
冬の重衣料を脱ぎ捨て、心も体も軽やかに過ごしたい季節。とは言え、日々の気温差に鏡の前で立ち止まることも多いはず。そんな今こそ、洒落者たちの引き算&足し算が参考になる。
ベスト、Gジャン、あるいはあえてアウターを着ない選択。街角で見つけた3名のスタイルサンプルをお届けする。
【写真10点】「春のアウターに迷ったら参考にしたい3名」の詳細を写真でチェック① パタゴニアのベストを軸に、軽快な春のアーバンアウトドアを体現
ベスト、カットソー=ともにパタゴニア パンツ=マスターアンドコー スニーカー=ニューバランス 帽子=タコマフジレコード 眼鏡=ジンズ
▶︎田嶋さんのスナップをすべて見る田嶋康雄さん(47歳)春の端境期にぴったりな「パタゴニア」のベストを主役に抜擢。アウター選びが難しいこの時季、袖のないベストは体温調節がしやすく、かつレイヤードの妙を楽しめる絶好のアイテムだ。
インナーにも同ブランドのカットソーを合わせつつ、ボトムスには程よくゆとりのある細身パンツをセレクト。足元のニューバランスとともに、リラックスしたシルエットを構築した。アウトドアの機能性を都会的なセンスで街着に落とし込んだ、大人の余裕を感じさせるコーデ好例。


② 「リーバイス」のGジャン×軍パンで作る、王道にして鮮烈な春のアメカジ
Gジャン=リーバイス カットソー=ノーブランド パンツ=ユニクロ スニーカー=ナイキ サングラス=ゾフ バッグ=𠮷田カバン 腕時計=アップル
▶︎T.O.さんのスナップをすべて見るT.O.さん(64歳)「リーバイス」のGジャンにユニクロの白パンツを合わせた、クリーンで明るいアメカジスタイル。王道なスタイルだが、その実、随所に光る小物使いが都会的なムードを醸し出している。
足元にはナイキを据えてアクティブな軽快さをプラス。吉田カバンのバッグやアップルウォッチといった実用的かつ洗練されたガジェット&小物を添え、クラシックなアメカジを現代的なコーデへと見事にアップデートしている。


③ アウター要らずの春のレイヤード術
ニット=リパーパス デニム=古着 シューズ=オーベルシー 帽子、バッグ=ともにキャピタルカントリー 眼鏡=レスカルネティエ ストール=エムズブラック
▶︎近藤さんのスナップをすべて見る近藤大輔さん(55歳)年齢にふさわしい円熟味のあるスタイル。春の端境期でアウターに迷うなら、あえて羽織らずにニットを主役にするというのも一つの正解だ。
着用したのは「リパーパス」の上質なニット。鮮やかなストールでエレガントな首元を演出し、ボトムスには継ぎ接ぎデザインが目を引く古着のワイドデニムをセレクト。小物も含め、随所にこだわりを散りばめることで、アウターなしでも十分な奥行きと風格を感じさせる装いへと昇華している。


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春の装いにおいて、アウターは単なる防寒具ではなく「季節を繋ぐキーアイテム」だ。正解は一つではない。大切なのは、自分のライフスタイルに寄り添う一着を見つけること。彼らの着こなしをヒントに、春の街へ颯爽と繰り出そう。