今回はメンズのブラウンシャツを使った年代別おすすめコーディネートをご紹介します。
夏が終わり、秋本番が近づいてきました。とはいえまだ昼夜の寒暖差が大きく、毎日何を着ればいいか悩んでしまいがちです。そんなときに活躍するのが、さらっと羽織れるシャツ。
特に落ち着いたブラウンはキレイめコーデで活躍してくれます。とはいえ、ブラウンというと「地味」「おじさんぽい」と思う方も多いかもしれません。
そこで今回はスタイリッシュなブラウンシャツの年代別おすすめコーデを一挙ご紹介。年齢にあった着こなしを知れば、あなたにぴったりのブラウンシャツの着こなしができますよ。
ブラウンシャツの着こなし方
まずは、ブラウンシャツをうまく着こなすためのポイントを押さえておきましょう。いざブラウンシャツの購入を検討しても、どんなコーデがいいか迷ってしまいませんか?
そこでここでは、ブラウンシャツを取り入れるにあたってオススメの組み合わせをご紹介します。
まずは今持っているアイテムでも、どんな組み合わせがブラウンシャツに合うか、イメージを膨らませてみましょう。
ボトムスを明るい色で合わせて爽快に
まずおすすめしたいのが、明るい色のボトムスとの組み合わせです。
ブラウンという色は「落ち着き」や「大人っぽさ」を演出できる一方で、「地味」「おじさんぽい」というイメージにもなりがちです。そこで、ボトムスにホワイトや薄い色味のデニムといった、明るい色をあわせてみましょう。
ブラウンシャツでも、爽快な着こなしができるはずです。
ワントーンコーデで統一感のあるスタイル
ブラウン系で揃えた、ワントーンコーデもおすすめです。
ブラウンと言う色味の持つ落ち着きや温かみを最大限に活かすことができ、特に寒い季節はより効果的です。
注意すべきポイントは差し色。コーデのポイントをつくろうと、派手な色を差し込んでしまうと、せっかくのブラウンの色味が生かされません。白やグレーといったシンプルなカットソーやニットでも、ブラウンのワントーンのなかであれば十分に差し色としての機能を果たしてくれます。
ブラウンの色味を活かした、シンプルな差し色を使ったワントーンコーデを楽しみましょう。
セットアップで洗練感を演出
更に上級者は、セットアップスタイルに挑戦してみるのもいかがでしょうか。
なかなかハードルが高いと思われがちですが、サイジングと小物使いに気をつければ大丈夫です。サイジングはワイド過ぎるものを避け、野暮ったくならないように。ニットやネクタイはシンプルな柄物など、遊び心あるものを合わせてみましょう。ブラウンの持つイメージとうまくバランスがとれ、ワンランク上のスタイルができるはずです。
ブラウンシャツに合わせる定番メンズアイテム
次に、ブラウンシャツにあわせやすいアイテムをご紹介していきます。
ブラウンシャツは単体でコーデの主役にもなれますが、落ち着いた色味なので脇役としても活躍してくれます。
ここで紹介するような定番アイテムとうまく組み合わせることで、コーデ全体をレベルアップすることも可能。
あわせやすいアイテムを知ることで、ブラウンシャツの着こなしを導入しやすく、且つワンランク上のものにできますよ。
ニット
まずは、シャツといえばニットでしょう。いきなりブラウンシャツを主役にもってくるコーディネートが難しいという人でも、ニットを上からあわせれば挑戦しやすいはず。
ブラックやネイビーの引き締まった印象のものを合わせるのがおすすめです。ブラウンシャツの温かみを残しつつ、やぼったくならない締まった印象にすることができます。
ジャケット
ジャケットも、ブラウンシャツとの相性は抜群です。落ち着いたトーンのものを選べば、より引き締まった大人な印象に。逆に柄物や明るいカラーでも、インナーにブラウンシャツがあればバランスがとれた着こなしになります。
ブラウンシャツには、色々なジャケットと合わせられるポテンシャルがあるのです。
チェスターコート
丈が長めのチェスターコートも、ブラウンシャツに合わせるのはオススメです。ホワイトやブルーといった定番のシャツよりも、すこし外したコーデとしてブラウンシャツを楽しむことができます。
特に20代や30代の若い世代は、ブラウンシャツの持つ落ち着いた印象をもたせつつ、トレンド感のあるチェスターコートを取り入れることができ、周りと差別化ができるでしょう。定番のチェスターコートをつかった着こなしに飽きてきている人にもオススメです。
