ワックスはメーカーやブランド、セットの仕上がりも商品によってさまざまです。
この記事を読んでいるあなたも、どのワックスを買えばよいか悩むことがあると思います。
そこで今回はワックスの選び方、ワックスのタイプごとのおすすめ商品を紹介していきます。
この記事を読んで、自分のなりたい髪型になれるワックスを見つけてみましょう。
メンズヘアワックスの選び方
ワックスを選ぶ際は、まずなにを基準に選ぶかを理解していることが重要です。
しかし、なにを基準に選んで良いか分からないこともありますよね?
そこで、この項目では求めるヘアスタイルによる違いを解説していきます。
まずはこの項目で、自分の求めるヘアスタイルを明確にしていきましょう。
ホールド力でヘアスタイルを維持
まずはワックスを選ぶ際にとても重要なのが、ホールド力(髪型をキープする力)です。
ホールド力が高いほど髪の毛を立ち上がらせ、かっちりした印象を与えられます。
ビジネスなどのフォーマルなシーンには、ホールド力が高いハードタイプのワックスがおすすめです。
ゆるくて自然なヘアを作りたい場合は、ソフトやノーマルタイプのワックスにすると良いでしょう。
特に人気があるタイプは、ホールド力が高いハードタイプのワックスです。
ワックスでのスタイリングに慣れていない人や、最初に買うワックスに悩んでいる人はハードタイプのワックスから購入することをおすすめします。
セット力で幅広いスタイリング
次に重要なのがセット力です。
セット力は髪型に動きをつける力のことを指します。
セット力が高い程、髪の毛に動きを加えられます。
たとえば、髪の毛をしっかり立たせて動きをつけて固めたい場合は、ハードタイプのものを選びましょう。
基本的に短髪の人はセット力が高いワックスを選び、長髪の方はセット力が低く、自然な髪の毛を作れるノーマルタイプやソフトタイプを選ぶのがおすすめです。
質感で印象を変える
最後はワックスの質感です。
ワックスの質感によって、仕上がりも大きく変わります。
マットな質感を出したい場合はドライタイプ、ウェット感を出したい場合はジェルタイプと、なりたい髪質によって使うワックスも変えないといけません。
次の項目ではワックスの種類について解説していきます。
ヘアワックスの種類
ワックスを選ぶ際に重要になる基準がワックスの種類です。
ワックスには製品ごとに多種多様な特徴があります。
ワックスの種類が多すぎて、どのタイプを選べば良いか迷いますよね?
この項目はワックスのタイプを5種類にわけて解説していきます。
タイプごとの特徴や成分、ホールド力、セット力、質感を中心にみていきましょう。
ファイバータイプ
ファイバータイプは繊維状の成分が配合されているワックスです。
繊維状の成分が髪の毛を束ねるのに適しているため、ホールド力、セット力の両方が高いタイプになります。
ツヤ感も程よく出せますが、つけすぎるとベタついた髪の毛になりかねませんので、使用量は注意するようにしましょう。
ドライタイプ
粘土の成分を含んでいるため、ツヤのない髪質になるのがドライタイプの特徴です。
ドライタイプは毛先や髪の毛の動きを出しやすいタイプで、なおかつホールド力も高くなっています。
髪の毛のボリュームを出さずに、動きをつけたい人におすすめです。
クリームタイプ
ワックスの種類の中ではクリームタイプが最も王道であると言えます。
クリームタイプは髪の長さや毛量、髪質を選ばず、どのタイプにも適しています。
クリームタイプの商品はツヤ感を出せる商品が一般的ですが、中にはツヤ感を出さない商品や伸びが良くやわらかい商品もあり、バリエーションが豊富です。
仕上がりのイメージは先ほど紹介したファイバータイプと、ドライタイプの中間のようなイメージになります。
ワックスを使ったスタイリングに慣れていない方は、クリームタイプから購入するのがおすすめです。
ジェルタイプ
ジェルタイプはウェットな仕上がりにするのが長けており、ツヤ感を簡単に出せます。
短髪の人は髪の毛をかきあげてダンディーな印象に、長髪の人は髪の毛にウェット感をプラスすることができ、色気のある大人の印象を与えられます。
ホールド力、セット力も高いのに加え、水で洗い流しがしやすい商品が多いのもメリットの1つです。
グリースタイプ
グリースタイプはウェット感やツヤ感を出したい時におすすめです。
トロっとした質感があり、ジェルタイプよりホールド力とセット力を抑えたタイプになります。
