「STAY YOUNG総合研究所」とは……▶︎
すべての写真を見る 風呂上がりはタオルでササッと髪を拭くだけ……、そんなオーシャンズ世代は少なくないだろう。
だが、「生乾き」は髪や頭皮トラブルの一因になるという。やはりシャンプー後のドライヤーはマストなのか?
今回はそんなギモンの答えを明らかにしよう。
| 教えてくれたのは パナソニック くらしプライアンス社 ビューティ・パーソナルケア 事業部 巽 敦子さん ドライヤーのマーケティングを担当。商品開発から販売促進、広告やPRまで多岐にわたり携わる。毛髪診断士の資格も持つ、髪のスペシャリスト。 |
巽 敦子さんに教わる“ドライヤー”の極意
——シャンプー後にドライヤーを使わないのは髪に良くないのでしょうか? 巽さん(以下敬称略) 濡れたままの髪は、キューティクルが開いた状態になっています。キューティクルとは髪の毛の外側をウロコ状に覆っていて、髪の毛の水分などを守る大切なもの。この部分が開いたままだと、内側から水分が失われ、ダメージを受けやすい状態になってしまいます。
また、生乾きの湿った状態の頭皮は細菌が増殖しやすく、頭皮環境の悪化にもつながります。男性は特に、シャンプー後、タオルドライのみの方が多いかと思いますので、ドライヤーで正しく、素早く乾かすことが重要になります。
「パナソニック」のヘアードライヤー ナノケアEH-NC80。高浸透ナノイー(第2世代)によって水分がキューティクルの隙間に浸透し、髪にツヤとまとまりを生み出す。高性能モーターと速乾ノズルで速乾性能も従来機種の約1.5倍にパワーアップ。見た目もまさにハイエンドだ。8万4150円(編集部調べ)/パナソニック 0120-878-697
——髪と頭皮を守るうえでドライヤーは必要なんですね。できるだけ早く乾かしたいなら大風量のドライヤーがいいですか? 巽 もちろん、乾くスピードと風量には深い関わりがあります。ただ、メーカーによって風量の測定基準がバラバラのため、数値などで比較することが難しいのが現状です。ですので、風量を重視して選ぶなら、実際に手のひらなどに風を当てて、比較することをおすすめします。
なお、風量はモーターなどの基幹パーツの性能が決め手になります。例えば、パワフルな高回転モーターであれば、高圧、高速の風を届けてくれるので、ドライヤーの時間もストレスではないかもしれません。
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