デニム
ボトムスでは、まずデニムと合わせるのが定番です。ただアースカラー同士になってしまい、引き締まって見えにくいという難点もあります。ですので、オススメするのはワンウォッシュ等の濃い色のデニム。カジュアルでいつつ、だらしなくならないよう注意しましょう。
スラックス
スラックスも、ブラウンシャツと合わせやすいボトムスになります。
色はホワイトからベージュ、ブラックまで、様々なもので大丈夫ですが、シルエットはワイドではなくジャストフィットから細めのものを選びましょう。ブラウンシャツの温かみと、スリムなスラックスのスタイリッシュさが、良いバランスをつくってくれます。
20代メンズのブラウンシャツおすすめコーデ6選
ここからは年代別に分けて、それぞれのオススメコーデをご紹介していきます。
トータルコーディネートの例をみながら、それぞれのポイントを押さえて、ブラウンシャツの着こなし術を身に着けてください。
オススメの着こなし方や合わせるアイテムがわかったところで、では実際どんなトータルコーデをしたらいいのか、ここから一挙に「答え合わせ」をしていきましょう。
まずは20代。若々しいこの年代においてのポイントは、ブラウンシャツのもつ「大人っぽさ」をうまく取り入れることです。おじさんぽくなることなく、うまくブラウンシャツの良さを引き出している、そんなコーディネートを紹介していきますよ。
ワイドパンツと総柄で今どき風に
ワイドなブラウンシャツに、同じくワイドパンツに合わせたコーデです。
トレンドであるワイドシルエットを全面に押し出し、さらに総柄のシャツでインパクトもあります。
ただ、靴とハットは黒のシンプルなものにして、全体を引き締めているのがポイント。ワイドフイットでも、だらしなくならないよう、小物使いが鍵となってくる好例です。
シンプルデザイン&素材で爽やかに
同じブラウンシャツでも、無地でやや光沢のある素材を選べば、一気に爽やかな印象になります。
シルエットはややワイドめですが、ボトムは濃いデニムをあわせ、スニーカーもシンプルなものでミニマルに。ボタンをオープンにして着て、若者らしい好印象なスタイルの完成です。
柄物ボトムスでも洗練された印象に
ボトムスにインパクトのある柄物をあわせるときは、トップスはシンプルでエレガントなものを合わせるのが成功の秘訣です。ビッグシルエットでも、キレイめな素材感のブラウンシャツなら、子供っぽくなりません。バンドカラーで首元をすっきりさせ、丈が長めなものを選べば、全体のシルエットも「A」ラインでまとまります。個性的なアイテムを取り入れる際に、是非参考にしたいコーディネートです。
ストライプでクラシカルな印象に
マルチストライプ柄のブラウンシャツで、大人っぽくまとめたコーディネートです。前立てから裾にかけてのラウンドしているフォルムや、胸についたワッペンがクラシカルな印象ですが、スニーカーやバッグはクリーンな色を合わせてバランスをとっています。
ブラウンシャツは無地もいいですが、こういった柄物にも是非チャレンジしたいところです。
ワイド×チェック柄でも大人っぽく
こちらはブラウンのチェック柄のシャツジャケットを使用したコーデ。
ワイドなシルエットでチェック柄と、子供っぽくなってしまいそうな組み合わせですが、ブラウンというカラーならば落ち着いた印象にまとめることができます。足元もシンプルなスニーカーにして、若者らしくもシックな雰囲気でまとめましょう。
インナーとしても優秀なブラウンシャツ
ブラウンシャツはインナーとしても活躍します。このように淡い色味のアウターには、ホワイトやブラックといったはっきりとしたカラーではなく、ブラウンがおすすめ。フォーマル過ぎず、カジュアル過ぎもしないインナーとして、活躍してくれること間違いなしです。
30代メンズのブラウンシャツおすすめコーデ6選
続いて30代におすすめしたいコーデ集です。
若々しさを保ちつつ、大人の落ち着きもでてくるこの世代では、ブラウンシャツのもつ上品さをうまく取り入れたいところ。かっちりしすぎずに、ブラウンシャツの持つ良さを引き出したコーディネートを紹介していきます。
ホワイトパンツで爽やかに
