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2024.05.26

あそぶ

三人称・鉄塔がどハマりした“牧場系ゲーム”の魅力。世知辛い婚活、卒倒するほどの過労……



連載「大人がハマる名作ゲーム」とは……

世界中で記録的な大ヒットとなった「スターデューバレー」というゲームをご存知だろうか?

スローライフを楽しむ牧場ゲームだが、三人称・鉄塔はこれにどハマりして動画122本分を配信したという。今回はスターデューバレーの魅力を語ってもらおう。
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【写真12点】「牧場系ゲーム・スタデューバレーの魅力」を写真でチェック
案内人はこの方! 
鉄塔(賽助)●1979年生まれ。作家、ゲーム配信者。ゲーム実況グループ「三人称」のメンバー「鉄塔」として活動する傍ら、「賽助」の名前で小説、エッセイを執筆。主な著書に『今日もぼっちです。』(ホーム社)。ゲーム実況動画などの配信を行うYouTubeチャンネル「SANNINSHOW」は登録者数62万人。送電鉄塔好きが高じて活動名になる。

鉄塔(賽助)●1979年生まれ。作家、ゲーム配信者。ゲーム実況グループ「三人称」のメンバー「鉄塔」として活動する傍ら、「賽助」の名前で小説、エッセイを執筆。主な著書に『今日もぼっちです。』(ホーム社)。ゲーム実況動画などの配信を行うYouTubeチャンネル「SANNINSHOW」は登録者数62万人。送電鉄塔好きが高じて活動名になる。

都会から離れた場所で、緑に囲まれながらのんびり暮らすのは誰しも憧れを抱くものですが、ゲームにもそういった「スローライフ」を念頭に置いたタイトルが数多く存在します。

それらを農場ゲームと呼ぶこともありますが、『牧場物語』というタイトルがこのジャンルの草分け的存在であるため、その名を取って“牧場物語系”や“牧場系”なんて呼ぶのが、このジャンルを表すのに最も分かりやすい呼び方かもしれません。

今回はそんな“牧場系”の中でも、2016年に発売されて以降、全世界で3000万本の販売を達成し、ゲーム販売プラットフォームSTEAMにてユーザー評価が現在もなお「圧倒的に好評」である『Stardew Valley(スターデューバレー)』を紹介します。

僕はこのゲームの実況動画を投稿していますが、動画の本数にして122本にも上り、すべてを再生し終えるのに丸々2日間必要なほどこのゲームにハマりました。

三人称のプレイ動画はこちら!


ゲームをざっくり解説
カントリーライフ系シミュレーションRPG。主人公は脱サラし、片田舎・スターデューバレーに移住。畑を耕し、作物を育て、牛や鶏の世話をすることで得た農産物を出荷し資金を得て生計を立てていく。

個性的な町の住人達と交流して関係を深め、いずれは家庭を持つことも可能。町はずれにはダンジョンがあり、暗闇に潜むモンスターと戦闘になることも。誰と親睦を深めるか、どこで何をするかも自分次第なのが牧場系の特徴。
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脱サラし農業ライフに勤しむ主人公

大企業「joja」で忙しく働いていた主人公でしたが、都会を離れ、スターデューバレーにある祖父の農場を引き継ぐところから物語は始まります。



この農場はだいぶ荒れているので、木々や石ころを取り除き、草を刈るところから始めなければなりません。ただ、こういった牧場系のゲームには付きものですが、主人公には体力やスタミナの上限があり、初めのうちは斧を一度振るだけで大きくスタミナを使用してしまいます。

牧場の朝は6時から始まるのですが、考え無しに斧やら鍬やらを振っていると、6時50分ぐらいでスタミナが枯渇して何もできなくなってしまいます。実際、慣れない農作業はひどく疲れるものだとは思いますが、流石に早朝から何もできなくなると1日無駄にしてしまうので、計画性を持って行動する必要があります。


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また、深夜2時までに家に帰らないと眠気で倒れてしまうという点にも注意しなければなりません。町を隅々まで探索したり洞窟の奥まで冒険していると、時間はすぐに経過してしまいます。日付が変わっていることに気が付き、慌てて帰路を急ぐもむなしく、あと一歩、ドアノブに手が掛かった玄関の手前で倒れてしまうこともしばしば。

気絶して目が覚めると、自宅のベッドで寝かされています。

街の住人が運んでくれるのですが、タダではなく所持金の10%が取られています。

自宅の一歩手前なのだから大目に見てくれても……と思う気持ちと、財布の中身を確認されて勝手に支払われたという事実が合わさり、それなりにショックを受けてしまうので気を付けましょう。



スターデューバレーにある「ペリカンタウン」という町はさほど広くないですが、農作物の種を売っている商店や深夜まで営業している酒場、診療所や博物館など、施設はひと通り揃っていますし、たくさんの住人が暮らしています。

祖父の親友であった町長や、家の拡張を手伝ってくれる大工の女性など、主人公に親身になってくれる人もいれば、よそからやってきた新たな住人を歓迎しない雰囲気の町民もいて、反応はさまざまです。
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ゲームの中でも簡単ではない“婚活”



こういった牧場系で定番の要素である「結婚システム」はこのゲームにも導入されてます。住民の中には独身の異性が数人存在していて、彼らと会話をしたり、プレゼントを贈ったりと好感度を上げていけば、いずれは結婚できるようになるのです。



もちろん、簡単な道のりではありません。住民たちはそれぞれ個人的な問題を抱えているので、それに寄り添ってあげる必要が出てきます。
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僕は読書が好きで面倒見の良いペニーという女性に好意を抱いたのですが、どうやら彼女はダイヤモンドが好きだったようで、ひたすらにダイヤをかき集めては渡すという不健全な関係になってしまいました。

また、好きなものだけではなく苦手なもの、嫌いなものも存在していて、ペニーさんはビールやワインが苦手です。ちょっといいムードにでもならないかと下心丸出しでプレゼントをあげたら、ビックリするほど拒絶されます。



何が好きで何が嫌いかは手探りで見つけるしかないですが、プレゼントできるアイテムは数多あるため、根気が必要ですね。

恋人候補だけではなく、町には多種多様な性格の住人が存在し、アルコール依存症の男、トレーラーハウスに住む母娘、住居もなく町をさ迷い歩く男など、現代社会と同様に住民が抱えている悩みもたくさんありそうな予感。そんな彼らとも関係値を深めていけば、何かしらの解決策を提示できるのかもしれません。
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