
人が車を選ぶように、乗り手に覚悟を求める車もある。それが、イギリスを拠点とするプレミアムSUVブランドの「DEFENDER(ディフェンダー)」だ。
快適性や豪華さだけなら数多の高級SUVがあるが、過酷な気象条件や路面状況で、少し大げさに言えば命を預けることができる車は数少ない。その中でもディフェンダーは優れた悪路走破性と高い信頼性で、数多くの冒険家から愛されてきた。
そのディフェンダーが持つスピリットに基づき、真の冒険者たちによって競う大会が「DEFENDER TROPHY(ディフェンダー トロフィー)」だ。世界各国で予選会が行われ、優勝者にはアフリカの野生生物の保護活動を行うTUSK(タスク)と連携し、壮大なミッションに参加する名誉が与えられる。
そんなアドベンチャー・コンペティションの日本代表を決める予選会の模様をレポート。大会を通じて、改めてディフェンダーが持つ魅力と、アドベンチャー・スピリットを考えてみたい。
「ディフェンダー トロフィー」とは?

冒険者に求められるドライビング技術に加え、知力・体力・精神力、さらにはチームワークに欠かせないコミュニケーションスキルを駆使して行われるアドベンチャー・コンペティション。世界70を超える国々で代表者を決める予選会が行われ、11月8~9日に日本代表予選が山梨県の富士ヶ嶺オフロードコースで開催された。なお2026年秋に、各国の代表者たちが集うグランドファイナルを開催予定である。
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