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2024.10.24

からだ

「プロテイン=筋トレのため」はもう古い! バズーカ岡田に教わる基本のキ&おすすめ5選



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プロテインは筋トレをしている人だけの飲み物、なんて発想はもう古い。今や、健康や美容に気を使っている人の多くが毎日プロテインを飲んでいる。

ただ、正しい選び方や飲み方など、知らないことがいっぱい……。そこでプロテインを知り尽くしたバズーカ岡田先生にギモンをぶつけた。

記事の最後には、プロテインの正しい飲み方・選び方の解説動画と、岡田先生が実際にプロテインを飲み比べたレビュー動画があるので、そちらもチェック!

教えてくれたのは
バズーカ岡田先生
日本体育大学教授、博士(体育科学)。カラダ作りの究極の実践としてボディビル競技に挑戦し、新たな知見を収集し研究を重ねる。2023年WNBFボディビル世界選手権プロマスターズカテゴリー部門優勝。12年から21年までは柔道全日本男子チーム体力強化部門長として数々の偉業に貢献した。YouTube「新・バズーカ岡田チャンネル」などSNS合計40万人超、『除脂肪メソッド』(ベースボール・マガジン社刊)などの著書は累計100万部を突破する。

基本のキ!プロテイン5問5答

Q1. プロテインとは何か?
タンパク質のことです。タンパク質とはアミノ酸が結合した化合物で、筋肉や臓器などカラダを構成する主な栄養素。食事で摂取したタンパク質は消化されてペプチドやアミノ酸となり、カラダを作る材料になります。

カラダを作り変えるために不可欠な栄養素なので、老若男女問わず、スポーツをしていない人でも、十分に摂取する必要があります。そこで役立つのが、手軽にタンパク質を摂取できるプロテインなのです。

Q2. 一日にどれくらい摂ればいい?
体重70kgの人の場合、一日に約70gのタンパク質が必要とされていて、筋トレやスポーツをしている人だと115〜140gが目安です(体重1kg当たり1.62〜2g)。

食事だけでも摂取できますが、多忙な現代人が、食事のたびに肉や魚などタンパク質の料理を準備して食べるのは実際かなり難しい。プロテインを有効活用して、一日の摂取量をクリアしてください。

Q3. 摂取のベストタイミングは?
トレーニング後の30分間はなんと“筋肉のゴールデンタイム”と呼ばれるプロテイン摂取のベストタイミング。

ただ、「この時間帯を外したら意味がなくなる」「運動後にだけ摂取すればいい」というものではありません。むしろタンパク質は一度に大量に摂取すると、胃腸で消化しきれず、排出されてしまいます。

ですので、朝、昼、夜、トレーニング後というように細かく分けて摂取するほうが効率的。カラダは24時間作り変えられているので、その材料が不足しないよう、こまめに補給してあげるのが賢い摂り方です。

Q4. プロテインの種類は?
プロテインの種類は牛乳由来の「ホエイプロテイン」「カゼインプロテイン」、大豆由来の「ソイプロテイン」に大別できます。多くのホエイプロテインはチーズを作る過程で作られます。

ちなみに、ヨーグルトの上澄み(乳清)もホエイです。低カロリーで吸収が速く、飲みやすいのが特徴です。

牛乳のタンパク質の8割程度を占めるカゼインが使われたカゼインプロテインは吸収がゆっくりで、カルシウムの吸収を助けたり、血圧を下げたりする働きを持っています。

植物性タンパク質のソイは吸収がゆっくりで、満腹感が持続するといった特徴があります。オーシャンズ世代の男性には、吸収スピードが速く、筋肉の成長を助ける必須アミノ酸のロイシンが豊富なホエイプロテインをおすすめします。

Q5. ホエイプロテインの「WPC」「WPI」って何?
ホエイプロテインは製法によって、「WPC」「WPI」に分けられます。

「WPC(ホエイプロテインコンセントレート)」はホエイ(乳清)をろ過して濃縮したもの。タンパク質は70〜80%ほどで、ビタミンやミネラルなど栄養も含まれています。

一方の「WPIプロテイン(ホエイプロテインアイソレート)」は、「WPC」からさらにタンパク質の純度を高めるために処理したプロテインです。タンパク質含有量は85〜90%と高く、吸収スピードも速い。

また、乳糖をほとんど含んでいないため、乳糖不耐症やお腹が弱い方にも安心。

コスパ重視やほかの栄養素も摂りたい人なら「WPC」、何よりもタンパク質だけを純度高く摂りたい人なら「WPI」を選ぶといいでしょう。


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