春や秋で温度調整しやすいカーディガンは最低でも一枚は持っておきたいアイテムだろう。
一枚持っていれば、着こなしの幅が広がること間違いなしの万能アイテム。
そこで今回は大人っぽく見せるおすすめのコーディネートから着こなすポイントまで解説していく。
最初に覚えたい！メンズコーデおしゃれの3つのポイント
おしゃれをする上で必ず押さえておきたい、3つのポイントをご存じだろうか。
- 系統のバランスを整える
- シルエットを意識する
- 使う色は3色まで
これさえ守っていれば、コーディネートでの大失敗は回避できる。
3つのコーディネートはコツさえつかめば、簡単に取り入れられるものばかりだ。
ぜひチャレンジして欲しい。
①系統のバランスを整える
コーディネートを考えるうえで、その系統は大きく「きれいめ」と「カジュアル」に分けられる。
バランスのいいおしゃれというのは、この中間にあるといっていい。
もちろん思いっきりどちらかに寄せるのも個性としてはアリだが、途端に女子受けしなくなってしまう。
上半身は「カジュアル」でありながら、パンツや靴は「きれいめ」にするとバランスが良くなり印象も良くなる。
意中の彼女がいるのなら、ぜひバランスのいいおしゃれもマスターしてみてはどうだろうか。
②シルエットを意識する
次に気を配りたいのはシルエットだ。
装飾の多い女性服と違い、男性の服は特にシルエットの良し悪しが分かりやすい。
上下ともゆとりのある服だとカジュアル感は増すが、その分だらしなく見えてしまう。
大切なのはこの2つだ。
- サイズ感（丈や身幅はあっているか？）
- おしゃれに見える基本のシルエット
この2つを知っているだけで、選ぶ服がグッと垢ぬけるだろう。
とくに基本中の基本である、3つのシルエットは絶対に覚えておいてほしい。
王道Iライン
もっともスタンダードなシルエットがIラインだ。
スッキリとまとまったシルエットは、清潔感やキチンと感では頭一つ抜けているといっていいだろう。
カーディガンとの相性も良く、目上の人から女性にまで受けのいいIラインは、ビジネスシーンからデートにまで汎用性が高いのが特徴だ。
トレンドYライン
アルファベットYのシルエットを持つYラインは、上半身にボリュームを持たせたトレンドのシルエットです。
最近ビックシルエットのカーディガンに細身のパンツを合わせるコーディネートを、見かけることも多いでしょう。
また「運動不足でちょっとお腹周りが気になる……」そんな人にも嬉しいのがＹライン。
ぜひ一度試してみてほしい。
男らしいAライン
下半身に重心のあるシルエットがＡラインだ。
このシルエットの特徴はなんといっても、男らしさが演出できることだろうか。
ワイドパンツなどラフなゆったりシルエットに、細めのノーカラーカーディガンを合わせてみては。
頼りがいのある、男らしい色気を感じるだろう。
③使う色は3色まで
最後に忘れてはいけないのが「色の組み合わせ」だ。
色の持つインパクトは絶大で、その人の印象を大きく左右する。
色数が多ければ多いほど、ごちゃごちゃした印象になってしまう。
そこで「使う色は多くても3色まで」という風にするとまとまったコーデを簡単に作れるようになる。
きっと毎朝のコーディネートの悩みを軽くしてくれるだろう。
系統別メンズカーディガン着こなし術
あなたはどんな自分になりたいだろうか？
ファッションは簡単にイメージ通りの自分に変身できる、まるで魔法道具のような物だ。
上品できれいめなコーディネートに身を包めば、周囲はあなたをきっちりとした大人の男として扱う。
あなたがカッコイイと思うスタイルは、ファッションを通して体現できるのだ。
なにも気負う必要はない。
魔法道具を使いこなす、ちょっとしたコツをお伝えしよう。
上品できれいめなカーディガンコーデ
カーディガンときれいめコーディネートは相性がいい。
ジャケットよりは堅苦しくなく、それでいてきちんと感を演出できる大人の男の必須アイテムだ。
清潔感がありオフィスでも浮かないのも嬉しいポイント。
夏場のオフィスの、冷房対策に使える実用性も評価したい。
きれいめコーディネートの代表格といえばシャツ＋カーディガンの組み合わせだろう。
モノトーンはもちろん、素材感さえ気をつければ色物どうしであってもマッチする。
フロントボタンのないラップタイプのカーディガンも、スッキリと羽織れてオンオフ共に使いやすいアイテムだ。
比較的難易度の易しいコーディネートである。
カジュアルなカーディガンコーデ
