©さくまあきら ©Konami Digital Entertainment
連載「大人がハマる名作ゲーム」とは...... 最大で9連休となる今年の年末年始。長期休暇にみんなでワイワイ楽しめるゲームといえば、「桃鉄シリーズ」である。
なかでも世界を舞台に駆け回るタイトルが三人称・鉄塔さんのイチ押しだ!
【写真12点】「桃鉄ワールドで盛り上がる年末年始」を写真でチェック 案内人はこの方! 鉄塔(賽助)●1979年生まれ。作家、ゲーム配信者。ゲーム実況グループ「三人称」のメンバー「鉄塔」として活動する傍ら、「賽助」の名前で小説、エッセイを執筆。主な著書に『今日もぼっちです。』(ホーム社)。ゲーム実況動画などの配信を行うYouTubeチャンネル「SANNINSHOW」は登録者数62万人。送電鉄塔好きが高じて活動名になる。
年末から正月にかけて、家族や友人と集まってゆっくり過ごされる方も多かろうと思います。 今回はそんなときにおすすめのパーティーゲーム『桃太郎電鉄ワールド 〜地球は希望でまわってる!〜』を紹介します。
鉄塔さんの実践動画はこちら!
ゲームをざっくり解説
鉄道会社の運営をモチーフにしたすごろくゲーム。ランダムに決められた目的地へ一番乗りでゴールし、報奨金を元手に物件を買い、決められたターン終了時にいちばん多く資産を持っていた人が勝利する。目的地へのルートは無数にあるので、あの手この手でゴールを目指そう!
最大4人で盛り上がるすごろくゲーム「桃鉄」
この「桃太郎電鉄シリーズ」、なぜ桃太郎がモチーフなのかというところから説明します。
もともとは1987年にハドソンから発売されていた『桃太郎伝説』というゲームシリーズがあり、主人公の桃太郎が浦島太郎や金太郎といった昔話の登場人物たちと、手を取り合い鬼を退治するというRPGの派生作品であるからです。
そんな「桃太郎電鉄」は最大4人まで一緒に遊ぶことができるすごろくゲーム。プレイヤーはそれぞれ「社長」となり、サイコロを振って出た目の分だけ「電車」を動かします。
毎回ランダムに決定された駅が目的地で、縮尺こそ小さいものの、目的の駅やその道中には現実世界と同じ名前の鉄道駅が存在し、その土地周辺の名物を扱った物件が売られています。
通常の日本マップを駆け回る「桃太郎電鉄」もあるのですが、今回は桃鉄最新作である『桃鉄ワールド』の紹介なので、マップも日本を飛び出し世界地図に、普段の列車は飛行機に変更されています。
目的地に一番乗りでゴールした社長には報奨金が与えられ、各社長はそれらを元手に物件を購入。物件から得られる利益を資産として、決められたターンが経過したときに誰がいちばん多く資産を所持しているかで勝敗が決まります。
とにかくゴールすることで多額の資金を得られるわけですから、誰よりも早く目的駅にたどり着けるかどうかが勝負のカギとなります。ですが、次の目的地に最も近い人がいちばん早くたどり着ける......というわけではありません。
2/4