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逆に仲のよい夫婦というのは、特に意識をしなくても身体のリズムが自然に合っているものです。

週末に「買い物に行きたいんだけど車を出してくれる?」などと、妻の方から言ってくれる関係性であれば、会話が少なかったとしてもそれほど深刻に捉える必要はないと僕は思ってしまいます。

特に買い物は、食欲や物欲を満たすワクワクする行為です。妻が夫を疎ましいと感じている場合は、夫に声をかけずひとりで行ってしまうはずです。



買い物以外にも、「鉢植えを植え替えるから手を貸してくれる?」とか、「押入れを片付けたいから手伝って」など、ちょっとした共同作業を一緒にやろうとしてくれているのであれば、相手に拒否されているということはないでしょう。

「妻に使われている」とは決して思わず、誘いに喜んで応じましょう。

子どもが独立したあとも末永く仲良く暮らすためにも、こうした一つひとつの小さな時間の積み重ねを大切にして、夫婦の絆を深めていっていただきたいと思います。

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達 弥生=取材・文 アントレース=編集

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