乗りたかったのは、キブンが乗るクルマ Vol.39
2019.06.27
CAR

「革靴ではなくサンダルです」365日、思いのまま乗れる三菱・アウトランダーPHEV

俺のクルマと、アイツのクルマ
男にとって車は名刺代わり。だから、いい車に乗っている人に男は憧れる。じゃあ“いい車”のいいって何だ? その実態を探るため「俺よりセンスいいよ、アイツ」という車好きを数珠つなぎに紹介してもらう企画。


■6人目■
フリープランナー 種市 暁さん(46歳)
フリープランナー 種市 暁さん(46歳) サーフィンを愛する海男サーフィンを愛する海男。長年ビームスに勤務した後、フリーランスプランナーとして独立。ブランドのコンサルティングやプロダクトのディレクションなどを手掛ける。オーシャンズにて「種カジのタネあし」を連載中。インスタグラム@taneichiakiraも要チェック。



■種市さんの愛車■
三菱・アウトランダーPHEV
i-MiEVで培ったEV技術とランサーエボリューションで鍛えた4WD技術、パジェロで築いたSUVのノウハウを結集したプラグインハイブリッドのSUV。リチウムイオンバッテリーに蓄えた電気は、満充電の状態なら一般家庭の約1日分の電力をまかなうことができる。



愛犬と一緒に、予定を組まずに出かけられる車を

雨が降ってないところを天気図で探したら青森だったから、愛車のアウトランダーPHEVに飛び乗って青森へ。「とりあえず向かってみようと。そういえば青森の知人にいつか来て下さいよとも言われていたな、って具合です(笑)」。

種さんアウトランダー
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この車が納車された直後にテストドライブを兼ねて友人と「とりあえず西へ」出かけたこともある。理由は「少しでも暖かい場所を目指して」。名古屋方面にまず向かい、伊勢まで足を伸ばして紀伊半島をぐるりと和歌山まで。そのまま岐阜へ上がって長野を抜けると、群馬から南下して…… という4泊5日の旅。

車は思いのままに走らせる

「例えばサーフィンってそうじゃないですか? お、今日はコンディションいいな、じゃあ行くか!っていう」。逆にいえば予定していた日や場所でも、波が悪ければ行きたくない。「だから宿を取っていくドライブって、あまりしないんですよ。宿を予約したら行かなくちゃいけないから」。

車中泊ができるポップアップテント付きの三菱・アウトランダーPHEVは、そんな種市さんにとって理想の車だった。

ポップアップ式のルーフテントがついたアウトランダーPHEV。リア部分が旅の荷物で埋まっても、大人がゆったり寝られるスペースを屋根の上に確保できる。
ポップアップ式のルーフテントがついたアウトランダーPHEV。リア部分が旅の荷物で埋まっても、大人がゆったり寝られるスペースを屋根の上に確保できる。

「愛知県にある三菱ディーラーが唯一作っていることを人づてに聞いたんです。ただ新車価格だとちょっと高いな〜と悩んでいたら、ベースのアウトランダー自体がマイナーチェンジすることに。それに合わせてポップアップ仕様の展示用サンプルも変わるので、それまでの展示用モデルをサンプル価格で購入できました」。

もちろん最新技術がたっぷり備わった国産車だから「輸入車だとどうしてもついて回る、途中で止まるかも、という不安感が一切ない」。なので青森や和歌山など、長距離でもふらっと行ってみよう、なんて気軽な行動ができるという。

もうひとつ、アウトランダーPHEVでなければならない理由があった。

「ウチのトウフ(愛犬のフレンチブルドッグ)は暑いのが苦手なんです。僕がサーフィンをしているときは車内にいるのでエアコンをかけっぱなしにしてあげたい。けれどそんなことができる車はないので、今までは連れて行ってあげられなかったんですが、PHEVのアウトランダーならエンジンをとめてもバッテリーだけでクーラーを長時間使えると聞いて」。

