この記事では、ファッションカラー「バーガンディ」の特徴やコーデへの取り入れ方、おすすめのコーデ12選などを紹介します。
「バーガンディ」は紫や赤に近い色味で、秋冬ファッションに登場するカラーです。
「コーディネートに取り入れたいけど、組み合わせが難しい」
「おしゃれに見える組み合わせが知りたい」
などのお悩みに対して、解説していきます。
この記事を読み終わるころには、「バーガンディ」を取り入れたファッションコーデで秋のおしゃれを楽しみたくなるでしょう。
バーガンディとは?
「バーガンディ」は、フランス ブルゴーニュ地方のワインの色のことです。
ブルゴーニュ地方を英語で「バーガンディ」と呼ぶことが由来になっています。
ワインレッドとの違いは、「バーガンディ」は、ワインレッドよりも彩度や明度は低いため、「暗い紫がかった赤」と定義されています。
ワインレッドよりも暗く深みのある色と言えるでしょう。
ボルドーとバーガンディの違いは?似ている色の見分け方を解説!
「バーガンディ」と似ている色にボルドーやワインレッド、えんじ色などがあります。
色の違いや見分け方が難しいため、迷ってしまいますよね。
実は、カラーには彩度や明度など明るさを示す数値やRGB(レッド・グリーン・ブルー)の構成があります。
そのような情報を取り入れて、似ている色の見分け方を紹介します。
ここを読むことで、ファッションカラーの違いが分かるようになります。
ぜひ参考にしてください。
ボルドー
「ボルドー」は「バーガンディ」と同様、ワインにちなんだカラーです。
フランスボルドー地方の赤ワインの色で、「ごく暗い赤」と定義されています。
「ボルドー」と「バーガンディ」は非常によく似ていますが、「ボルドー」の方が彩度や明度は高いです。
「バーガンディ」と「ボルドー」を三原色のRGB値で比較すると、赤みはボルドーの方が強く、青みはバーガンディーの方が強いです。
以上のことから、「ボルドー」の方が明るい色と言えます。
ワインレッド
「ワインレッド」は濃い赤紫で、「濃い紫みの赤」と定義されます。
「ワインレッド」と「バーガンディ」は一見して明るさに違いがあることが分かります。
三原色のRGB値で比較すると、ワインレッドの赤はバーガンディの倍近く値が高いです。緑みはバーガンディーの方が高く、青みはワインレッドの方が高いことから、
「ワインレッド」はバーガンディより赤みが非常に強く、青みも高いカラーです。
そのことからも「バーガンディ」より「ワインレッド」の方が赤に近いカラーだと言えます。
えんじ色
えんじ色は漢字で書くと「臙脂」で、日本の色だということが分かります。
バーガンディに近い日本の色ではえんじ色ですが、赤みの強さが違います。
「えんじ色」は濃い紅色、強い赤と定義されます。
前述で紹介した「ボルドー」や「ワインレッド」も含めて、三原色のRGB値で比較すると、「えんじ色」は赤みがもっとも高く、一番明るいカラーです。
「バーガンディ」と比較すると「えんじ色」は、赤み、明るさで区別ができるカラーだと言えます。
バーガンディをファッションに取り入れるには?
「バーガンディ」のカラーをどんな風にファッションに取り入れたらよいでしょうか。
「暗い紫がかった赤」とはいえ、浮いたり目立ったりしてしまうのは避けたいですよね?
渋みも感じられるカラーなので、男性ファッションにも取り入れやすいでしょう。
ここからは、「バーガンディ」が与える印象や合う色についてお伝えします。良い組み合わせを知ることで、おしゃれな着こなしができるようになります。
バーガンディが与える印象
「バーガンディ」は、ビジネスシーンでも取り入れることができる深みのある大人な印象を与えるカラーです。
暖かみのある色合いですが、組み合わせるカラーによってシックな装いにもなります。
モノトーンに差し色として取り入れたコーディネートは、上級者のように見えるでしょう。
カジュアルスタイルにも「バーガンディ」を取り入れて、大人なスタイルに挑戦してみてください。どんなシーンでも取り入れることのできる「バーガンディ」は、大人が似合うカラーと言えます。
バーガンディに合う色
大人スタイルに取り入れやすいカラーの「バーガンディ」ですが、どんな色と組み合わせたらいいか迷いますよね。
ここからは、具体的なカラーと「バーガンディ」の組み合わせで与える印象や、組み合わせる際の注意点をお伝えしていきます。
ベージュ
「ベージュ」と「バーガンディ」の組み合わせは、優しい印象になります。バーガンディの魅惑的な印象を、ベージュが優しくカバーしてくれます。
カジュアルスタイルでも大人らしい雰囲気に。淡いベージュと濃いベージュでは、与える印象が異なります。
優しい雰囲気を求める場合は、淡い色、グッと大人な印象を上げたい場合には、濃い色にするとよいでしょう。
「ベージュ」の持つ柔らかい雰囲気と「バーガンディ」の深みのある色合いの相性は良いです。
グレー