程よいウェット感やツヤ感を出せるので、ビジネスシーンでも重宝されます。
清潔感のある印象を与えたい方に特におすすめです。
【ファイバータイプ】メンズヘアワックスのおすすめ4選
ここからはワックスのタイプごとにおすすめの商品を紹介していきます。
最初はファイバータイプのワックスの紹介です。
ファイバータイプは比較的初心者の方でも扱いやすいので、その中でも扱いやすい物を4つ紹介していきます。
オーシャントリコ ヘアスタイリングワックス ナチュラル
男性に人気のヘアサロンである【OCEAN】が販売しているヘアワックスです。
オーシャントリコのシリーズで唯一ファイバーがはいっているタイプで、強すぎないホールド力とセット力なので扱いやすい商品となっています。
伸びが良いので、髪の毛に束間を作りたい時などにおすすめです。
ナンバースリー デューサー ミディアムハードワックス 4
こちらもワックスの王道ブランドである、ナンバースリーのファイバータイプのワックスです。
香りはフローラルベリーで、強すぎずほのかに甘い香りがします。
ショート〜ミディアムヘアで髪の毛全体に動きをつけたい場合に使用すると良いでしょう。
ナカノ スタイリング タント エアライト ワックス7
中野製薬から発売されているTANTOシリーズのファイバーワックスです。
エアライトワックス7の特徴はファイバータイプでありながら、フワッとまとまるヘアスタイルが作れることです。
ファイバータイプの特徴であるセット力の強さはそのままに、軽い仕上がりを作れる優れものとなっています。
香りは爽やかなシトラスフローラルの香りで、男女問わず好まれる匂いになっているのもおすすめポイントです。
ナカノ スタイリング ワックス ハード
こちらもナカノのファイバータイプのワックスです。
こちらは使用感がやわらかめなファイバーワックスで、男女兼用で使用できます。
ミディアム以上の長さの人であれば、自然な髪の流れを作れるので非常におすすめです。
【ドライタイプ】メンズヘアワックスのおすすめ7選
ドライタイプはツヤ感を抑え、髪の毛にボリュームを出さずに動きをつける際に使用するタイプです。
ドライタイプと一括りにしても、軽い仕上がりになるものもあれば、ホールド力に長けているものもあります。
ここではドライタイプのおすすめを7つ紹介していきます。
リップス エアーマットワックス
リップスは関東を中心に24店舗構えている国内で有名な美容室です。
リップスから販売されているシリーズはどれも質の高い製品となっています。
こちらのエアーマットワックスは、ふんわりとした軽めの髪の毛を作るのが得意です。
ホールド力やセット力はあまり強くなっていないので、ツヤ感のない自然な髪の毛を作れます。
爽やかなグリーンアップルの香りも人気の理由の1つです。
オーシャントリコ クレイ
オーシャンのドライタイプのワックスです。
オーシャンのドライタイプは細毛や軟毛の方に特におすすめです。
ドライな質感がワックスのつけすぎになりづらく、ボリュームも出しやすいので、細毛や軟毛の方が動きを出すのに特化しています。
ホールド力は強いですが、洗い落としも楽にできるので、細毛や軟毛の人には確実におすすめのアイテムです。
ナカノ モデニカ アート クレイ
ナカノのドライタイプはマットな質感は残しつつ、軽い仕上がりを実現できます。
ドライタイプのワックスは固いものが多く、手で広げにくいものも多いですが、ナカノのワックスはやわらかく手で広げやすいのも特徴です。
香りは柑橘とムスクを合わせた匂いで、くせのない匂いとなっています。
ルシード ヘアワックス ボリューム&ハード
ルシードのボリューム&ハードは40歳からの弱った髪の毛に特化したワックスになっています。
ワックスの伸びが良く、洗い落としやすい商品になっており、髪の毛にかかるストレスを抑えられているのがポイントです。
香りも無香料なので、ビジネスシーンにも気兼ねなく使用できます。
プラウドメン フレグランスワックス
プラウドメンのフレグランスワックスは名前の通り、香りに特化したワックスとなっています。
頭皮の匂いが気になる方や、タバコなどの匂いがつきやすい環境にいる方におすすめの商品です。
セット力は適度にボリュームを出せる程度なので、良い香りのワックスをお探しの方はおすすめです。
ギャツビー ムービングラバーグランジ マット
