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日本には同名の地名が多数存在している

電柱には市の名前が書いてあることも多いですが、果たしてその市が何県にあるのか、2分間で把握するのはなかなか至難の業。ましてや田舎の山道から始まった場合、文字を見つけるのもひと苦労です。

僕がプレイしたときは、必死に探し回った結果、「北広島」という文字を見つけたので、制限時間ギリギリに広島の北側を指定しました。精査はできていませんが、少しでも近づけば得点は多少なりとも高くなるので、致し方なくといったところです。

しかし、ふたを開けてみればそこは北海道の「北広島市」で、得点はかなり低くなってしまいました。



次にプレイしたときは、田舎の風景に風力発電のタービンが並んでいます。何となく九州の方なのかとあたりをつけていたのですが……、しばらく進んでいくと道路標識の青看板に「↑横浜」の文字。

(横浜の南側というと、これは鎌倉とか逗子の方なのか? そういわれればあの辺りに風力タービンがありそうだ!)



残り10秒を切ったところで、逗子のそばを指定。

結果は僕が指定した場所から643キロ離れた青森県の六ケ所村というところで、その北側には確かに「横浜町」という場所があったのです。

このように、日本のマップであっても決して楽なものではありません。ましてやこれが世界のマップであった場合、国の特定すらままならないケースが多いです。



世界の『ジオゲッサー』マスターの目利きがすごい

店の看板に書かれている文字が例えばキリル文字であったならば、ロシア辺りなのかもしれません。ヒンディー語であればインドの可能性が高いでしょうか。英語であった場合はアメリカなのかカナダなのかイギリスなのか、そのほかの情報が必要になります。

ただ、看板を見つけたとて、それがどこの国の都市なのかサッパリ分からないことが多いので、国をピタリと当てられたらかなりすごいことだと思います。



ただ、この『ジオゲッサー』をやりこんでいる人は、看板の文字以外にもいろいろな情報からどこに国であるかを特定するようです。

例えば車ですが、右側通行の国と左側通行の国とで分けられますが、左側通行は日本やイギリス、アジアやアフリカの一部など、採用している国が少ないので、かなり絞られるようです。

また、車のナンバープレートは国によって特殊な色や形状をしていることがあり、コロンビアは殆どの車が黄色のナンバープレートであり、オランダも同様に黄色いけれどかなり横長、イギリスは後ろだけが黄色いので、そこで見分けることができるようです。

果ては土の色の濃淡や、ストリートビューを撮影しているグーグルカーのサイドミラーやカメラの形といった僅かな部品で見分ける猛者もいるようです。


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