ともすると暗い印象を与えがちなブラウンシャツですが、ボトムスにホワイトパンツを合わせると爽やかな印象に仕上げられます。ブラウンシャツ自体の色味も淡いものを選んで、インナーにも白を合わせ全体的な色味を軽くしてみましょう。
ジャストサイズ×ワントーンコーデで清潔感のあるコーデ
ワイドめシルエットのコーデが多い中で、ブラウンのチェックシャツをジャストサイズで取り入れたコーディネートもご紹介します。カジュアルな色味と柄でも、パンツを細身のサイズ感で且つワントーンで揃えてあげれば、全体が締まった印象になります。足元には軽やかなカラーのスニーカーを合わせれば完璧です。
羽織ものとしてブラウンシャツを取り入れる
ブラウンシャツを羽織ったスタイルです。ホワイトのパーカーとチェックシャツの組み合わせでカジュアルな印象ですが、パンツとスニーカーは落ち着いた色味をチョイスしてバランスをとっています。
コーディネートが単調で色味が乏しくなってしまいがちな秋から冬にかけて、おすすめのコーディネートです。
ビッグシルエットもブラウンシャツなら上品に
今主流となっているビッグシルエットのコーディネートも、ブラウンシャツならだらしなくならず、上品にまとめられます。温かみのある起毛素材のシャツはこれからの季節に特におすすめ。
パンツと足元は重たくならないように、そして子供っぽくならないようにホワイトで統一すると、上品なビッグシルエットのシャツスタイルが完成です。
印象的な切り替えでクラシカルに
印象的な切り替えシャツを取り入れて、クラシカルにまとめたスタイルです。
遊び心のある切り替えですが、同色系で揃えることで上品に収めることができます。パンツも濃い目なカラーのスラックスで、足元は革靴を合わせて、主役であるブラウンシャツを引き立てましょう。
セットアップの爽やかショートスリーブスタイル
ブラウンシャツのもつ上品さを最大限に活かすなら、セットアップスタイルに挑戦してみるのも手です。
ジャケットスタイルがハードルが高ければ、このようにショートスリーブのシャツを使ったコーデはどうでしょうか。
素材が軽めで上品なアイテムを選ぶことがポイントです。同色で暖色系でも重々しくならず、さらにインナーにシンプルなホワイトTシャツを合わせて軽く爽やかに仕上げましょう。
40代メンズのブラウンシャツおすすめコーデ6選
渋みも増してくるこの世代では、ブラウンシャツの持つ「落ち着き」を活かしつつ、野暮ったくならないコーディネートをご紹介します。おじさんぽくならない、それでいて若作りせずにちゃんと「渋い」。そんなスタイルのコツを学んでくださいね。
暗い色味で統一しても小物で遊ぶ
全体をブラックで統一し、そこにブラウンシャツを合わせたスタイルです。野暮ったくなりがちな組み合わせですが、ワイドシルエットのパンツをチョイスしてトレンド感をとりいれています。
更にカジュアルなハンチングキャップを取り入れて、ワントーンコーデでも遊び心を忘れない、そんな大人なスタイルになっています。
ラフな組み合わせでも色味を統一して上品に
これからの季節、シャツはラフに羽織るのに便利なアイテム。
でも、ただ羽織っただけだとラフになりすぎてしまう危険性もあります。そんなときは、このコーデのように色味に統一感をもたせることが、清潔感を保つポイント。サンダルにチノパン、Tシャツに羽織ったシャツ、というラフな組み合わせでも、全体的に引き締まった印象にできます。
フランネルシャツでカジュアルに
柔らかなコットンのフランネルシャツを取り入れ、カジュアルに仕上げたスタイルです。
どんなインナーでも合わせやすく、一着持っていると便利なチェックシャツ。このようにパンツとスニーカーを同色系で上品なものを選べば、40代らしい、カジュアルななかでも大人なスタイルが簡単にできます。特にこれからの季節にオススメのアイテムです。
オープンカラーシャツはラフに着崩す
カラーや柄によってはリゾート感が強まるオープンカラーシャツも、ブラウンをチョイスすれば上品な印象になります。ボトムには細身やテーパードのキレイめシルエットを合わせるのもいいですが、ここは思い切ってワイドシルエットに挑戦するのも面白いでしょう。
デニムなのではなく、このような濃いめの締まったカラーをチョイスするのがラフになりすぎないためのポイントです。
