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2025.04.26

やっぱりトヨタは正しいのか!? いろいろ不透明な業界を跳ね飛ばす、格好良くて使える3台のEV

トヨタの新型BEV「C-HR+」。日本でも販売してほしい一台だ。

トヨタの新型BEV「C-HR+」。日本でも販売してほしい一台だ。


いかに世間が騒ごうが、黙って自分たちの仕事をする。そんな骨太な姿勢を感じさせるように、トヨタは3月に3台の電気自動車(BEV)を発表した。

誰もがBEV時代の到来を信じていた2021年12月に、当時の豊田章夫社長はガソリンや水素など多様な動力源が必要だと全方位戦略を発表。当時はさまざまの声も聞かれたが、今では「トヨタが正しかった」という意見が多い。

そして今度は3台のBEVを、ヨーロッパから始めて、随時世界展開していくという。果たして今度も正解か否か? 各車をそれぞれ確認していこう。

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C-HRとは別モノの、新型コンパクト電気自動車

トヨタ「C-HR+」。2代目C-HRよりもスッキリとした顔などデザインは異なるが、コンパクトなクーペ風SUVのフォルムは同じだ。

トヨタ「C-HR+」。2代目C-HRよりもスッキリとした顔などデザインは異なるが、コンパクトなクーペ風SUVのフォルムは同じだ。


まずは「C-HR+」だ。C-HR の名こそ付いているが、2024年にヨーロッパで販売が始まった2代目「C-HR」とはプラットフォーム(車の骨格)が異なるため、全長は2代目C-HRが4362mmに対し、C-HR+は4520mmと若干大きい。

後席ドアのハンドルがピラーに隠れているので、クーペに見える。

後席ドアのハンドルがピラーに隠れているので、クーペのように見える。


またデザインも、2代目C-HRと比べて顔がスッキリしているなど、兄弟というより従兄弟くらい違う。だから2代目C-HRとは別の車と考えたほうがいい。

57.7kWh仕様または77.0kWh仕様という容量の異なる2種類のバッテリーと、2WDと4WDがあり、航続距離は最大で600km。

サイズ感としては日本で販売されているBYDの「ATTO 3(アットスリー)」とほぼ同じだが、ATTO 3の470kmよりも長く走れることになる。

4WDモデルの0-100km/h加速は5.2秒となかなかの俊足。

4WDモデルの0-100km/h加速は5.2秒となかなかの俊足。


約4.5mのサイズ感で、日本人にウケそうなシャープなデザイン、そして足の長さ。ハイブリッドとPHEVという構成の2代目C-HRは日本にやって来そうにないけれど、C-HR+は価格次第では日本でも人気が出そううな予感!? 

センターコンソールには2台分のスマートフォン用ワイヤレスチャージャーが備わる。

センターコンソールには2台分のスマートフォン用ワイヤレスチャージャーが備わる。


今年後半にはヨーロッパの一部で販売が開始される予定なので、続報を待ちたい。
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