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ディフェンダーと過ごすアクティブライフを疑似体験


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その車のオーナーやファンが集まるイベントは数多く開催されているが、「DESTINATION DEFENDER」はディフェンダーが持つ世界観を具現化したプログラムが充実した人気イベント。

本格的な4WD性能や広々としたキャビンに乗り心地など、車の実力が隅々まで堪能できる。


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まずは駐車場の風景から。数多の伝説を築いた歴代ディフェンダーが並ぶ様は壮観だ。その一台ごとに真のオフローダーに惚れ込んだ冒険家がいるという事実を目の前にすると、車は単なる移動手段を超えた、自己のライフスタイルを代弁してくれるものだと改めて実感する。



しかし、いくら冒険心を持ち合わせていても、その実力を味わうにはリスクが伴う。例えば林道を走行するにしてもコツを学ぶ必要があり、操作法を間違えば優れた性能も発揮できず宝の持ち腐れになってしまう。

その卓越した走行性能を引き出すテクニックをプロのインストラクターに学べるのも、「DESTINATION DEFENDER」に参加するメリットのひとつと言えるだろう。



例えば「ミニテラポッド+バンク」と呼ばれる試乗プログラムは、人工的に製作されたスロープやモーグル(いわゆる大型の凸凹)を、助手席のインストラクターにレクチャーを受けながら体験。

ディフェンダーには電子制御式エアーサスペンションが搭載され、路面状況に応じて車高が通常から最大で145mmもアップ可能。通常のコイルスプリング式では乗り越え不可能な段差も、まったく問題なく乗り越えられる走破力を体験することができる。



またオフローダーの実力は、急勾配を駆け上がる「登坂能力」で推し量ることができるものだが、その点でも卓越した性能を発揮。その高い能力を体験できる「ツインテラポッド」では、高さ5m、最大傾斜角43度の専用スロープを乗り越える実力を助手席で体験できる。

さすがに運転技量が必要なため、インストラクターの運転にはなるが、70年もの歴史が積み上げた真の4WD性能を体感できる試乗プログラムとなっている。

ここでは優れた4WD性能体験だけでなく、なぜディフェンダーがアプローチアングル37.6度、デパーチャーアングル40度を考慮したエクステリアデザインなのか、オフローダーに求められる資質を改めて教えてくれる。



そんなディフェンダーだが、何も常に凸凹の林道を走るわけではない。豊かな自然を味わうアウトドアやレジャーでの道中を、快適かつ安全に走行するオンロード性能も秀逸。最近、何かと注目されている「運転支援システム」も充実している。

高速道路走行を含む遠距離移動で役立つ「ドライバーアシスタンスモード」には、前方衝突警告やレーンアシスタンス、制限速度警告や通知をシームレスに統合。ボタンひとつで起動できる操作性も素晴らしい。

また全長5m超×全幅約2mのフルサイズボディは駐車しにくいと思われがちだが、ステアリング操作を自動制御する「パークアシスト機能」や、4台のカメラによって360度の視界をリアルタイムで表示する「3Dサラウンドカメラ」、死角にいる車両を検知し必要に応じてステアリング操作の補正までしてくれる「ブラインドスポットアシスト」も搭載。

最新ラグジュアリーSUVらしい装備の充実も、アドベンチャーを遂行するうえで欠かせないサポート機能と言える。
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