あなたは「ヘアトニック」を使ったことがありますか?CMや店頭で見かけたことはあるものの、種類の多さに圧倒されて実際に使用したことはない、ということはないでしょうか?
もしくは、具体的な効果や正しい使用方法は知らないけど、すっきりとした使用感が好きでなんとなく使用している、ということもあるのではないでしょうか?
本記事では、
- ヘアトニックとは
- ヘアリキッドとの違いヘアトニックの効果
- ヘアトニックを使うタイミング
- ヘアトニックの使用方法
- ヘアトニックの選び方
- ヘアトニックの種類
をご説明したうえで、おすすめのヘアトニック3選もご紹介しています。
この記事を読み終わる頃には、ヘアトニックの役割をしっかりと理解したうえで、あなたに合ったヘアトニックを自分で選択し、毎日のお手入れに効果的に取り入れることができるようになるはずです。
ヘアトニックとは何?どういうもの?
ヘアトニックとは、頭皮につける軽い水のようなテクスチャーの化粧品のことです。頭皮の嫌な臭いや不快感、フケやかゆみなどの頭皮に関する様々な悩みを予防・改善することを目的に使用します。エタノールを配合している商品が多いため、すーっとした清涼感を伴う使い心地が特徴です。
ヘアリキッドとの違いは?
ヘアトニックは頭皮ケアを目的として髪や頭皮に使用するもので、ヘアリキッドは髪のスタイリングを目的に髪に使用するものです。また、ヘアトニックは水とアルコールを主成分として、抗炎症成分などが配合されているのに対し、ヘアリキッドは鉱物性・植物性のオイルとアルコールを主成分としているため、使用目的も主成分も全く異なるものです。
ヘアトニックの効果
ここでは、ヘアトニックの主な3つの効果について説明します。
あなたの頭皮に関するお悩みに当てはまるものがないかチェックしてみてください。
フケかゆみの防止
抗炎症成分によって頭皮の炎症を防ぐことで、過剰なフケやかゆみを抑える効果があります。
ハリやボリュームを出す
頭皮に栄養を与えることによって、髪にハリやボリュームを出す効果があります。
保湿
保湿成分によって頭皮に潤いを与えることで、乾燥による抜け毛や皮脂の過剰分泌を抑制する効果があります。
ヘアトニックを使うタイミングは?
ヘアトニックは夜、シャンプーで髪を洗った後のタイミングで使用するのが最もおすすめです。1日2回使用する場合は、朝のスタイリング前にも使用します。
ヘアトニックは、頭皮の化粧水としての役割を持っているため、頭皮をきれいにした状態で使用します。また、入浴後は頭皮が温まって血行も良くなっているため、ヘアトニックの成分が浸透しやすくなり、ヘアトニックの効果がより発揮されやすくなります。
ヘアトニックの使用方法
シャンプーで洗った髪をタオルドライして水気を拭き取った後、ヘアトニック適量を頭皮全体に塗布し、マッサージをしながらなじませていきます。マッサージをする時は爪をたてないように指の腹で優しく揉みこむようにしながら、前頭部から後頭部にかけて円を描くように行なっていきましょう。
その後、ドライヤーでしっかりと乾かすことがとても大切です。
ヘアトニックの使用時にマッサージをすることで頭皮全体に液を行き渡らせることができます。さらに、頭皮の血行がよくなるので成分がより浸透しやすくなったり、新陳代謝をあげることで頭皮や髪の成長を促します。
また、濡れた髪を自然乾燥するまで放置してしまうと雑菌が繁殖し、かえってフケ、かゆみや臭いの原因となってしまうので必ずドライヤーを使って乾かしましょう。ただし、ドライヤーの高温な風をあてすぎることも頭皮の乾燥の原因となってしまうため、注意が必要です。
ヘアトニックの選び方
ヘアトニックには様々な種類の商品が販売されていますが、実際に商品を選ぶ時は、パッケージの成分表示や商品の紹介文を参考にして、あなたの頭皮に関するお悩みや使用目的に合った商品を選択しましょう。
フケやかゆみの対策
頭皮の乾燥が気になる場合は保湿成分が配合されているもの。
(成分例:セラミド、グリセリン、コラーゲン、スクワランなど)
また、炎症に起因している場合は抗炎症成分が配合されているものを選びます。
(成分例:グリチルリチン酸ジカリウム、イソプロピルメチルフェロールなど)
頭皮の不快感の解消
ヘアトニックにはエタノールを配合することで清涼感が得られる商品が多いですが、よりクールな爽快感を得たい場合には清涼刺激成分が配合されているものを選びます。
(成分例:メントール、ユーカリ葉エキスなど)
また、皮脂の過剰分泌が原因の場合は皮脂分泌を抑制する成分が配合されているものを選びます。
(成分例:セイヨウハッカエキス、ローズマリーエキス、テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビルなど)
頭皮の臭い対策
消臭成分が配合されているもの。
(成分例:チャ葉エキス、クマザサエキス、カキタンニンなど)
また、前項でも記載した通り、洗髪後のドライヤー不足による雑菌の繁殖も頭皮の臭いの 原因となってしまうため、洗髪後はドライヤーでしっかり乾かすようにしましょう。
薄毛や抜け毛対策
頭皮の血行を促進する成分や抗炎症成分が配合されているもの。
(成分例:センブリエキス、グリチルリチン酸ジカリウムなど)
以上の例を参考にして商品を選んでみてはいかがでしょうか?
