Pixabay
痔は年齢と共に発症確率が上がるとされている。実際、30〜40代を超えてから痔に悩み出した人も多いのではないだろうか。
今回は、タレントとしても活躍する産婦人科医の丸田佳奈さんに、痔の原因や対策を教えていただいた。誰かに相談しづらいと感じている人は、ぜひ参考にしてほしい。
話を聞いたのはこの人!
丸田佳奈さん●産婦人科専門医の傍らタレントとして活動。ACLSプロバイダーやNCPRプロバイダーなどの資格を保有し、母体保護法指定医にも認定されている。現役医師として、コメンテーターとしても活躍の場を広げている。
そもそも「痔」ってどんな病気だっけ?
Unsplash
――そもそも「痔」とはどんな症状を指しますか? 痔は大きく分けて「いぼ痔」「切れ痔」「穴痔」の3つに分類されます。肛門の病気の60%ほどは「いぼ痔」で、「切れ痔」が15%、「穴痔」が10%くらい。なお、最も多いいぼ痔では、男女ともに20歳以下で発症するケースは稀です。
痔を発症すると、肛門からの出血や痛み、かゆみ、膿などが出ます。
――痔は性別によって発症のしやすさは変わるのでしょうか? 痔の種類によって発症のしやすさは異なります。例えば、「いぼ痔」は性別で発症率に大きな違いはありません。
ただし男性は女性に比べて「穴痔」を発症するケースが、2~5倍ほど多いといわれています。一方で、女性は「切れ痔」が男性に比べて1.5倍ほど多い傾向にあります。
2/4