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多くのご夫婦、あるいは職場仲間でも、関係が日常に流されてしまって、自分の方から相手に対してウェルカムな態度を示せなければ、人間関係は日を追うごとに希薄になっていきます。

この方のように、相手を思い計る気持ちはあるが、夫婦の会話がなくて不安ということでしたら、夫婦間のコミュニケーション上の役割を自分で決めるのはどうでしょう。

毎朝“自分から挨拶をする”というのもひとつの役割ですし、妻から「行ってらっしゃい」と言われる前に自分から「行ってきます」を言うだとか、ちょっとしたことでいいと思うんです。

自分なりのルールを決めてしまえば、それがきっかけとなって会話を増やすことにつながっていきます。

さらに、会話の機会を増やす手段としては、ペットを飼うのもよい方法です。家庭で生き物を育てることは子どもの情操教育にもよいですし、家族間のコミュニケーション促進にもひと役買ってくれます。



動物が苦手な場合は、夫婦で散歩に行くのもよいでしょう。「帰りにあの店でパンを買おう」「新しくできたカフェに寄ってみよう」などと、目的をプラスすると誘いやすく、お互いに楽しめます。

夫婦で同じ目的をもち、同じ方向に歩くことで、お互いの歩調や身体のリズムがだんだんと合ってきて、それだけで仲良しな気分になれます。

このように、お互いの身体のリズムを合わせてみることは、ひとつ屋根の下で暮らす夫婦にとって大切です。

夫婦でゲームに興じるのもおすすめです。シューティングゲームなども楽しめると思います。

同じ場面でドキドキしたり手に汗を握ったりすることで、お互いの身体のリズムが自然に同調します。

1日に10分でも20分でも、身体を使ったコミュニケーションを通じて相手とリズムを合わせることは、夫婦間で良好な関係を維持・増進させる有効な方法といえます。 


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