●最適なエアコンは適応畳数の1.5倍 昭和・平成時代は、エアコンを買うなら実際の間取りより1.5倍の「適応畳数」を購入するのがよいとされていました。しかし最近は、機密性の高い住宅が増えてすきま風がなくなり、エアコンの「適応畳数」の評価方法が正確になったので、1.5倍にする必要はありません。
注意したいのは、LDKのドアの仕切りがなくて、そのまま廊下になっている間取りです。この場合は廊下も畳数に含めます。またリビングが吹き抜けになっている住宅も2階の吹き抜けには床があるものとして、畳数を加えてください。
→ウソ
エアコンの買い替え頻度のウソ・ホント
●エアコンは10年で買い替えたほうがいい? ファミリー世帯で一番稼働するエアコンは、リビングに設置されたエアコンです。最近のエアコンは壊れにくく、平均すると13年ほど寿命があります。ただ、10年を経過したらいつ壊れてもおかしくない状態なので、買い替えを検討しておいたほうがいいでしょう。
一方、寝室や子ども部屋などに設置する6~8畳以下のエアコンは、壊れるまで使ってもいいと筆者は考えています。いざとなればエアコンの効いたリビングで寝られますし、この畳数用のエアコンは種類も豊富で、売り切れることはあまりありません。
→半分ホント 子ども部屋のエアコンは壊れるまで使ってOK(写真:nma/PIXTA)
●古いエアコンは省エネにならない? 先に述べたようにエアコンの寿命は10年ほどで、実際には平均寿命13年といわれています。しかし、ごくまれに20年を超えても使えているエアコンがあります。
とはいえ、10年経過すると新製品の省エネ性能は大きく変わるため、20年モノの骨董品を使うのは、それだけで電気代の無駄遣いになりかねません。とくに14畳以上のリビング用のエアコンは、即買い替えるべきでしょう。
→ホント 5/5