夏のブーツと聞くとみなさんの印象はいかがだろうか。
暑い、蒸れる、重たい。
おそらくあまりいい印象はないだろう。
しかし、だからこそうまく履きこなす事によって、
周りとの差をつけるファッションアイテムになるだろう。
この記事では、
- 夏のブーツで選ぶ素材
- 清潔感を持たせるブーツの手入れ
- おすすめのブランドとブーツ
以上を紹介していく。
夏にブーツはあり?なし?
まずは、そもそも夏にブーツはありなのかという疑問だが、結論としては、『あり』だ。
周りがアイテムとしてチョイスしない分、うまくファッションに取り入れる事ができれば、周りに差をつけるアイテムになるだろう。
夏に向いているブーツ
夏に向いてるブーツの特徴としては
- 素材が軽い
- 色が明るい、発色がよいもの
こちらが特徴のブーツを選ぶと良い。
夏っぽさもある明るい色を取り入れつつ、暑さ対策としても素材が軽いものであると過ごしやすいだろう。
夏に向かないブーツ
反対に夏に向かないブーツの特徴としては、
- 素材が重い
- ビンテージなど使用感のあるもの
このような点があげられるだろう。どちらかといえば秋や冬で履くのがベターだろう。
難しいアイテムだけに、他の靴よりも気を使う点は多くなる。
では夏のブーツで意識する事をさらに詳しく紹介していこう。
夏のブーツで意識すること
夏のブーツで意識をすべき点は以下の通りだ。
- 素材や製法に注目する
- 爽やかなコーディネートを心がける
- 手入れを欠かさず行う
この3点は夏ブーツを履きこなす上で非常に重要な点である。
夏のブーツは見た目や素材からどうしても敬遠されがちで、
周りからも暑苦しく見えてしまう。
また、皮という洗えない素材という事、
さらに通気性などもスニーカー、サンダルには劣るため、
清潔感などをしっかり意識する必要がある。
では具体的にどのような素材、コーディネート、手入れを行えばいいのか。
一つずつ解説していきたいと思う。
革の素材や製法に注目する
まずはブーツの素材に関して説明していきたい。
ブーツの皮にも種類は多岐にわたる。
見た目や、素材感でブーツの印象が変わるので、
この素材のチョイスを間違えずに行っていきたい。
紹介する素材としては、
- スエード
- ガラスレザー
- オイルドレザー
この3つの素材の解説をしていきたい。
スエード
- レザーの中でも通気性に優れている
- 防水スプレーで撥水加工も可能
- ブラッシングと乾燥で手入れが簡単 清潔感が保ちやすく、素材としても軽やか
まず紹介するのはスエードだ。
子牛や子羊の裏皮を起毛させたもので、独特の風合いや、光沢感が魅力の素材だ。
ガラスレザー
- 撥水性が高く、雨に強い
- 手入れがしやすい
- 値段が比較的安価
次に紹介するのはガラスレザーだ。
レザーに樹脂でコーティングをした素材になる
通気性に関しては、スエードに劣るが、逆に撥水性に強みがあり、手入れのしやすさも大きなメリットの一つだろう
オイルドレザー
- しっとりとした艶感で合わせやすい
- 油分が多く耐久性に優れている
- オイルの撥水性があるので水に強い
- 簡易的な手入れが簡単
皮を加工する際にオイルをしみこませた素材。
オイルが入っているので、艶やかな発色と光沢が魅力的だ。
他の素材に比べて手入れなどはかかるが、他の素材にはない光沢感や、シックな雰囲気がある。
また、エイジングレザーとしても呼び声高く、
使うほどに味の出る、長く付き合えるレザーブーツだろう。
爽やかなコーディネートを意識する
素材の説明の次は、全体的なコーディネートに関して説明していきたい。
あくまで季節は夏なので、黒や重たいコーディネートは避けて、
爽やかな合わせを心がけたい。
明るい柄を取り入れる
足元がどうしても重たくなりがちなブーツファッションなので、
その分トップスには明るい柄物や、白のTシャツなど、