最近では、香りにもこだわって作られているものや、敏感肌でも使用できるように低刺激処方やアルコールフリーで作られている商品もあるので、あなたの好きな香りや使用感で選んでみるのもおすすめです。
ただし、頭皮の炎症がすでに発生している場合に自己判断でヘアトニックを使用すると、炎症を悪化させてしまう場合もあるため、決して自己判断はせずに、まずは皮膚科専門医を受診するようにしましょう。
ヘアトニックの種類
ヘアトニックは目的やお悩み別に種類も豊富ですが、ボトルのタイプにも直接頭皮に塗布できるスプレータイプと液体を手に取って塗布するタイプの2タイプあります。
種類も豊富なうえにボトルのタイプまで…こんなにも商品選択が多岐にわたるとさすがに迷ってしまいそうですが、ご安心ください。
結論から言うと、ボトルのタイプによる違いは主にその使用方法と使用感にあります。
それぞれのタイプについてご説明していきますので、あなたの好みに合う方を選びましょう。
スプレータイプ
頭皮に直接スプレーするたびに軽く揉みこんでなじませながら使用します。メリットとして、ワンプッシュで直接頭皮に吹きかけるので、簡単で液だれの心配がありません。デメリットとしては、頭皮に直接スプレーすることによって、敏感肌の場合は刺激を感じる可能性があります。
液体タイプ
髪の分け目など頭皮の気になる部分を中心に使用します。メリットとしては、液を手に取ってなじませてから頭皮に塗布するため、とてもやさしい使用感です。デメリットとしては、つけすぎると液だれを起こして額や首に流れてきてしまうことがあり、メントールなど目に染みる成分が含まれていることが多いため注意が必要です。
【厳選】ヘアトニックおすすめ3選
これまでヘアトニックについて詳しく説明してきましたが、実際にヘアトニックを選ぶとなると、店頭に並ぶたくさんの商品を前に迷ってしまいますよね?
そこで、Amazonや楽天でのレビュー評価が高く、ドラッグストアや薬局、オンライン通販など比較的どこでも手に入りやすくて、ヘアトニック初心者にもおすすめの商品をピックアップしました。
頭皮のお悩み別にご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
LUCIDO(ルシード) ヘアトニック
1つ目は業界初の無香料メンズコスメブランドであるルシードのヘアトニックです。
フケやかゆみを抑えて頭皮を清潔に保ち、頭皮に潤いを与えて乾燥を防ぎます。また、40代の男性をターゲットにしているブランドだけあって、ヘアトニックユーザーの中では比較的若い世代の30〜40代に好まれる清涼感が持続するようにメントールが配合されています。
無香料のため、香りが苦手な方やお気に入りの香水の香りを邪魔されたくない方にもおすすめです。
柳屋(やなぎや) ヘアトニック
2つ目は江戸時代から続く老舗ブランドである柳屋の薬用ヘアトニックです。
植物成分を利用することにこだわっている柳屋が1952年に発売した信頼のロングセラー商品です。
医薬部外品として、3つの薬効成分
・グリチルリチン酸ジカリウム:炎症を抑える。
・ビタミンE誘導体:炎症と酸化を抑える。
・l-メントール:かゆみを抑える。
を配合しており、生薬から抽出した成分(センブリ抽出エキス・人参抽出エキス・苦参抽出エキス・延命草抽出エキス)と共に毛根に浸透して発毛を促進します。
また、頭皮を清潔に保つことで抜け毛の原因となるフケ・かゆみを防ぎます。
健康で丈夫な髪を維持したい方におすすめです。
資生堂(しせいどう) アウスレーゼトロッケン ヘアトニック
3つ目は言わずと知れた資生堂から1980年に誕生したメンズケアブランド「アウスレーゼ」のトロッケンヘアトニックです。甘さを抑えた辛口のジェントルグリーンの高級感ある香りにはファンが多く、こちらもロングセラー商品となっています。
医薬部外品として、3つの薬効成分
・酢酸DL-α-トコフェロール:血行を良くして肌荒れを抑えたり、皮膚の酸化を抑える。
・グリチルリチン酸ジカリウム:炎症を抑える。
・ニコチン酸アミド:皮膚を正常に保ち、血行を良くする。
を配合しており、全髪質対応で、頭皮を清潔にしてフケ・かゆみ・抜け毛を防ぎます。
最近、ガラス瓶から樹脂ボトルにリニューアルされたことで、成分・見た目は据え置きで容量が10%アップしたところも嬉しいポイントです。
まとめ
ヘアトニックの説明から、具体的におすすめの商品までご紹介してきましたが、いかがでしたか?
年齢を重ねていくにつれて、フケやかゆみ、臭い、抜け毛や薄毛など、髪に関するお悩みは増えていくものです。
あなたは普段人と接する生活の中で、髪の健康状態で見た目年齢が大きく変わるということを感じたことはありませんか?実は、髪のお悩みはそのまま頭皮のお悩みと結びついていることがほとんどです。
頭皮ケアを制する者が、健やかな髪とともに見た目の若々しさをキープすることができるといっても過言ではありません。
ヘアトニックは使い方も簡単で、お手頃価格で手に入るものが多いという点も魅力の一つです。これからのあなたの頭皮を健やかに保つためにも、取り入れなくてはもったいないですよね?
早速あなたも今日からご自分のお悩みに合ったヘアトニックを、正しい使用方法で毎日のケアに取り入れてみてはいかがでしょうか?
商品の選び方など本記事でご紹介したことを是非参考にされてみてください。