「グレー」と「バーガンディ」の組み合わせは、相性が抜群で、大人っぽいコーディネートを作りやすいカラーの組み合わせです。
上下グレーのスーツに「バーガンディ」のセーターを合わせたり、ネクタイを合わせたり、足元に差し色として使うのもビジネスシーンでもプライベートでもこなれ感が出る組み合わせです。
「グレー」は中間色なので、濃淡によって印象が変わるカラーでもあります。
シーンに合わせて、選んでみることをおすすめします。
ブラック
「ブラック」と「バーガンディ」は、初心者にも挑戦しやすい組み合わせです。
トーンの暗いカラー同志で引き立て合うので、トップスを「バーガンディー」ボトムスを「ブラック」と多少大雑把なスタイリングでもさまになるでしょう。
ただ、組み合わせ方によっては、きつい印象になってしまうこともありますので注意が必要です。
カジュアルからビジネスまで組み合わせ方はさまざま。特にシックに決めたいシーンには、おすすめの組み合わせです。
ホワイト
難しそうに感じる「ホワイト」と「バーガンディ」の組み合わせですが、相性の良い組み合わせです。
生地の質感や「ホワイト」の分量によって秋冬だけでなく夏でも爽やかな印象になります。
靴やソックスなどに取り入れて抜け感をだしたり、秋冬なら暖かみのある素材の「ホワイト」を合わせることで、優しい印象になります。
取り入れる分量のバランスに注意して、季節にあったコーディネートがおすすめです。
ブラウン
「ブラウン」と「バーガンディ」は、色味の系統が似ているカラーです。
メンズコーデにもなじみやすいカラーで、組み合わせアイテムによって、上品な印象になります。
ビジネスではスーツやジャケットを落ちつたブラウンにして、セーターやソックスなどにバーガンディを取り入れる事で、品のある大人コーデにみえるでしょう。
「ブラウン」と「バーガンディ」は、秋のカラーで重くなりがちなので、アイテムの選び方や季節感を意識して取り入れるようにしましょう。
ネイビー
「ネイビー」と「バーガンディ」は、組み合わせ次第でおしゃれ上級者のようなコーディネートが可能です。
原色に例えると「赤×青」なので、一見派手に思えてしまう組み合わせですが、どちらもほどよく落ちつた色味ですので、意外にしっくりくるスタイリングに。
例えば、ネイビーのジャケットにバーガンディのボトムスを合わせたコーディネートは大人カジュアルな装いになります。
生地の素材やカラーの配分に注意して、ワンランク上の組み合わせに挑戦してみてください。
デニムカラー
「デニムカラー」と「バーガンディ」は、文句なしでおすすめの組み合わせ。
デニムとひとことに言ってもライトブルーからインディゴブルーまであります。
カラーの濃淡にかかわらず、相性がよく合わせやすいカラーと言えるでしょう。カジュアルコーデは、初心者でも気軽に取り入れられます。
「バーガンディ」に挑戦したいけどコーデが難しそうと、迷っているなら「デニムカラー」とのコーディネートから取り入れてみることをおすすめします。
メンズ向けバーガンディ系の色を取り入れたおすすめコーデ12選
「バーガンディを取り入れた実際のコーデはどんな感じ?」「実際のコーデを見てみたい」と思いますよね?
ここからは、トータルコーデやそれぞれのコーデのポイントも踏まえて、実際に「バーガンディ」を取り入れたおすすめのコーデ12選を紹介します。
ぜひ「バーガンディ」コーデの参考にしてください。
ケーブルニットで優しい印象に
「バーガンディ」カラーのケーブルニットは秋冬のアイテムとして取り入れやすく、優しい印象になります。
ブラックのボトムスと合わせることで落ち着いた大人の男性の雰囲気に。
靴もブラックで合わせ、ソックスにホワイトを入れて抜け感を出していて、全体的に統一感のあるコーデになっています。
Vネックになってるニットの中にシャツを合わせればオフィスカジュアルでも活躍できるコーデでしょう。
テープラインジャージでラフに着こなす
レトロな刺繍テープのジャージ素材でラフに「バーガンディ」カラーを取り入れています。
カーキのアウターをあわせると、カジュアルな雰囲気になります。
古着風な着こなしがおしゃれなコーデ。
柔らかなジャージ素材で動きやすく着心地のよいアイテムです。
トップスにホワイト、靴にベージュを合わせることで抜け感がでるため、複数のカラーの取り入れでも、ごちゃごちゃ感がないコーデになっています。
ゆったりシルエットでリラックス
ドロップショルダーのカーディガンで「バーガンディ」を取り入れたスタイル。
ボトムスのホワイトの分量は多めで、青みのあるカットソーをインナーに合わせています。カーディガンの素材感で秋冬イメージの暖かみがプラスされているので、優しく大人な印象に。
インナーにシャツを合わせれば、きれいめコーデも可能。
ドロップショルダーのシルエットでゆったりリラックスしたイメージのコーデです。
アウターで印象的に