細い毛束を作りやすいワックスになっており、軟毛でボリュームを出しにくい方におすすめのワックスです。
ベリーショートからミディアムまで幅広く使えるワックスで、ふんわりとした仕上がりが実現します。
ミューヴル ドライハードワックス
ミューヴルのドライタイプはホールド力の強さが特徴です。
ドライな質感で髪なじみがよく、髪の動きを1日中しっかりキープしてくれます。
ドライタイプでホールド力の強いワックスを使用したい場合は、ミューヴルのドライタイプがおすすめです。
【クリームタイプ】メンズヘアワックスのおすすめ7選
クリームタイプは商品によって特徴が大きく別れていることが多いので、購入する際も迷いやすいタイプになります。
ここではクリームタイプのワックスを7種類紹介します。
自分にあった王道のワックスを見つけてみましょう。
ギャツビー ザ デザイナー ヘアバーム
こちらはバーム状になっており、上品なツヤ感を出せるワックスとなっています。
保湿効果もあり、髪の毛のダメージも抑えて使用できるので、傷んでいる髪の毛にも問題なく使用できます。
前髪の分け目や立ち上げから、束間まで幅広く対応できるおすすめのワックスです。
ナカノ モデニカ ナチュラルC
ナカノのモデニカナチュラルCはまるでホイップクリームのようなやわらかさが特徴です。
やわらかさが特徴なので、短髪で髪の毛を立ち上げたい方にはあまりおすすめではありません。
ミディアムヘアーで自然にフワッとしたスタイリングをしたい方におすすめできる商品となっています。
レタッチ ウェーブ ヘアワックス
レタッチのウェーブヘアワックスはパーマに特化したワックスになっています。
パーマでパサつきがちな髪の毛にまとまりを与え、パーマの動きをより出せるセット力の強さが特徴です。
髪の毛にツヤ感を与え、パーマの動きを出す商品なので、直毛の方にはあまりおすすめではありません。
リップス ウェットブラストワックス
ウェット感を出しつつ、ホールド力が欲しい方にはおすすめのワックスです。
ジェルのような固い濡れ感ではありませんが、自然なツヤを出せます。
濡れ感を求めるあまり、髪の毛がベチャついてだれてしまうこともありますが、リップスのウェットブラストはホールド力もあり非常にバランスの良い商品です。
アリミノ メン ハードミルク
程よく自然なつやを出すことができ、ミルク状のなめらかな伸びと髪の毛への馴染みやすさが特徴です。
この商品1つでスタイリングだけではなく、ヘアケア、インナーケアまでトータルして行えます。
ホールド力もある柔らかいクリームなので、動きを強調しないマッシュヘアなどに向いています。
ザ・プロダクト ヘアワックス
プロダクトのヘアワックスはスタイリングだけではなく、全身の保湿ケアに使うこともできます。
スタイリングは程よい濡れ感とセット力を出すことができ、男女問わずスタイリングに取り入れやすい商品です。
オーガニック認証を受けた100%自然由来成分なので、とにかく頭皮に優しく香りもよくなっています。
ウェーボ デザイン キューブ ホールドワックス
高いセット力とホールド力が魅力なクリームタイプのワックスです。
ざっくりとした毛束、無造作ヘアを作りたい場合に向いています。
セット力もホールド力も高く、動きを出しやすいので短髪の方には特におすすめです。
加水分解コンキオリンという光沢の成分も入っているので、パサついている髪の毛にも上品なツヤを与えられるワックスになっています。
【ジェルタイプ】メンズヘアワックスのおすすめ5選
ジェルタイプはウェットな仕上がりになるものが多いですが、ツヤ感の違いやワックスと組み合わさった商品などもあります。
ここでは、ジェルタイプのホールド力やツヤ感の違いを中心に解説していきます。
オーシャントリコ ジェックス
オーシャントリコのジェックスはワックスとジェルが組み合わさっている商品です。
ジェルのウェット感がありつつ、ワックスのセット力も兼ね備えているのでショートヘアやパーマの人におすすめです。
少し粘り気のあるジェルになっているので好みは分かれますが、比較的ジェルの中でも使いやすい商品になっています。
リップス フリーハードジェル
リップスのフリーハードジェルはワックス感覚で使用することができ、髪の毛の動きを出しやすくなっています。
スタイリングの際もすぐに固まることがないので、微調整もしやすくスタイリングの幅も広げられます。
ツヤのある自然なスタイリングにしたい場合におすすめのジェルです。