ネルシャツもバンドカラー×ブラウンで上品に
羽織りからインナーまで活躍するネルシャツですが、子供っぽくなりがちでもあります。そこでブラウンシャツを選んでみましょう。温かみのある、上品なスタイルにすることができます。
首元はスマートなバンドカラータイプで、カーディガンのようにラフに羽織れるものがおすすめです。
カーゴパンツもブラウンシャツでキレイめに
今再び流行の兆しが見えるカーゴパンツですが、40代であればブラウンシャツとの組み合わせがおすすめです。温かみのあるウール素材のものをチョイスして、カジュアルなカーゴパンツとのバランスをとりましょう。
足元は革靴だと全体的に重すぎる印象になってしまいがちなので、明るいカラーのスニーカーが好印象。
大人なカーゴパンツのコーディネートに、是非挑戦してみてください。
50代メンズのブラウンシャツおすすめコーデ6選
大人として円熟味が増してくる50代にも、ブラウンシャツはおすすめのアイテムです。
ともするとオジサンぽくなってしまいがちなシャツスタイルですが、適度に若々しさをプラスした、年齢に合ったスタイルをご紹介します。
ストライプ柄も他のアイテムとの組み合わせで上品に
ラフな印象のあるストライプ柄のブラウンシャツですが、他のアイテムにスタイリッシュなものを選ぶことによって上品に仕上げられます。
パンツは濃いめのデニムで細身のものをチョイス。そこにロングブーツで大人の渋みをプラスしましょう。
Tシャツもタックインすることでだらっとせずに、上品なベルトを見せつつ引き締まったコーディネートにまとめられます。
ラフなスウェットパンツもブラウンシャツで上品に
ワンマイルウェアとして50代でも履きたいスウェットパンツ。ただ、いくら近所のコンビにまでとはいえだらしないスタイルにはしたくないところ。
そこでトップスに落ち着いた色味のブラウンシャツを羽織って出かけましょう。このとき、シルエットはスリムなものではなくワイド目を選ぶことがポイント。スリムなものだとパンツとのちぐはぐ感がでてしまいますが、トップスをワイド目にすることで統一感がでます。
こんなラフなコーデでも、ブラウンシャツなら上品にまとめることができるのでおすすめです。
スタイリッシュなブラウンシャツはスニーカーで着崩す
スタンドカラーでやや光沢のあるキレイめなブラウンシャツを取り入れたキレイめコーディネートです。
ポイントは足元。細身のパンツに革靴をあわせてしまいがちですが、ここはスニーカーで着崩すことを心がけましょう。全体をカチッとしすぎず、適度なラフ感が大人の余裕を感じさせます。
インパクトある総柄シャツはローファーで上品に
逆に、インパクトのあるペイズリー柄のオープンカラーシャツは、足元に上品なローファーをもってきてバランスを取りましょう。
ワイドシルエットなシャツにパンツも統一感のあるシルエットであわせますが、ここにスニーカーをもってきてしまうとラフ過ぎる印象に。上品なローファーは使い勝手もよく着脱も楽なので、一足持っておくことをおすすめします。
コーデュロイシャツは明るい色位で爽やかに
これからの季節に重宝するコーデュロイのシャツは、明るめなブラウンを選ぶのが正解です。
合わせるアイテムも明るめなものを選び、コーデュロイ特有の温かみを、重たい印象にならないように取り入れます。インナーもホワイトのニットを取り入れれば、寒い冬まで対応可能な万能コーデに。
淡いブルーとブラウンの組み合わせはラフななかにも大人を感じさせる組み合わせなので、とくに秋〜冬にかけておすすめです。
ワントーンコーデでおしゃれ上級者に
打って変わって、濃いめのブラウンで統一した上級者コーデです。
ブラウンシャツのもつ温かみを最大限に引き出したコーデですが、パンツにコーデュロイを選んで、トップスとの差別化を図っているのがポイントです。足元にも革靴をあわせ、大人の渋み全開でいきましょう。
個性的な組み合わせですが、50代だからこそ似合うワントーンコーデに、是非挑戦してみてください。
まとめ
年代別のブラウンシャツを使ったコーディネート、いかがだったでしょうか。これからの季節に羽織物として、そして冬にはインナーとしても大活躍するブラウンシャツ。
今回ご紹介した着こなしのポイントを踏まえて、様々なコーディネートを楽しんでください。