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ほかもトヨタは、「キジャン・イノーバ」「アバンザ」「ヴェロズ」「カリヤ」というMPVを揃える。さらに「アルファード」「ヴェルファイア」「ヴォクシー」も販売するから、MPVだけで8モデルという驚異のワイドバリエーションだ。

ダイハツは「セニア」「シグラ」「テリオス」、ホンダは「BR-V N7X」「モビリオ」、三菱自動車は「エクスパンダー」、スズキは「エルティガ」「XL7」というMPVをそれぞれラインナップ。MPVの品揃えにも驚くが、日本ブランドでありながら日本で馴染みのない名前ばかりなのにも驚く。

ダイハツ「セニア」、サイズ感は日本の「シエンタ」や「フリード」に近い(筆者撮影)

ダイハツ「セニア」、サイズ感は日本の「シエンタ」や「フリード」に近い(筆者撮影)

スズキ「XL7」は昨年、タイでカー・オブ・ザ・イヤーを受賞している(筆者撮影)

スズキ「XL7」は昨年、タイでカー・オブ・ザ・イヤーを受賞している(筆者撮影)


さらに、SUVやコンパクトカーにも、日本にはないモデルがズラリ。トヨタは「ラッシュ」「フォーチュナー」というSUVにセダンの「ヴィオス」、ダイハツは「シリオン」「アイラ」というコンパクトカーをラインナップ。

ホンダは「ブリオ」「シティ」というコンパクトカーのほか、SUVの「WR-V」もあるが、このWR-Vは日本で販売されるものと中身が違うから少々ややこしい。

三菱自動車には「エクスフォース」「パジェロスポーツ」、スズキには「グランドビターラ」「エスプレッソ」というSUVがある。スズキは、かつて日本でも販売されたハッチバック車、「バレーノ」の2代目を販売中だ。

人気の「ジムニー」は、インド製の5ドアも販売されている。日系ブランドでありながらも、見たことも聞いたこともないクルマばかり。それがインドネシア市場なのだ。

今年のショーは「xEV」とMPVが目立った

次に、今回のインドネシア・モーターショーで発表された新型車をレポートしよう。日系ブランドでは次のようなクルマが登場した。

トヨタは、新型「GRヤリス」と「プリウス/プリウスPHEV」、ピックアップトラックの「ハイラックス・ランガ」の3モデル。

スズキ「XL7」は昨年、タイでカー・オブ・ザ・イヤーを受賞している(筆者撮影)

TOYOTA GAZOO Racingを押し出すトヨタのブース(筆者撮影)


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