ロレッタ ハードゼリー
ロレッタのハードゼリーはジェルのなかで王道の商品といっても良いでしょう。
名前にゼリーとついているとおり、ぷるんとしたテクスチャーが特徴です。
ガチガチに髪をまとめるホールド力はありませんが、ウェット感やセット力のバランスがよく、スタイリングの幅が広いのがおすすめポイントです。
ミューヴル ジェリーワックス
ミューヴルのジェルもワックスの成分が配合されており、スタイリング初心者にも扱いやすくなっています。
ジェルのウェット感と、ワックスのキープ力を兼ね備えており、香りもアップル&ジャスミンで清潔感を出せる商品です。
UNO ウェットエフェクター
湿気でスタイリングが崩れないように、「調湿成分」が配合されているので、雨を気にせず使用できるのが強みです。
セット力は高いですが、ガチガチに固まることがないので、スタイリングのしやすさも特徴の1つです。
水性成分で簡単に洗い流せるので、使用頻度の多いサラリーマンにおすすめの商品になります。
【グリースタイプ】メンズヘアワックスのおすすめ6選
グリースタイプは程よいウェット感とツヤ感を出せるので、ビジネスシーンで取り入れやすいタイプです。
ビジネスシーンでの使用は頻度も多いので、購入する際に慎重になりますよね?
グリースタイプはビジネスシーンなど、使用頻度が多いフォーマルなシーンでも使用しやすいかどうかの観点を基準に、おすすめのグリースを解説していきます。
ボナファイト ポマード スーパースーペリアホールド
価格は3,000円以上と少し割高ですが、適度なセット力と髪質に関係なくしっかりホールドできる性能が魅力的なグリースです。
セットする際の髪の乾き具合で、スタイリングの質感も変えられるので、こちらのグリース1つでさまざまなスタイリングを作れます。
水性ポマード成分で簡単に洗い流せるので、毎日使用するサラリーマンにおすすめの商品です。
ウルフマン スーパーシャイン
ウルフマンのスーパーシャインはかためのジェルのようなイメージになります。
ツヤ感を出せるので、ビジネスシーンなどのフォーマルな場面で使用が可能です。
指にとる際はかための感触で、そのまま髪に馴染ませるのが難しいので、水を少し含ませるとセットしやすい伸び具合になります。
香りは無香料なので、匂いをあまりつけたくない場面で使用できるのもポイントです。
ナカノ モデニカアートグリース
ナカノのグリースはビジネスシーンから、ラフなパーマスタイルまで幅広く使用できます。
セット力の高さが特徴で、髪の毛の束間を作るスタイルはもちろん、濡れ感のあるウェットスタイルにも対応できる優れものです。
香りもムスクと柑橘の匂いで、万人受けする匂いとなっています。
ナカノ スタイリングタントグリース4
ナカノのタントシリーズのグリースタイプは、グリースには珍しくファイバーが配合されています。
ファイバーを配合していることにより、髪の動きを出しやすくなっており、グリースのウェット感も同時に出すことが可能です。
指にとる際の感触はかためですが、髪に馴染ませると固くなりすぎない仕上がりになります。
初めてグリースを買う際におすすめできる商品です。
プラウドメン フレグランスグリース
プラウドメンのグリースは髪にツヤと潤いを与えられる大人スタイルにぴったりのグリースです。
毛先のパサつきが気になる人にも使いやすい商品となっています。
ホールド力は高いですが、ガチガチになりすぎないので、ウェットな大人スタイルのスタイリングをする際に使用すると良いでしょう。
クールグリース コンクリート
名前にコンクリートと入っているとおり、ホールド力とセット力が非常に高くなっています。
マットすぎず高いホールド力が欲しい際にはぴったりの商品です。
しかし、油分が多く伸びが悪いので、スタイリングの際は扱いづらく感じることもあります。
また、洗い流しもしづらいので、使用後は入念に洗い流すようにしましょう。
まとめ
今回はワックスの選び方、タイプ別のおすすめ商品を紹介していきました。
この記事を読んで、あなたの髪質やなりたい印象に合わせてワックスを購入してみてください。
同じ髪質やヘアスタイルでも使う製品によって、スタイリングを大きく変えられます。
購入する際はできればタイプが違うものを複数購入しておくと、その日の気分や場面によって使い分けができるのでおすすめです。
さまざまなワックスを使用することで、ぜひ新しい自分を発見してみてください。