軽めのものを取り入れよう。
スキニーパンツで足元をスッキリさせる
暑苦しくなりがちな、ブーツファッションなので、
足元はスッキリとさせたい。
そのため、選ぶパンツはスキニーや、タイトフィットのものを選ぶと
全体のシルエットがスッキリとして、涼しげになる。
ハーフパンツは慎重に
やはり夏はショーツハーフパンツを履きたくなるが、
ブーツに合わせるには少し慎重になった方がいいだろう。
素材や、ショーツの丈などによってはミスマッチを起こしてしまうので、
スエードのローカットのブーツになるべくシンプルな合わせで、
暑さを乗り切りたい。
手入れを欠かさず行う
ブーツで気になるのが清潔感と臭いだ。
通気性はサンダル、スニーカーには大きく劣るので、
しっかりとした手入れをしていきたい。
ブラッシングとオイルコーティング
まずは外見の手入れからだ。
雨の多い時期でもあるので、汚れに関しては十分に対処していきたい。
また、皮を長持ちさせる意味でもオイルコーティングは必須だろう。
乾燥させる
ブーツを履いたあとは、必ず乾燥させてインソールを乾燥させよう。
できれば、お菓子の乾燥材など入れて素早く湿度を取り除き、
菌の繁殖を防ぐことで防臭をしていきたい。
防水スプレーをかける
防水スプレーをする事によって雨の際の撥水はもちろん、
汚れもつきにくくなり、一石二鳥だ。
ただし、皮の種類によっては変色してしまうものもあるので、
タンの裏側など、目立たないところで一度試した方が良いだろう。
夏におすすめのブーツ
ではここからは実際のブランドでおすすめのブーツを紹介していきたい。
Dr.Martens(ドクターマーチン)
まず紹介したいのはDr.Martensだ。
Dr.Martensはドイツ発祥のブランドで、
ソールのクッション性がよく、人気のブランドだ。
パンクバンドのアイコン的ブーツだったが、
最近は男女問わずファッションに取り込まれている。
その中でも、この「1460エイトホールブーツ」はファーストモデルで
現在も非常に人気のあるモデルだ。
CROCKETT&JONES(クロケット&ジョーンズ)
次に紹介するのはCROCKETT&JONESだ
CROCKETT&JONESは、1879年イギリス発祥のブランドだ。
多くの木型を所有しており、モデル数も多数あるため、
足の形にフィットしたモデルが見つけやすい。
また、セレクトショップや百貨店などで個別の別注モデルを広く展開しているため、
同じ形、同じ素材でも、色々な個性を持ったブーツを選べるもの一つメリットだろう。
Church’s(チャーチ)
こちらもイギリスの老舗のChurch’sだ。
250の工程を8週間かけて行う最高級の靴ブランドだ。
手に取ると重たく、硬い印象だが、履き慣れればしっかりと足に馴染み、
安定感のあるブーツになる。
吸湿性に優れており、清潔に保てる点も強みだろう。
Redwing(レッドウィング)
続いてはアメリカのブランドREDWINGだ。
こちらも110年以上の歴史あるブランドだ。
一生もののブーツとしても有名で、日本でも多くの芸能人や、
著名人に愛されてきた。
日本から発信された別注モデルなどもあり、
カジュアルな着こなしに、1つは持っておきたいブーツだろう。
Chippewa moctoe(チペワ)
最後に紹介するのが、Chippewa moctoeだ。
アメリカ発祥のブランドで、
元々は安全靴のようなエンジニアブーツとして生まれた。
ソールは有名なビブラムソールを採用しており、
ブーツ好きにはたまらないスペックとなっている。
ブーツを履いていつもと違った夏を過ごそう
夏はブーツを下駄箱に押し込みがちだが、
うまく合わせれば、この上ないファッションアイテムになるだろう。
これを機にぜひ夏の足元のファッションにも取り込んでいただきたい。