「バーガンディ」をアウターに取り入れた秋っぽいスタイルです。
ネイビーの上下セットアップの襟元からは遊び心のあるカラーがちらり。足元はホワイトで軽い印象に抑え、全体的にまとまりのあるおしゃれテクニック満載のコーデ。
アウターはリバーシブル使用になっていて、グレーとバーガンディの大人カラー。
カジュアルな雰囲気にもみえて、落ち着いた色合いでカッコよさも漂うスタイルです。
セットアップで
トラックジャケットとパンツのセットアップは、街歩きでもおしゃれな印象に。
「バーガンディ」の落ち着いたカラーは、悪目立ちすることなく大人の男性にも取り入れやすいスタイリングです。
足元はブラックのスニーカーで、カッコよさを引き立てます。
セットアップのパイピング部分がリフレクターになっていて、秋の季節のスポーツやアウトドアでも活躍できるコーデです。
ニットポロシャツで大人っぽく
「バーガンディ」カラーのニットポロシャツのコーデです。
シンプルなニットにみえますが、襟と胸元のボタンダウンがニットには珍しいデザイン。
網目からぼんやりインナーカラーがのぞくタイプでホワイトのカットソーとの組み合わせで柔らかい印象に。
ボトムスにブラック、足元にホワイトのスニーカーで大人っぽいカジュアルなスタイルです。
季節にあったアウターを羽織れば、秋冬を通して活躍できるコーデです。
オーバーシャツでルーズに着こなす
「バーガンディ」のオーバーシャツとデニムのコーデです。
ビックシルエットで、柔らかくとろみのある素材でトレンドの着こなしが可能。
デニムはワイドパンツで、オーバーシャツとの組み合わせでゆるくルーズな雰囲気に。
「バーガンディ」の落ち着いた色味とインディゴカラーのデニムは、大人っぽい印象のため、だらしないイメージにはなりません。ロールアップした足元はブラックのスニーカーでカジュアルにまとめています。
チェック柄ジャケットで紳士風に
ウール素材の暖かみのあるチェック柄ジャケットを「バーガンディ」カラーで取り入れたコーデです。
淡いベージュのボトムスとの組み合わせは、紳士な印象を与えます。
シンプルな白いカットソーと光沢のある黒い靴を合わせたスタイリングが「バーガンディ」のカラーを引き立てます。
チェック柄は一見派手に感じますが、落ち着いた深みのあるカラーなので、組み合わせるアイテムをシンプルにすると落ちつた紳士のスタイリングになります。
モヘヤ風カーディガンで大人カジュアル
おしゃれで優しい印象が与えられるモヘヤ風素材のビッグニットカーディガンで取り入れる「バーガンディ」カラー。
インナーとボトムスはブラックで揃えて大人っぽいカジュアルなスタイルになっています。
襟元と裾にグレー系のチェック柄をのぞかせているのがポイント。
重くなりすぎないように工夫していて、足元の白いスニーカーで抜け感がでています。
秋冬の休日やデートにもぴったりのコーデです。
アウトドアスタイルで
胸元と背中のロゴが印象的なアウトドアブランドのロングTシャツを「バーガンディ」カラーで取り入れたスタイルです。
トップスのビッグシルエットとホワイトのワイドパンツとの組み合わせで、リラックスした爽やかな印象に。
アウトドアはもちろん、街中でもおしゃれなコーデです。
足元にホワイト×ブラックのスニーカーを履くことでグッと締まった印象になります。
秋の行楽やキャンプなどのコーデとして参考にしたいスタイルです。
柄スーツと柄シャツで印象的に
「ブラック」のスーツと「バーガンディ」のシャツの組み合わせ。
使っているカラーは2色なのに対して、主張のある柄で印象的なスタイルに。
スーツもシャツも植物のような柄があしらわれていて、統一感があります。ジャケット、パンツ、靴まですべて同系のブラックで合わせているため引き締まった印象に。ジャケットの前面にのぞくバーガンディのシャツは、ブラックの模様が入っているため悪目立ちすることなく馴染んでいます。
「バーガンディ」をワイルドなスタイルに取り入れたい場合にはおすすめのコーデです。
ケーブルニットのストライプがポイント
グレーとベージュが基調のコーデに控えめな「バーガンディ」がお洒落好きな印象に。
Vネックのケーブルニットに首元、袖口、裾にストライプ柄で取り入れた「バーガンディ」は、ベージュのボトムスと足元のブラウン系の革靴に調和しています。
インナーのチェック柄のシャツやホワイト系のソックスなど、アイテムとして、スタイリングが難しそうに感じるものでも、このコーデでは、ごちゃ付いたイメージはなく、お洒落上手な男性のスタイルになっています。
まとめ
ここまで、「バーガンディ」と相性のよいカラーやおすすめのコーデ12選などを紹介しました。
お気に入りのスタイルは見つかりましたか?
初挑戦でも取り入れやすいスタイリングやおしゃれ上級者のスタイリングもありますので、ぜひ購入の参考にしてください。
秋冬カラー「バーガンディ」の取り入れ方のポイントを踏まえて、おしゃれを楽しんでください。