く時に苦労するんじゃ無いか?と思ってしまいがちですが、実際には全くそんなことはありません。履いてみるとしっかりとおさまるので、靴を履く時にフィット感を感じたい方にはおすすめの靴です。
デザイン | ストレートチップ |
羽根開き | 外羽根 |
ソール製法 | ハンドソーン・ウェルテッド製法 |
自分好みの革靴を選ぼう
革靴をブランドごとに紹介してきました。
どのようなデザインを選べば良いのかなど詳しく解説してきましたので革靴選びの参考になれば幸いです。