圧倒的な大自然に囲まれたアラスカ、カナダから、海・都会・自然が調和した米ウエストコーストを経て、昨年末から今年3月まで、日本の面積の約5倍を誇るメキシコを旅しました。
アメリカとの国境を接する北部の都市・ノガレスから入国し、多種多様なサボテンが自生する乾燥地帯、メキシコ中央高原へと南下。大都市や活火山もある山岳地帯を経由して、熱帯のジャングルへ突入し、最後はユカタン半島をぐるり。
観光地もほぼ訪れた気がするほど、自転車で一日約80〜100km、小さな路地から4車線の道路まで走り回りました。
>> メキシコ地図 アメリカワニ(サンブラス)
メキシコと国境を接する米アリゾナ州のサワロ国立公園。サワロはサボテンの一種でアメリカ南西部からメキシコ北西部にかけて生息
目に飛び込んでくる風景は、街も自然もとてもカラフルで、走っているだけで楽しいと感じさせてくれるものでした。
古代文明が築かれたこの地に残る遺跡群と、スペインによる統治時代より流入してきたキリスト教の美しい教会やバロック様式の街並み──。二つの文化が融合しながらも、それぞれ色濃く残るこの国に、アラスカから下ってきた僕が様々なカルチャーショックを受けたことは言うまでもありません。
テオティワカン(=神々が集う場所)の太陽のピラミッド
メキシコのネオゴシック様式の建物の中でも傑作と言われ、ステンドグラスの美しさにも思わず心を奪われたTemplo Expiatorio del Santísimo Sacramento(グアダラハラ)
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