いつもの服に一枚プラスするだけで、こなれ感が出る。
だが一口にカジュアルコーデと言っても、年齢やシーンでその着こなしも変わってくるだろう。
落ち着いた色合いで統一したり、アイテムがラフになりすぎないよう、ボトムにはテーパードパンツを合わせるなど一工夫を。
すべての年代を通して言えるのは、カジュアルな中にも清潔感を意識したコーディネートを心がけることだ。
流行りの韓国風カーディガンコーデ
日本を席巻している韓流は、ファッションでも独自の存在感を見せている。
ビックシルエットのカーディガンにスキニーパンツを合わせるだけで、カジュアルながらもおしゃれな印象に
流行に敏感でプチプラアイテムの揃う韓国ファッションは、上手く自分流にアレンジして取り入れていきたいものだ。
ストリート風カーディガンコーデ
ストリートファッションの自由さはそのままに、大人の落ち着きも取り入れた大人のストリート風ファッションにも注目したい。
ポイントとして全身のトーンはダウンさせて、身に着けるアクセサリーは上質なゴールド、足元も黒のブーツなどでバランスを取ろう。
現代のストリート風ファッションは、大人の余裕とストリートの自由さを兼ね合わせた最高にクールなファッションだ。
シルエット別メンズカーディガン着こなし術
シルエットはその人を最初に印象付けるものだ。
おしゃれをする上で、自信をもって服を着こなすのはとても大切なことである。
シルエットを整えるということは、あなたの体型を整えるということ。
シルエットラインを理解したコーディネートをできることで、あなたは自分がアピールしたいところを強調し、隠したいところをカバーできるようになる。
ぜひこれからお伝えする3つのコーディネートを、着こなせるようになってほしい。
シンプルかつ大人らしいIラインコーデ
シンプルで王道といっていいシルエットラインがIラインだ。
スーツも同じIラインの着こなしであることから分かるように、クールで都会的なイメージを与える。また清潔感があり女子受けもいい。
加えてIラインコーデには縦長効果があるので、身長を高く見せてくれる。
もしあなたが低身長に悩みを持っているなら、上下をモノトーンでまとめてジャストからタイト気味のサイズ感の服を選んでほしい。
足元もボトムと色目を合わせて、より縦長効果を狙おう。
気になるところをファッションでカバーできるのも、おしゃれの醍醐味だろう。
大きめカーディガンでYラインコーデ
トレンド感があり、大人っぽい雰囲気も楽しめるのがYラインコーデだ。
オーバーサイズのカーディガンやロングコートでトップスにボリュームを出し、ボトムにタイトなパンツを合わせる。
Yラインコーデの嬉しいところは、体型カバー効果も高いところである。
ビックシルエットのカーディガンでお腹周りも隠せて、ぽっちゃり体型や瘦せ型の体型も上手くカバーしてくれるのが嬉しい。
上半身にボリュームのあるシルエットは、リラックス感やカジュアルさを人に与えられる。
コンパクトなカーディガンでAラインコーデ
Yラインとは逆で、下半身にボリュームを出すコーディネートがAラインコーデだ。
男らしいシルエットでいえば、Aラインが一番だろう。
トップスがジャストサイズで、ボトムはワイドパンツなど太めのパンツを合わせてみよう。
どっしりとした安定感と、男らしい印象を与えるAラインコーデは、ミリタリー系やワーク系のファッションとも親和性が高い。
太ももやふくらはぎの太さが気になる、スポーツ経験者の体型カバーにも一役買ってくれる。
最も難易度の高いコーディネートだが、着こなせるようになれば、あなたもおしゃれ上級者の仲間入りだ。
定番カラーのメンズカーディガン着こなし術
どうにもファッションがあか抜けない、そんな時の対処法をご存知だろうか。
最初にも伝えてあるとおり「色を使いすぎない。3色までに抑える」これに尽きる。
この色を使っていれば間違いはない、そんな色合わせを提案したい。
白×黒
なにを着るか迷ったら、モノトーンコーデを選べば失敗はない。
白シャツに黒のカーディガンを合わせて、素材感に気をつければそれだけできれいめコーデが完成する。
定番であるが故にいささか無難にまとまりすぎるが、朝なにを着るか悩む時間がない日もあるだろう。
白×黒のコーディネートは、忙しい朝の力強い味方なのだ。
白×黒×ネイビー
落ち着いた印象のネイビーは、知的な雰囲気を作ってくれる色である。
そんなネイビーと白×黒の色合わせは、相性抜群の組み合わせといえる。