これもアウトランダーPHEVを選んだ理由のひとつだ。

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自分に合った車をサラッと、が格好いい

サーファーで車移動も多く、荷物もたくさん積む種市さん、周りには輸入車を選ぶ人が多いという。「最初、周りにアウトランダーに乗っているというと『えっ三菱ですか?』と意外そうな顔をされました」。

アウトランダーの前の乗っていたボルボ・V70。

これまでの車遍歴を伺うと、スズキ・ジムニーに始まり、クラシックミニ、トヨタ・iQ、ボルボ・V70、そしてアウトランダーPHEVが今の車で2台連続と、いわゆるヴィンテージや王道輸入車の名前が挙がらない。

「確かに古い車や輸入車も好きですよ。実際クラシックミニにも乗っていましたし」。確かにミニは古い車ですね……ってそういえば身長186cmの種市さんにミニ、小さすぎません? 「下町育ちですからね。実家のあたりは道が狭いんで、小さいほうがいいんですよ。それにデカい男はなぜか小さな車が好き(笑)」。大きな男がギュッと収まって下町の狭い道をキビキビ走る姿は、なるほど、確かにちょっとカワイくてシャレてるかも。「イメージはルパン三世です(笑)」。

振り返れば、「そのときどきで“自分に合った車”を探していたと思う」と種市さん。「やり過ぎるのが嫌なんです。王道の高級輸入車ももちろんいいですけど、今の僕にはちょっとギラギラしすぎちゃう」。

種市さんのドライブに欠かせない相棒トウフも、アウトランダーはお気に入りの様子。

車も「サラッといきたい」という。「先日、久しぶりにある先輩にお会いしたんですけど、少し錆びたシルバーのゲレンデに乗っていらっしゃったんですよ。なんでもない格好で、ちょっと近所に出かけるみたいに。60歳手前くらいの方です。でも聞くと、わざわざイギリスから取り寄せたモデルらしくて。そういう超マニアックな車をサラリと乗りこなしているその先輩がめちゃくちゃカッコ良くて。同時に、今の僕にはまだ無理だなーとも思いました」。

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車もファッションも、原則は「プラマイゼロ」

種市さんのところにはファッションだけでなく、車の相談もよくあるようだ。「レンジローバーから乗り替えを考えている夫婦から相談があって、彼らはもう一台、古いフォルクスワーゲン・ヴァナゴンを持っているし、旦那は身長が高くて大型犬が二匹。だったら『トヨタのランクル80のノーマルで白とかを、サンダルみたいに使ったら?』と勧めました」。

ルーフキャリアやポップアップテントも含め、基本的には乗り出しの状態のまま使っているという。「サンダルみたいに自然体で乗っていたいので」。

ファンションはバランスが大事。アイテムを足したり引いたりしてプラスマイナスゼロにすることで、その人のキャラクターが浮かび上がるのが理想のスタイルと種市さん。「例えばレンジローバーに乗るなら、格好はハイファッションではなく、何気ない服を着てユルく乗っているのが、僕にとっては車を“着こなして”見える」と。

「自分に合わせた足し算引き算のバランスが重要。そのスタイルがその人に馴染んでる、モノにしているというのがカッコいいと思います」。

自分に馴染んだ、例えば普段履きのサンダルのように車を着こなす。……うん、わかるんだけど、やっぱり難しいっす。

「僕だって難しいです(笑) でもそういう身の丈に合った、ちゃんとモノにしている格好良さを目指したいですよね」。種市さんのスタイルのあるカーライフの“タネ”は、どうやらここにあるようだ。

種市さんが“サンダル”として履きこなすアウトランダーPHEV。思い立ったらフラッとどこまでも行ける。愛犬のトウフといつも一緒にいられる。

最近は、『タネさんらしくて似合ってますね』と言われることも増えたという。「今の僕には、アウトランダーというバランスがちょうど合っているんだと思います」。

確かに、目の前の種市さんは、アウトランダーPHEVを履き慣れたサンダルのように、しっかり自分のモノにしていた。

鳥居健次郎=写真 籠島康弘=取材・文

# アウトランダーPHEV# 三菱# 種市暁# 車中泊
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