先祖由来のアメリカンなシンプルカクカクボディ
スカウト・モーターズが開発したピックアップトラック「スカウト・テラ」。
一方、最近フォルクスワーゲン傘下に収まった、アメリカの小さなメーカーが発表したのは、カクカクしたトラック「スカウト・テラ」とSUV「スカウト・トラベラー」の2本立て。しかも電気自動車だ。
この小さなメーカーの名は「Scout Motors(スカウト・モーターズ。以下スカウト)」。そう聞いて「あ、なるほどね」と思った人は相当の車ツウだ。
実はこのスカウトが発表した2台は、まるで同社が1961年から1980年にかけて販売していたトラック「スカウト」そっくりなのだ。
電気自動車のメリットを活かし、ボンネット下にはトランクが設けられている。
もちろん昔のトラックにモーターやバッテリーを載せて電気自動車化したわけではなく、フォルクスワーゲンがしっかり技術と手間をかけて、イチから開発したトラックとSUVになる。
直線基線のシンプルなインテリアは、往年のトラックをオマージュしたもの。
満充電での航続可能距離は350マイル(約563km)、発電用のエンジンを積めば500マイル(約805km)以上。
しかも空気抵抗が悪そうなこのカクカク具合なのに、停止状態から60マイル(約97km/h)に達するまで、わずか3.5秒という俊足ぶりだ。
ベッド(荷台)には電動工具などをサッと使えるようにコンセントが備えられる。
5/5