白とネイビーは上品な印象に、白×黒のボーダーとネイビーを組み合わせればカジュアルに着こなすこともできる。
色の配分やアイテム次第でバリエーションが広がっていく白×黒×ネイビーを、ぜひあなたのワードローブに加えてほしい。
ベージュカーディガン×白
ナチュラルカラーで優しい印象のベージュは、反面おしゃれに着こなすのにテクニックも必要だ。
白×黒と組み合わせることでベージュにメリハリがつき、グッとおしゃれ度が増すのである。
トップスを白とベージュでまとめてボトムに黒を持ってくる定番スタイルもいいが、ボトムに白のパンツを使ってみるのもいいだろう。
季節ごとのカーディガン着こなし術
あなたはカーディガンを秋のファッションだけとは思ってはいないだろうか。
エアコンの普及など住環境の変化により、夏場であってもカーディガンを着る機会は増えている。
カーディガンは機能面でも春夏秋冬すべての季節を通し使える、オールラウンダーなアイテムなのだ。
それぞれの季節に相応しいカーディガンの装いを知ることで、よりおしゃれを楽しめるだろう。
春や秋はアウターにしてカーディガンを主役に
春や秋は一日の中でも寒暖差の激しい季節。
そんなとき役に立つのがカーディガンだ。
カーディガンはおしゃれアイテムというだけでなく、肌寒さを凌ぐという実用面でも非常に使い勝手がいい。
春・秋のカーディガンは素材と色に注目してほしい。
素材はニットだけでなく、コットンやリネンも季節感があっていいだろう。
カーディガンをアウターとして使用するこの季節、カーディガンに求められるのは主役としての役割だ。
春には明るい色や淡い色で、遊んでみてもいいだろう。
これから冬に向かう秋なら、落ち着いた色で季節感を楽しんでほしい。
冬はカーディガンをレイヤードしてアクセントに
本格的に寒くなってくると、カーディガンだけでは心許なくなってくる。
だが冬こそカーディガンをフル活用してほしい。
コート類と重ね着することで寒さ対策はもちろん、ファッションの面でもコート単体よりもおしゃれを楽しめるのだ。
チェスターコートとVネックのカーディガンを合わせれば、より洗練された印象になるだろう。
冬のマストアイテムであるダウンコートに、スタンドカラーのカーディガンをレイヤードすることで、いつものファッションがグレードアップする。
カーディガンがアクセントになり、上級者のおしゃれを楽しめるのだ。
つい億劫になりがちな冬の外出も、カーディガンを使ったおしゃれで気分を上げられるだろう。
おしゃれを意識したプチプラカーディガンコーデ術
おしゃれをしたいもののやはり金額は抑えていきたいところ。
そこで今回、ユニクロやGUといったプチプラでのカーディガンコーデを紹介する。
ユニクロ編
高品質で知られるユニクロのカーディガン。
特徴はそのカラーバリエーションの豊富さと、シンプルなデザイン、そして薄手で編み目の目立たないハイゲージニットを使用していることだろう。
滑らかで美しい質感と風合いに加えて、「軽い、薄い、暖かい」と三拍子揃ったカーディガンを、自宅で洗濯まで出来るというのだから驚きだ。
そんなユニクロのカーディガンを選ぶ際には色選びに注意してもらいたい。
鮮やかなカラーよりは、白や黒、グレーなどのモノトーンカラーか、ネイビーやベージュを選ぶべきだろう。
これらの色で無地のものを選べば、野暮ったく見えずに、大変コスパのいい買い物ができるのだ。
GU編
トレンド感満載のアイテムがプチプラで手に入るGU。
最近では大人っぽいラインナップも増えてきたが、ここではあえてトレンドを追いかけたファッションをおすすめしたい。
薄く柔らかな素材感のカーディガンに、あえてウォッシュド加工を施した商品。
幅広なリブやレトロビンテージ風のデザインは、一枚でインパクトがある。
薄手なので、冬にかけアウターの下に着てレイヤードすることも。
これからの季節、このカーディガンを軸におしゃれを組み立てていくのも楽しいだろう。
カーディガンは基本をおさえればおしゃれに着こなせる！
カーディガンは一枚プラスするだけで、あなたの印象をガラリと変えてくれるアイテムだと分かってもらえただろうか。
ジャケットのように明確なルールがあるわけではない分、着こなすのが難しいと感じる人もいるだろう。
そんな人こそここで述べた、着こなしの基本を守ってカーディガンにチャレンジしてほしい。
カーディガンコーデを使いこなせるようになれば、あなたのおしゃれの幅はきっと広がるだろう。
毎日の生活の中におしゃれの要素を組み込んで、あなたらしいファッションを楽しんでもらいたい。