
ジャパン・モビリティ・ショー2025で、ついに日産が新型エルグランドで反撃開始! と思ったら、家電メーカーのシャープと、日本初上陸の韓国・KIAというニューフェイスも参戦表明! ミニバン王国としての日本市場、この先が楽しみだ!
15年分以上のアップデートで“アルヴェル”を追撃開始!
15年以上ぶりの新型となる日産エルグランド。
現行型の日産エルグランドが登場したのは、今から15年以上も前のこと。その間にトヨタアルファードとヴェルファイア(俗称アルヴェル)は2度もモデルチェンジを果たしている。
これが今日のアルヴェル独走を許した理由のひとつだろうが、ようやく新型エルグランドが姿を現した。
全長や全幅は現行型から若干のサイズアップに留まったが、全高が1950mmとプラス160mmとなったことで、大きく見える。この体格、ライバルとほぼ同じだ。
展示車のボディカラーは、富士の黎明の一瞬を切り取り自然美を表現した「FUJI DAWN(フジドーン)」と、日本で古来より高貴さや格式の高さを象徴する色から着想したという「至極(シゴク)」の2トーン。
これまで走行性能を重視し、あえてライバルより低く構えていたのだが、15年もあれば「背が高くてもふらつかない、プレミアムミニバンに相応しい走りや乗り心地を実現できる」技術を開発できたということだ(それが「インテリジェントダイナミックサスペンション」)。
パワーユニットだってもちろん進化。エンジンで発電してモーターで走る同社独自のハイブリッド技術「e-POWER」はエルグランドとして初採用。また日産車として初めて第三世代を搭載する。もちろん4輪をモーターで駆動させて電子制御する「e-4ORCE」や、一定条件下でハンズフリー走行が可能な「プロパイロット2.0」も装備。
メーターディスプレイとセンターディスプレイが横に並んで統合されている。
2列目はオットマン&リクライニング機能付きシート。
単に「ライバルと同じ大きさになりました!」ではなく、従来のミニバンらしからぬボディカラーをはじめ、先進技術もフル搭載した日産の最上級プレミアムミニバン。発売は2026年夏以降となりそうだ。
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