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2025.03.08

ファッション

こがけんが惚れ込んだニューバランスの3足とは?“スニーカー愛”誕生秘話も披露!



連載「業界人! スニーカーハンター」とは……

スタイリストの平健一さんと、アトモスのディレクターを務める小島奉文さん。実は同級生というこのおふたりがナビゲーターする人気企画が、「業界人!スニーカーハンター」である。

通算第12回目は、こがけんさんが今夢中になっているという、ニューバランスの3足について語り合う。大いに盛り上がり、話はいつしかニューバランスから脱線。
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こがけんさんの“スニーカーの目覚め”には、実はお母さまとお姉さまが関係していた、というエピソードまで明らかに。必読です。

【メンバープロフィール】
平 健一
スタイリスト。アウトドア系のスタイリングを得意とし、雑誌、ウェブ、広告からドラマの監修まで幅広い分野で活躍。グリップスワニーのアドバイザー、山形県「五色温泉オートキャンプ場」のアドバイザーも務めている。instagram @runrun1980
小島 奉文
アトモス シニアディレクター。日本のみならずアジア、アメリカ、ヨーロッパと、世界中のスニーカー事情に精通。言葉の端々に最新のスニーカー情報が含まれているのでご注意あれ。平さんとは文化服装学院時代の同級生でもある。instagram @koji198139 @koji198139
こがけん
福岡県久留米市出身。歌ネタ、ハリウッド映画のものまねなどを得意とする。ピン芸人であるが、おいでやす小田とのお笑いユニット「おいでやすこが」では、2020年にM-1グランプリ決勝に進出。映画好き、料理好きとしても知られている。X @kogakogaken

「1906L」なら、どんな服でもお洒落に見える



 さあ始まりました「業界人! スニーカーハンター」。通算第12回、こがけんさんを迎えての3回目になります。お恥ずかしながら僕らは衣装を変えずに収録を続けていますが……こがけんさんはちゃんと帽子を変えてくれて。

こがけん はい、わたくし意識が高いので。少しでも絵変わりしないといけないんじゃないかと。

 自分、スタイリストなのにお恥ずかしい限りです(汗)。

小島 我々も少し考えなきゃいけないね(汗)。さて、今回のお題は?

 ニューバランスが特にお好きだと伺ったので、こがけんさんのベスト3をお聞きしようかと。

こがけん はい。ニューバランス、大好きですね。

 断言して大丈夫ですか? ニューバランス以外の案件がこなくなっちゃうかも。

小島 (このYouTube動画は)ニューバランスジャパンさんも見ていますからね。

こがけん 脅迫してどうするんですか(笑)。いわゆるライフスタイルベストを選ぼうと思ったんですが、そのときどきでやっぱり変わってくるんですよね。

今回はグレー縛りで3つ持ってきました。これぞニューバランスらしいカラーだと思うので。まずはこちらから。この動画でも何度も登場している「1906L」です。



 素晴らしいですよね。

小島 僕も名作だと思います

こがけん はい。これはもう本当に完璧。100点満点だと思います。振り返れば、発売のウワサが立ってからかなり引っ張りましたよね。「まだ出ないのか!」と。

 最初にお目見えしたのは2024年の1月、ジュンヤ ワタナベ マンのショーでした。そこから発売まで半年、いや、10カ月近くかかったのかな。



こがけん そうなんですよ。ドーバー ストリート マーケットに「まだ出ないんですか?」って電話しちゃいましたから。

小島 (笑)

こがけん 発売日も全然わからなくて。ここ最近はそんなシューズはなかったじゃないですか。

とにかくこの見た目がいい。「やばくない?」っていう。完璧すぎて何も言えない。何だろう。大人気のランニングシューズ「1906」の、ローファータイプなんですけど……。

 本当に何も言えてないですね(笑)。



小島 今まさに、出るべくして出たシューズですよね。「時は来た」という感じ。

こがけん まさにそのとおり。この甲の、小さなNマークを見てください。いいですよね。僕がもしこのバリエーションをつけるとしたら、このNマークをメタルにします。ドカンと大きく配置しても、全然カッコいいと思うんですよ。 



小島 いくらでもやりようがありますよね。

こがけん ベースのフォルムは「1906」と同じなんですけど、ここ(履き口からヒールの部分)をカットすることによって、同じシルバー×グレーでも全然表情が変わってくるという。

いわゆる革靴のローファーとはまったく逆のデザインじゃないですか。ギラギラしていて、ローファーという靴が本来持っていなかった要素を持っている。



小島 (アッパーの素材が)オールレザーじゃない、というのも利いています。

こがけん そうです、そうです。あくまでスニーカーとしてのアプローチなんですよ。そして誰もが気になるのがサイズ感だと思うんですが、いつものサイズでいけますよね?

小島 いけます。大丈夫です。

こがけん すっぽ抜けたりする心配はありませんのでご安心を。この「1906L」には本当にシビれました。箱を開けた瞬間、「うわぁ……」ってめちゃくちゃ感動したんですよ。

白×黒も、ジュンヤ ワタナベ マンから出ましたよね。あれもいい。でもやっぱりシルバー×グレー、良くないですか?



 インラインというのがいいですよね。発売して即売り切れましたから、もう手に入らないと思いますよ。

小島 (生産数も)びっくりするくらい少なくて。

こがけん なるほど、もともとがそうなんですね。手に入って良かったなあ。

小島 カラバリも少なくて、2024年にシルバーと黒が出ただけで終わり。



こがけん 履いてるときの芸人の食い付きがいちばんいいのも、このシューズなんですよ。「これ何ですか!?」って。あとファッションに詳しい人は「買えたんですか!?」って驚きます。

(実際に履きながら)服がストリートでもモードでも、どちらでもいけるんですよ。もっと言えば、どんな服を着ても“いいハズし”になる。服を選ばず、人を選ばないという意味でも、「1906L」は100点満点です。
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